3.治療は?
原因疾患によって治療が異なるため、原因に合わせて行っていきます。
例1)胃潰瘍
みぞおちの辺りの慢性的な痛みがあります。食後に増強するのも特徴の一つです。
出血を伴う場合は便が黒くなります。
エコーでもわかることが多く、最終的に胃カメラで確定診断します。
お薬の内服で改善することがほとんどです。
またピロリ菌が関わっていることが多く、再発予防のため除菌をおこないます。
例2)虫垂炎(いわゆる盲腸)
急激に発症する腹痛の一つです。最初に胃のあたりが痛み、右下腹に痛みが移動してくるような経過をたどることが多いです。
上記の経過と、触診で右下腹部に強い痛みのサインを認めると、虫垂炎を疑います。
エコーと血液検査で診断し、程度が軽ければ、抗生剤の点滴や内服で散らします。ただ、重症時には手術を考えます。(そのような場合には速やかに連携病院にご紹介させて頂きます。)
例3)尿管結石
いきなりおこる腹部の激痛が特徴の疾患です。痛みには波があり、落ち着いたり痛んだりを繰り返します。
診察で腰を叩くと鋭い痛みが走ることがこの疾患に特徴的です。
診察で尿管結石を疑ったら、検尿とエコーを行い診断します。
診断後は痛み止めと、尿管結石に効くウロカルンという特効薬を使います。
2.検査は?
3.治療は?