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半年続く声がれ、耳鼻科で異常なし…原因は逆流性食道炎?|N-katsuサプリの治療例

[2026.05.06]

「声がかすれる」

「話していると声が出にくい」

「耳鼻科では異常なしと言われた」

声がれは、声帯の炎症やポリープ、声の使いすぎ、アレルギー、後鼻漏などの耳鼻科領域が原因で起こることがあります。

一方で、耳鼻科で大きな異常が見つからない場合、胃酸や胃内容物の逆流がのどを刺激しているケースもあります。

特に、胸やけや胃もたれがはっきりしない方でも、逆流がのど側に影響して、声がれ、咳払い、のどの違和感、痰がからむ感じとして現れることがあります【2】【4】。

今回は、半年ほど声がれが続き、耳鼻科では異常なしと言われた30代女性が、当院で胃カメラを受けた結果、軽度の逆流性食道炎を認め、N-katsuサプリでの治療により改善した症例を専門医の院長が分かりやすくご紹介します。

声がれでお困りの方がいらっしゃれば、このケースが受診のきっかけになれば幸いです。

💡本記事でお伝えしたいポイント

✅ 声がれは、耳鼻科的な病気だけでなく、逆流性食道炎が関係することがあります。

✅ 胃カメラで軽度の逆流所見でも、のどが敏感になっていると強い症状が出ることがあります。

✅ PPIだけで改善しない場合、胃酸だけでなく、のどの知覚過敏や粘膜刺激への対策も考える必要があります。

✅ 当院では、のどの違和感や声がれを繰り返す方に対して、治療の一つとしてN-katsuを併用することがあります。

✅ 声がれが長引く場合は、耳鼻科と消化器内科の両面から確認することが大切です。

巣鴨駅前胃腸内科ではWEB予約・電話予約を受け付けております。

同様の症状でお困りの方は是非ご相談ください。

WEB予約はこちら 03-5940-3833

※ご予約がない方でも受付時間内に受診して頂ければ診察可能です。

 

声がれが起こる主な原因

声がれは、声帯やのどの問題だけでなく、全身状態や生活習慣、胃酸逆流などでも起こります。

代表的には、次のような原因があります。

原因 内容
声の使いすぎ 長時間の会話、仕事での発声、歌唱など
風邪・急性喉頭炎 ウイルス感染後に声帯が炎症を起こす
声帯ポリープ・声帯結節 声帯にできものや結節ができる
アレルギー・後鼻漏 鼻水がのどに落ち、咳払いや違和感が続く
喫煙・乾燥・刺激物 のどの粘膜が刺激されやすくなる
逆流性食道炎・咽喉頭逆流 胃酸や胃内容物がのどを刺激する
神経・甲状腺などの病気 まれに声帯の動きに影響する病気がある

声がれが長引く場合、まずは耳鼻咽喉科で声帯を確認することが重要です。米国耳鼻咽喉科のガイドラインでも、声がれが改善しない場合には喉頭の評価が重要とされています【1】。

 

逆流性食道炎と咽喉頭逆流とは?

逆流性食道炎とは、胃酸や胃の内容物が食道へ逆流し、食道の粘膜に炎症を起こす病気です。

一般的には、胸やけ、酸っぱいものが上がる、げっぷ、みぞおちの不快感などがよく知られています。

しかし、逆流が食道だけでなく、のどの方まで影響すると、次のような症状が出ることがあります。

胃酸・胃内容物の逆流

食道の刺激

のど周辺の粘膜刺激

咳払い・のどの違和感・声がれ

このような状態は、咽喉頭逆流、LPR、のど側の逆流症状などと呼ばれることがあります。

咽喉頭逆流では、胸やけが目立たず、声がれ、咳払い、のどの違和感、慢性的な咳などが中心になることがあります【4】。

実際の治療例|30代女性「半年ほど続く声がれ」

症状

半年ほど前から風邪をひいているわけではないのに、声がかすれる状態が続き、耳鼻咽喉科を受診

耳鼻科では大きな異常は指摘されず、逆流性食道炎の可能性を考えられ、PPIと呼ばれる制酸剤が処方されました。

しかし、PPIを内服しても声がれは十分に改善せず、当院を受診されました。

 

診察・鑑別

声がれが続く場合、当院では、次のような点を確認します。

  • いつから声がれがあるか
  • 風邪や発熱のあとから始まったか
  • 声をよく使う仕事か
  • 胸やけ、げっぷ、酸っぱいものが上がる感じがあるか
  • のどの違和感、咳払い、痰がらみがあるか
  • 食後・就寝時・朝方に悪化するか
  • 喫煙歴があるか
  • 体重減少、血痰、飲み込みにくさがあるか
  • 耳鼻咽喉科で声帯の確認を受けているか

今回の患者さんはPPIで改善しないものの、耳鼻科での異常がないことから、逆流性食道炎の可能性もあり得るため実際に胃カメラを行い状態を確認しました。

 

当院で胃カメラを施行

当院では、胃カメラを行い、食道・胃・十二指腸の状態を確認しました。

その結果、胃と食道のつなぎ目に粘膜の白濁と肥厚を認め(矢印)、軽度の逆流性食道炎の所見を認めました。

強いびらんや潰瘍があるわけではありませんでしたが、症状の経過、耳鼻科で大きな異常がないこと、PPIで十分に改善しないことを踏まえ、単純な胃酸過多だけでなく、のどや食道の知覚過敏が関与している可能性を考えました。

軽度の逆流性食道炎でも声がれが起こる理由

胃カメラで「軽度」と言われると、患者さんとしては「それなら声がれの原因ではないのでは?」と思われるかもしれません。

しかし、症状の強さは、内視鏡で見える炎症の強さだけで決まるわけではありません。

軽度の逆流でも声がれが起こる背景には、次のような要素が関係します。

1. のどの粘膜は刺激に敏感

食道よりも、のどや声帯周辺の粘膜は刺激に敏感です。少量の逆流でも、のどに刺激が加わると、声がかすれる、咳払いが増える、痰がからむように感じることがあります。

2. 胃酸だけでなく、ペプシンや弱酸性逆流も関係する

PPIは胃酸を抑える薬ですが、すべての逆流そのものを止める薬ではありません。胃酸が弱くなっても、胃内容物の逆流、ペプシン、弱酸性逆流などがのどを刺激することがあります。

3. 知覚過敏があると、軽い刺激でも症状を強く感じる

逆流症状の中には、検査上は軽度でも、食道やのどの神経が敏感になり、少しの刺激で強い不快感として感じるタイプがあります。

 

治療

軽度の逆流所見でも症状が強く出る場合、胃酸を抑える治療だけでは不十分なことがあります。

この方では、のどの粘膜刺激や知覚過敏、症状の繰り返しを考慮し、当院で治療の一つとして使用しているN-katsuサプリを追加しました。

その後、約1か月ほどで声がれは改善しました。

また、以前から同じような症状をたびたび繰り返していたとのことだったため、再発予防も含めてN-katsuを継続しました。現在は、症状が安定して経過しています。

逆流性食道炎による声がれに対してのN-katsuの効果と役割

知覚過敏になっていると、わずかな酸の逆流による刺激が声がれになってしまい、PPIで胃酸の逆流の治療をしてもよくならない状態となってしまいます。

N-katsuサプリに配合されている成分は、粘膜の過敏性に対しての生薬粘膜を刺激から守る粘膜保護成分が入っており、当院では今回のように「軽度の炎症なのに症状が出る」「薬が効かない」といった方に使用しており、高い治療効果を上げています。

N-katsuの有効成分のまとめ

成分

要点

関連する症状

枳実

粘膜の過敏・つかえ/痰の詰まり、アレルギー性の症状に効果 

知覚過敏による声がれ・痰・痰

桔梗

去痰・抗炎症作用でのどの不快感をサポート 

炎症性の痰・痛み・声

花梨

粘膜のうるおいをもたらし、乾燥/引っかかり感を抑制

乾燥によるイガイガ・へばりつき

ウチワサボテン+オリーブ

食道や咽頭の粘膜保護で逆流による刺激を抑える 

逆流による声がれ・つまり・違和感・咳払い

赤紫蘇

耳鼻科系の抗炎症作用・アレルギー性鼻症状(後鼻漏など)を抑える

後鼻漏や耳鼻科系の炎症による症状

GABA+B6

ストレス反応/自律神経の高ぶりによる筋肉の収縮・過敏を整える

知覚過敏・ストレス・緊張による悪化

関連ページ

なぜN-katsuはのどの違和感・声がれ・痰がらみに効くのか?

N-katsuによるその他の治療例

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受診の目安

次のような場合は、早めに医療機関で相談してください。

  • 声がれが2〜4週間以上続く
  • 耳鼻科で異常なしと言われたが改善しない
  • PPIを飲んでも声がれが続く
  • のどの違和感、咳払い、痰がらみもある
  • 胸やけ、げっぷ、酸っぱいものが上がる感じがある
  • 食後や就寝時、朝方に症状が悪化する
  • 飲み込みにくい、食べ物がつかえる
  • 体重減少、血痰、黒色便、貧血がある
  • 喫煙歴があり声がれが続く
  • 症状を何度も繰り返している

声がれは、耳鼻咽喉科での評価が重要な症状です。

そのうえで、耳鼻科で異常がない、胃酸逆流が疑われる、PPIで改善しない場合は、消化器内科で胃カメラを含めて確認することが大切です。

院長コメント

声がれが続くと、患者さんは「のどの病気ではないか」と心配になります。もちろん、声帯や喉頭の病気を確認することはとても大切です。

一方で、耳鼻咽喉科で大きな異常が見つからない場合、消化器内科の立場からは、逆流性食道炎や咽喉頭逆流を考える必要があります。

今回の患者さんも、胃カメラでの所見は軽度でした。しかし、軽度だから症状が出ないというわけではありません。のどや食道が敏感になっている方では、少しの逆流刺激でも声がれや違和感として強く感じることがあります。

PPIだけで改善しない場合も、治療の方向性を見直すことで改善が期待できることがあります。

声がれが続く方は、耳鼻科と消化器内科の両面から原因を確認していくことをおすすめします。

 

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よくある質問

Q. 声がれは逆流性食道炎でも起こりますか?

A. はい、起こることがあります。逆流性食道炎では、胃酸や胃内容物が食道だけでなく、のど周辺を刺激することで、声がれ、咳払い、のどの違和感、痰がからむ感じが出ることがあります。胸やけがはっきりしない方でも、声がれが主な症状として現れることがあります。

 

Q. 耳鼻科で異常なしと言われても、胃酸逆流が原因のことはありますか?

A. あります。耳鼻科で声帯ポリープや腫瘍などの明らかな異常がない場合でも、胃酸逆流や咽喉頭逆流がのどを刺激していることがあります。症状が続く場合は、消化器内科で胃カメラを行い、食道や胃の状態を確認することが大切です。

 

Q. 軽度の逆流性食道炎でも声がれが出ることはありますか?

A. はい、あります。胃カメラで見える炎症が軽度でも、のどや食道が敏感になっていると、少量の逆流刺激で声がれやのどの違和感が出ることがあります。症状の強さは、内視鏡で見える炎症の強さだけでは決まりません。

 

Q. PPIを飲んでも声がれが改善しないのはなぜですか?

A. PPIは胃酸を抑える薬ですが、逆流そのものを完全に止める薬ではありません。また、胃酸以外の刺激や、のど・食道の知覚過敏が関係している場合、PPIだけでは十分に改善しないことがあります。症状が続く場合は、治療方針の見直しが必要です。

 

Q. 声がれ以外に、逆流で起こりやすいのどの症状はありますか?

A. 咳払い、のどの違和感、痰がからむ感じ、慢性的な咳、のどがつまる感じ、朝ののどの不快感などがみられることがあります。胸やけがない場合でも、これらの症状が逆流と関係していることがあります。

 

Q. 声がれがある場合、胃カメラは必要ですか?

A. すべての方に必要というわけではありません。ただし、耳鼻科で異常がない、逆流性食道炎が疑われる、PPIで改善しない、胸やけやげっぷを伴う、症状を繰り返す場合は、胃カメラで食道や胃の状態を確認する意義があります。

 

Q. N-katsuはどのような場合に使いますか?

A. 当院では、のどの違和感、声がれ、咳払いなどが続き、胃酸逆流やのどの知覚過敏が関係していると考えられる場合に、治療の一つとしてN-katsuを使用することがあります。症状や検査結果を確認したうえで、必要に応じて提案しています。

 

Q. N-katsuは予防として継続することがありますか?

A. はい、症状を繰り返す方では、改善後も再発予防を目的に継続することがあります。今回の症例でも、以前から声がれをたびたび繰り返していたため、改善後もN-katsuを継続し、安定して経過しました。

 

Q. 声がれで注意すべき症状はありますか?

A. 声がれが長引く、悪化している、血痰がある、飲み込みにくい、体重が減っている、首にしこりがある、喫煙歴がある場合は注意が必要です。まず耳鼻咽喉科で声帯や喉頭を確認し、必要に応じて消化器内科でも原因を調べましょう。

 

Q. 生活習慣で気をつけることはありますか?

A. 就寝前の食事、食べすぎ、脂っこい食事、アルコール、カフェイン、炭酸、食後すぐ横になる習慣は逆流を悪化させることがあります。声がれを繰り返す方は、薬だけでなく生活習慣の見直しも大切です。

まとめ

声がれは、耳鼻科的な病気だけでなく、逆流性食道炎や咽喉頭逆流が関係することがあります。

特に、耳鼻科で大きな異常がない、PPIを飲んでも改善しない、声がれを何度も繰り返す場合は、胃酸逆流だけでなく、のどや食道の知覚過敏も考える必要があります。

 ✔ 声がれは逆流性食道炎でも起こることがある

 ✔ 胸やけがなくても、のど症状として出ることがある

 ✔ 胃カメラで軽度でも、症状が強く出ることがある

 ✔ PPIだけで改善しない場合は、治療方針の見直しが必要

 ✔ N-katsuを併用することで、症状の改善や再発予防につながることがある

 ✔ 声がれが長引く場合は、耳鼻科と消化器内科の両面から確認することが大切

声がれが続く方へ

耳鼻科で異常がないと言われても、胃酸逆流やのどの知覚過敏が関係していることがあります。PPIで改善しない声がれ、繰り返すのど症状がある方は、胃カメラを含めて原因を確認しましょう。

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医師紹介

神谷雄介(かみや ゆうすけ)院長

📍経歴

国立佐賀大学医学部卒業後、消化器内科・内視鏡内科の道を歩み始め、

消化器・胃腸疾患の患者さんが数多く集まる戸畑共立病院・板橋中央総合病院・平塚胃腸病院にて研鑽を積む。

胃もたれや便通異常といった一般的な症状から、炎症性腸疾患や消化器がん治療まで幅広く診療を行いながら、

内視鏡専門医として年間3000件弱の内視鏡検査、および早期がんの高度な内視鏡治療まで数千件の内視鏡治療を施行。

2016年4月に巣鴨駅前胃腸内科クリニックを開業。

内視鏡検査だけでなく、胃痛・腹痛・胸やけや下痢などの胃腸症状専門外来や、がんの予防・早期発見に力を入れている。

  • 日本内科学会認定医
  • 日本消化器病学会専門医
  • 日本消化器内視鏡学会専門医

🩺 診療にあたっての想い

胃や大腸の病気は、早期発見・早期治療がとても重要です。

「気になるけれど、どこに相談したらよいかわからない」「検査は怖いし、つらそうで不安」

そんな方にも安心して診察や検査を頂けるような診療を心がけております。お気軽にご相談ください。

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巣鴨駅前胃腸内科クリニック

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文責:巣鴨駅前胃腸内科クリニック院長 神谷雄介

 (消化器学会・内視鏡学会専門医)

参考文献

  1. American Academy of Otolaryngology–Head and Neck Surgery. Clinical Practice Guideline: Hoarseness (Dysphonia) (Update). 2018. https://www.entnet.org/quality-practice/quality-products/clinical-practice-guidelines/hoarseness-dysphonia/
  2. Katz PO, Dunbar KB, Schnoll-Sussman FH, et al. ACG Clinical Guideline for the Diagnosis and Management of Gastroesophageal Reflux Disease. 2022. https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC8754510/
  3. Iwakiri K, Fujiwara Y, Manabe N, et al. Evidence-based clinical practice guidelines for gastroesophageal reflux disease 2021. J Gastroenterol. 2022. https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC8938399/
  4. Patel DA, Blanco M, Vaezi MF. Laryngopharyngeal Reflux and Functional Laryngeal Disorder. 2018. https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC6194652/
  5. Sawada A, Sifrim D, Fujiwara Y. Esophageal Reflux Hypersensitivity: A Comprehensive Review. 2023. https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC10651372/

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