【実際の治療例】特にダイエットしていないのに体重が減る…その原因は大腸がんだった
「食事量は変わっていないのに体重が減る」
「最近少しやせた気がする」
そんな体重減少の裏に、思わぬ病気が隠れていることがあります。
今回は、特にダイエットをしていないのに体重減少が続いた30代男性で、検査の結果、大腸がんが見つかった実際の症例をご紹介します。
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同様の症状でお困りの方は是非ご相談ください。
症例:30代男性「体重が減っていて心配」
【症状】
「最近、食事量も変わらないのに体重が減ってきて病気じゃないかと不安」とのことで当院を受診されました。
家族にがんを患った方が多く、いわゆる「がん家系」であり、がんを心配されていました。
【診察】
診察では以下のような疾患を想定しました。
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消化器がん(胃がん・大腸がん・膵臓がんなど)
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甲状腺機能亢進症
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糖尿病
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吸収不良症候群
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慢性感染症(結核など)
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精神的ストレスによる体重減少
これらを鑑別するために、血液検査・腹部エコー・内視鏡検査(胃カメラ・大腸カメラ)を実施しました。
【検査】
血液検査・腹部エコー・胃カメラでは原因となる病変は認めませんでしたが、
大腸カメラにて、深部大腸に腫瘍を認め、生検にてがんと診断。
■実際の大腸カメラの画像■
大腸の最深部に出血を伴う腫瘍を認め(黄色部分)、生検にて大腸がんと診断しました
【治療】
すでに進行がんの状態であり、内視鏡治療は難しく、外科的な手術治療が可能な高次医療機関へ速やかに紹介。
同院で手術を受けられました。
術後診断はステージ3であり、術後に化学療法を受け、現在も再発なく過ごされています。
院長コメント
体重減少は「何となく痩せた」と軽視されがちですが、がんの初期サインであることも少なくありません。
特に30〜40代の若い方でも、近年は若年発症の大腸がんが増加しています【1】。
受診の目安
自覚症状が乏しくても、次のような場合は、消化器内科への受診をおすすめします。
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数週間〜1か月以上、原因不明の体重減少が続く
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食欲が落ちていないのに3kg以上減った
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貧血・血便・便秘や下痢の変化を伴う
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家族にがん歴がある
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疲れやすい・顔色が悪いといわれる
巣鴨駅前胃腸内科ではWEB予約・電話予約を受け付けております。上記の症状に当てはまる方は是非ご相談ください。
📞 お電話でのご予約:03-5940-3833
よくある質問(FAQ)
Q1. ダイエットしていないのに体重が減るのはなぜ?
A1. 代謝異常・ホルモン疾患・糖尿病・がんなどが原因のことがあります【2】。消化器の病気でも体重減少が起こります。
Q2. 体重減少で受けるべき検査は?
A2. 血液検査・腹部エコー・胃カメラ・大腸カメラが基本です。必要に応じてCTなどを追加します。
Q3. どのくらい痩せたら病気を疑うべき?
A3. 1〜2か月で体重の5%以上減少(例:60kg→57kg以下)は注意が必要です【3】。
Q4. 若い人でも大腸がんになりますか?
A4. はい。近年は30〜40代の若年発症例が増えています【1】。
Q5. 体重減少だけでがんの検査を受けてもいい?
A5. もちろんです。体重減少は立派な受診理由です。早期発見のきっかけになります。保険も適応されます。
Q6. 家族にがんが多い場合、どんな検査を受けるべき?
A6. 年1回の腹部エコー・内視鏡(胃カメラ・大腸カメラ)をおすすめします【4】。遺伝性腫瘍の可能性を考えることもあります。
Q7. 血液検査だけでがんはわかりますか?
A7. 一部の腫瘍マーカーで補助的に評価できますが、腫瘍マーカーはがんがある程度進行するまでは反応しないことが多く、数値が正常だから「がんではない」とは言えません。確定には内視鏡などの画像検査が必要です。
Q8. 痩せた後、食欲が戻っても安心していい?
A8. 体重が戻らない場合は再検査が必要です。症状が一時的でも油断は禁物です。
Q9. 体重減少と下痢・便秘の変化がある場合は?
A9. 大腸の病変が疑われます。大腸カメラを受けることをおすすめします。
Q10. 胃カメラと大腸カメラは同日にできますか?
A10. 当院では鎮静剤を併用し、同日での検査が可能です。眠っている間に安全に実施できます。
まとめ
体重減少の原因は、ストレスや生活習慣によるものから、がんなどの重大な疾患までさまざまです。
特にダイエットをしていないのに痩せる場合は、自己判断せず、一度医療機関で検査を受けることが大切です。
当院では、血液検査・腹部エコー・胃カメラ・大腸カメラを同日に実施できる体制を整えています。
気になる症状がある方は、どうぞご相談ください。
お電話でのご相談・ご予約は03-5940-3833
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医師紹介
神谷雄介(かみや ゆうすけ)院長
📍経歴
国立佐賀大学医学部卒業後、消化器内科・内視鏡内科の道を歩み始め、
消化器・胃腸疾患の患者さんが数多く集まる戸畑共立病院・板橋中央総合病院・平塚胃腸病院にて研鑽を積む。
胃もたれや便通異常といった一般的な症状から、炎症性腸疾患や消化器がん治療まで幅広く診療を行いながら、
内視鏡専門医として年間3000件弱の内視鏡検査、および早期がんの高度な内視鏡治療まで数千件の内視鏡治療を施行。
2016年4月に巣鴨駅前胃腸内科クリニックを開業。
内視鏡検査だけでなく、胃痛・腹痛・胸やけや下痢などの胃腸症状専門外来や、がんの予防・早期発見に力を入れている。
- 日本内科学会認定医
- 日本消化器病学会専門医
- 日本消化器内視鏡学会専門医
🩺 診療にあたっての想い
胃や大腸の病気は、早期発見・早期治療がとても重要です。
「気になるけれど、どこに相談したらよいかわからない」「検査は怖いし、つらそうで不安」
そんな方にも安心して診察や検査を頂けるうような診療を心がけております。お気軽にご相談ください。
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参考文献
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国立がん研究センター がん統計 2024
-
日本消化器病学会「体重減少の鑑別と対応」
-
WHO: Unintentional weight loss and clinical thresholds, 2023
-
NCCN Guidelines: Colorectal Cancer Screening, 2024
