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インフルエンザ感染症

 

冬になり寒くなってくると流行りだす「インフルエンザ感染」

この感染症は、インフルエンザウイルスが口や鼻から体内に侵入しのどや気管支・肺で増殖することによって発症する疾患です

 

<感染経路>

インフルエンザに感染した患者さんの咳(せき)やくしゃみなどのしぶきに含まれるインフルエンザウイルスを吸い込むことによって感染します。

その後、約1~3日の潜伏期間を経てインフルエンザを発症します。

 

<症状>

通常の「風邪」と違いインフルエンザでは、38℃以上の発熱・頭痛・関節痛・筋肉痛・倦怠感等の全身症状比較的急速に現れるのが特徴です。

 

逆に風邪では、咳や鼻水などの局所症状が出て、その後に発熱が緩やかに上がってくるといったパターンが多いです。

 

全身症状:発熱倦怠感頭痛、関節痛

・局部症状:せき、のどの痛み鼻汁鼻づまり

 大まかな症状の違いとしては、

 インフルエンザ:全身症状>局部症状、38℃~40度の高熱

風邪:局部症状>全身症状、熱は37℃~38度くらい

 

※ただし、インフルエンザ感染であっても予防接種を受けている方は熱を伴わずに発症するケースもあります。

インフルエンザの方に接触した後、熱がなくとも関節痛や倦怠感が出た場合は感染している可能性もあるので、早めにご相談ください。

 

<診断>

外来ですぐに結果がわかる「迅速検査キット」で検査を行います。

咽頭の拭い液(綿棒で擦ります)や鼻汁を採取して10分程度で判定が出来ます。

 

※ただし発症直後(12時間以内)は、体内のウイルス量が少なくキットで反応が出ないケースもあります。

そういった場合には翌日再検査を行うこともあります。

 

<治療>

・原因治療

インフルエンザウイルスは抗ウイルス薬という特効薬(抗ウイルス薬:タミフルやイナビル)が存在します。

ただ、インフルエンザウイルスは増殖のスピードが速いためなるべく早く投与しないと効果が低いといわれています。(発症後48時間以内が理想です。)

ですので、症状がある際は早めに受診することが大切です。

※現在、タミフルに対しての薬剤耐性をもったインフルエンザウイルスが多く出現しており、治療効果が薄れてきております。

そのため当院では、耐性ウイルスの出現が少ない吸入型の抗ウイルス薬のイナビルを多く使用しております。

 

・対症療法

インフルエンザによる全身症状(発熱・関節痛・頭痛など)や局部症状(咳・喉の痛みなど)に対して症状を抑える治療を行います。

 

※発熱について

ウイルスを攻撃する白血球は体温が1度上がると働きが5-6倍になるとも言われており、言い換えると、発熱により感染と闘う免疫機能を高めることが出来ます。

そのため、むやみに熱を下げ過ぎると体の免疫力自体を抑えることにもなってしまいます。

当院ではインフルエンザの際に抗ウイルス薬と併用して、体を温めて免疫を高める漢方の併用を行い(もちろん保険適応のお薬です)、より早くインフルエンザを治せる治療を行っております。

ただ、インフルエンザによる高熱では、熱により体力を消耗してしまうため解熱剤を使用することもあります。

 

<学校・職場への復帰>

インフルエンザは発症前日から発症後3-7日程度はウイルスを排出している状態と言われています。

また、学校保健安全法という法律では「発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日(幼児にあっては、3日)を経過するまで」をインフルエンザによる出席停止期間としています(ただし、病状により医師が感染のおそれがないと認めたときは、この限りではありません)。

周囲への感染拡大を防ぐ意味では、この期間を目途に外出は控えておいた方がよいでしょう。

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<実際の治療例>

40代 男性 発熱・関節痛

 

【症状】

前日夜から、寒気と関節痛が出現。様子を見ていましたが、夜中に39.5℃の発熱があり、翌日朝に当院を受診されました。

 

【診察】

インフルエンザの流行期だったので、問診後すぐにインフルエンザの簡易検査を行い、A型インフルエンザと診断しました。

 

【治療】

発症後48時間以内でしたので、抗インフルエンザ薬のイナビルを処方しました。

また、体格がよく体力も十分にある男性で、熱と寒気はあるものの汗が出ていないとのことから、体を温めて免疫を高める麻黄湯をメインに処方しました。

 

<処方内容>

1.イナビル

吸入型の抗ウイルス薬です。耐性を持ったウイルスが少なく、1回の吸入で治療が終了するのも特徴です。

 

2.麻黄湯

体を温めて免疫を高める漢方です。葛根湯などと同様に熱の出はじめの状態に有効です。

飲むと体が温まり発汗を伴うことが多いので、水分をしっかりと採りながら様子を見て頂きました。

 

3.解熱剤

解熱剤は、39℃以上の発熱がありどうしてもつらい時だけ飲んで頂くようにしました。

 

【経過】

イナビルはすぐに病院で吸入して頂き、帰宅後に麻黄湯を飲んで頂きました。

当日かなり発汗があり熱は一旦37℃くらいまで低下し、午後から夕方にかけて38℃くらいまで上がりましたが再度麻黄湯を服用すると発汗後に37度台まで低下し、その後はあまり熱もあがらず、解熱剤も飲む機会はなかったそうでした。

翌朝には熱は37度台前半になっており、その日は熱は上がらず、翌々日には症状はほぼなくなり発熱も認めない状態となっていました。

4日後に再診してもらった時には、少しだるさはあるけど症状はほぼない状況でその次の日から仕事に復帰して頂きました。

 

早期に治療を開始できたので、発熱や関節痛などの初期症状も速やかに改善し、仕事復帰も比較的スムーズでした。早めに治療を始めることで、早めの改善・仕事復帰につながるので、寒気・関節痛・発熱などの症状を認めた時は早目の受診を心掛けてください。

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