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実際の治療例【うつ病治療中に続く食欲不振…胃薬+i-katsuサプリによる併用法で改善】

[2026.05.17]

「うつ病は安定しているのに、なぜか食欲が出ない…」

「抗うつ薬を飲み始めてから、胃もたれやお腹の張りが気になる」

このような症状で悩まれる方は少なくありません。

食欲不振は、うつ病そのものの影響で起こることもありますが、抗うつ薬や向精神薬などの副作用、胃腸の動きの低下、機能性ディスペプシア、甲状腺疾患、胃や腸の病気などが関係していることもあります【1】【2】【3】。

今回は、うつ病の治療中に食欲が出なくなった30代女性の実際の治療例をもとに、食欲不振の原因、検査、治療の考え方、当院で用いているオリジナルサプリi-katsu の活用例について、専門医の院長がわかりやすくご紹介します。

食欲不振でお困りの方がいらっしゃれば、このケースが受診のきっかけになれば幸いです。

 

💡本記事でお伝えしたいポイント

✅ うつ病治療中の食欲不振は、うつ病そのものだけでなく、薬の副作用や胃腸の動きの低下が関係することがあります。

✅ 食欲不振が続く場合は、胃や腸、肝臓・胆のう・膵臓、甲状腺などの病気が隠れていないか確認することが大切です。

✅ うつ病の薬は自己判断で中止せず、心療内科・精神科の主治医と相談しながら対応する必要があります。

✅ 検査で大きな異常がない場合でも、胃腸の動きを整える薬やi-katsuサプリで食欲が改善することがあります。

✅ 体重減少、黒い便、強い腹痛、嘔吐、貧血などを伴う場合は、早めの受診をおすすめします。

 

食欲不振・胃もたれでお悩みの方へ

食欲不振が続く場合、「うつ病のせい」と決めつけず、胃腸や内科的な病気が隠れていないか確認することが大切です。

当院では、胃カメラ、腹部エコー、血液検査などを組み合わせて、食欲不振の原因を丁寧に調べ、適切な薬やi-katsuサプリを用いた治療を行っております。

WEB予約はこちら 03-5940-3833

 

うつ病治療中に食欲が出ない主な原因

うつ病治療中に食欲が出ない場合、原因は1つとは限りません。

特に次のような原因を考えながら診察を進めます。

  • うつ病そのものによる食欲低下
  • 抗うつ薬・向精神薬などの副作用
  • 薬の影響による胃腸の動きの低下
  • 機能性ディスペプシア
  • 慢性胃炎・胃潰瘍・胃がんなどの胃の病気
  • 肝臓・胆のう・膵臓などの病気
  • 甲状腺機能異常などの内科的な病気
  • 便秘や腸管ガスの貯留

抗うつ薬では、吐き気、下痢、便秘、消化不良、腹痛、食欲低下などの消化器症状が報告されています【2】【3】。

そのため、うつ病治療中に食欲不振が続く場合は、精神的な要因だけでなく、薬の影響や胃腸の状態も合わせて確認することが大切です。

 

▶食欲不振が続く場合は、当院の食欲不振外来でも詳しく解説しています。

薬の副作用で胃腸の動きが低下するとは?

向精神薬や抗うつ薬の中には、胃や腸の動きに影響を与えるものがあります。

胃腸の動きが低下すると、食べ物が胃に長く残りやすくなったり、腸にガスがたまりやすくなったりします。

その結果、次のような症状につながることがあります。

  • 胃もたれ
  • お腹の張り
  • 少し食べただけで苦しい
  • 食べたい気持ちがわかない
  • 吐き気
  • 便秘

ただし、薬の影響が疑われる場合でも、自己判断で薬を中止することはおすすめできません。

うつ病の治療薬を急に中止すると、精神症状の悪化や離脱症状につながる可能性があります。薬の調整は、必ず心療内科・精神科の主治医と相談しながら行う必要があります【4】。

機能性ディスペプシアとの関係

胃カメラなどの検査で明らかな異常が見つからないにもかかわらず、胃もたれ、早期満腹感、みぞおちの痛み、胃の不快感などが続く状態を、機能性ディスペプシアといいます【1】。

機能性ディスペプシアでは、胃の動きの低下、胃がうまく広がらない状態、胃酸への過敏性、ストレス、自律神経の乱れなどが関係すると考えられています。

うつ病や不安、ストレスがある方では、胃腸の症状が出やすくなることもあります。

そのため、うつ病治療中の食欲不振では、薬の副作用だけでなく、機能性ディスペプシアのような胃腸の機能異常も考える必要があります。

▶胃もたれや食後の不快感が続く方は、機能性ディスペプシアに関する記事もご参照ください。

 

実際の治療例|30代女性 うつ病の治療中 食欲がわかない

【症状】

軽度のうつ病と診断され心療内科にて治療中の方。

うつ病自体は薬で安定しているものの、以前と比べて食欲がわかず量も食べれないとのことで来院されました。

【診察】

食欲不振はうつ病そのものでも起こりますが、この方はうつ病の状態は比較的安定していました。

そのため、次のような原因を考えながら診察を進めました。

  • うつ病治療薬の副作用
  • 胃腸の動きの低下
  • 機能性ディスペプシア
  • 慢性胃炎・胃潰瘍・胃がんなどの胃の病気
  • 肝臓・胆のう・膵臓の病気
  • 甲状腺機能異常
  • 便秘や腸管ガスの貯留

【検査】

食欲不振の背景に消化器疾患や内科的な病気が隠れていないか確認するため、以下の検査を行いました。

  • 血液検査
  • 甲状腺ホルモンの確認
  • 腹部レントゲン
  • 腹部エコー
  • 胃カメラ
  • ピロリ菌感染の確認

血液検査や甲状腺ホルモンに大きな異常はありませんでした。

腹部エコーでも、肝臓・胆のう・膵臓などに食欲不振の原因となる明らかな異常は認めませんでした。

胃カメラでも、胃がんや胃潰瘍などの明らかな異常はなく、ピロリ菌も陰性でした。

実際の胃カメラの写真|ピロリ菌も陰性で異常所見はありませんでした。

ただしレントゲンで胃や大腸にガスの貯留があり、薬による胃腸の動きの低下が疑われました。

 

【治療】

検査結果からは、病気というよりも向精神病薬の副作用による消化管運動の低下由来の食欲不振を考えました。

薬の副作用を考える場合、通常は原因薬を中止しますが、心療内科主治医の判断で薬の中止は難しかったため、以下の方法を選択しました。

1.胃運動機能改善薬

➡胃の蠕動を促進し、食欲の回復をサポート

2.当院オリジナルサプリ「i-katsu」

➡生薬のダイダイ・萊菔子(ライフクシ)が胃の動きを改善し、食欲増進を助けます。

 

【経過】

治療を開始すると徐々に食欲は出てきて、食べれる量も増えてきたとのことでした。

ご本人が「心療内科の薬もあるので出来れば薬はあまり飲みたくない」とのことで、胃薬は中止しi-katsuサプリのみ継続。

その後も食欲は安定しており、うつ病治療薬と併用しながら良好な経過をたどっています。

食欲不振に対してのi-katsuサプリの効果

ダイダイダイコンの種麦芽という生薬は、それぞれが単独で胃の動きを改善する作用をもち、さらに組み合わせることで強い相乗効果があり、食欲不振の改善に効果的です。

ダイダイ

漢方では橙皮や枳実という生薬になります。

胃が悪い場合の咳(せき)、胃弱者の嘔気、腹部膨満感の軽減、食欲がない場合の健胃(けんい)剤に用いられます。

ダイダイに含まれる有効成分とその働き

・リモネン:健胃・整腸作用があり、腹部に溜まったガスを排出させる働きがあるため、お腹の張りや痛みを和らげ食欲を改善させる効果が期待できます。

・フラボノイド類(ナリンギン等):肥満に関与する前駆脂肪細胞の分化促進効果を持つ他、抗アレルギー作用や免疫力を高めるとも言われています。

麦芽

消化酵素とビタミンB群を含有しているため、消化を助ける作用があると言われています。

また、グルタミン酸などのアミノ酸類を豊富に含んでいますので、消化器系の保護に役立つ可能性が高いと考えられています

麦芽の成分に含まれる有効成分とその働き

・グルタミン酸:アミノ酸の一種で、食物の消化を助けたり、粘膜を厚くし粘膜の防衛機能を高めたり、迷走神経を興奮させ消化管の運動を促進させることで食欲を増進させます。

その他、ピロリ菌の繁殖を抑える効果も報告されています

ダイコンの種

漢方では萊菔子(ライフクシ)という生薬になります。

萊菔子(ライフクシ)には消化促進作用があるとされ、胃弱による吐き気や胸焼け消化不良に効果的と言われています。

胃に入った食物をスムーズに腸管に送り込む作用があり食欲不振便秘にも効果が期待できます。

ダイコンの種に含まれる有効成分とその働き

イソチオシアネート:揮発性成分で、腸管を刺激し、蠕動運動を活発にすると考えられています

スルフォラファン:ピロリ菌に対する抗菌作用もあり、抗生物質の耐性を持ったピロリ菌にも殺菌効果がみられたの報告もあります。

 

このようにi-katsuは薬と違った作用で食欲不振に効いてくれるため、

  1. 薬が効きにくい方
  2. 薬をやめると症状がぶり返す方
  3. 薬を飲むのに抵抗がある方
  4. 薬で効果が不十分な方

に薬と合わせて飲んでいただいたり、薬の代替治療として使用しております。

また副作用が出にくいという点から、安全に長期服用ができるため症状改善後の予防治療にも積極的に用いております。

関連ページ
  • i-katsuによるその他の治療例は【▶こちら

 

食欲不振で受診を考えたいサイン

一時的な食欲低下であれば、疲れやストレス、生活リズムの乱れで起こることもあります。

しかし、次のような症状がある場合は、胃腸や内科的な病気が隠れている可能性があるため、早めの受診をおすすめします。

  • 体重が減ってきた
  • 2週間以上食欲不振が続いている
  • 食べる量が明らかに減っている
  • 黒い便が出る
  • 強い腹痛がある
  • 吐き気や嘔吐が続く
  • 貧血や強いだるさがある
  • 発熱が続く
  • 胃もたれやみぞおちの痛みが続く
  • 薬を飲み始めてから食欲が落ちた

 

院長コメント

食欲不振というと、ストレスや気分の問題と思われがちですが、実際には胃腸の動きの低下、薬の副作用、甲状腺疾患、消化器疾患など、さまざまな原因が関係します。

特に、うつ病治療中の方では、精神科・心療内科の治療を大切にしながら、胃腸の状態も合わせて診ていくことが重要です。

今回のように、うつ病の薬を中止できない場合でも、胃腸の動きを整える治療やi-katsuのような生薬由来サプリを取り入れることで、日常生活の質を取り戻すことが可能です。

一方で、食欲不振の背景に胃がん、胃潰瘍、膵臓や胆のうの病気、甲状腺疾患などが隠れていることもあります。

「うつ病のせいだろう」「薬の副作用だから仕方ない」と自己判断せず、食欲不振が続く場合は一度ご相談ください。

食欲不振が続く方へ

食欲不振が続く場合は、薬の副作用だけでなく、胃腸や内科的な病気が隠れていないか確認することが大切です。

当院では、胃カメラ・腹部エコー・血液検査などを組み合わせて、食欲不振の原因を丁寧に調べ、胃薬だけでなく、漢方やi-katsuを取り入れた食欲不振の治療を行っております。

お気軽にご相談ください。

お電話でのご相談・ご予約は03-5940-3833

i-katsuを試したい方は【▶公式販売サイトへ

よくある質問

Q. うつ病の薬で食欲が出なくなることはありますか?

A. はい、あります。抗うつ薬や向精神薬では、吐き気、胃もたれ、便秘、下痢、食欲低下などの消化器症状が出ることがあります。ただし、食欲不振の原因が薬だけとは限らないため、症状が続く場合は胃腸や内科的な病気が隠れていないか確認することが大切です。

 

Q. 食欲が出ない場合、うつ病の薬をやめてもいいですか?

A. 自己判断で中止しないでください。うつ病の薬を急にやめると、症状の悪化や離脱症状につながることがあります。薬の調整が必要かどうかは、心療内科・精神科の主治医と相談しながら判断する必要があります。

 

Q. 胃カメラで異常がなくても食欲不振は起こりますか?

A. はい、起こります。胃カメラで胃がんや胃潰瘍などの明らかな異常がなくても、胃の動きの低下や胃の知覚過敏、機能性ディスペプシア、薬の影響などによって食欲不振が続くことがあります。

 

Q. うつ病が落ち着いているのに食欲が戻らないのはなぜですか?

A. うつ病そのものの症状が落ち着いていても、薬の副作用、胃腸の動きの低下、便秘、胃もたれ、甲状腺疾患、消化器疾患などが関係していることがあります。食欲不振が続く場合は、精神面だけでなく身体面の確認も必要です。

 

Q. 食欲不振でどのような検査を受けますか?

A. 症状や経過によって異なりますが、血液検査、甲状腺ホルモン検査、腹部レントゲン、腹部エコー、胃カメラなどを検討します。体重減少や黒い便、貧血などがある場合は、より詳しい検査が必要になることがあります。

 

Q. 薬の副作用による食欲不振は治療できますか?

A. 原因となる薬の調整が必要な場合もありますが、うつ病治療薬は自己判断で中止できません。薬を継続しながら、胃腸の動きを整える薬や食事の工夫、i-katsuサプリなどを組み合わせて改善を目指すことがあります。

 

Q. 食欲不振と機能性ディスペプシアは関係ありますか?

A. 関係することがあります。機能性ディスペプシアでは、胃もたれ、早期満腹感、みぞおちの痛み、胃の不快感などが続き、食欲不振につながることがあります。胃カメラで大きな異常がなくても症状が続く場合は、この病気を考えることがあります。

 

Q. i-katsuは薬ですか?

A. i-katsuは薬品ではなくサプリメントになります。当院では、今回の食欲不振などの胃腸の症状に対して活用し、高い効果を得ています。ただし、食欲不振の原因が胃がんや胃潰瘍、膵臓・胆のうの病気などの場合もあるため、症状が続く場合はまず診察・検査を受けることが大切です。

 

Q. 食欲不振で早めに受診した方がよい症状はありますか?

A. 体重減少、黒い便、強い腹痛、吐き気や嘔吐、貧血、発熱、強いだるさ、2週間以上続く食欲不振がある場合は早めの受診をおすすめします。胃腸の病気や内科的な病気が隠れていることがあります。

 

Q. うつ病治療中でも胃カメラや腹部エコーは受けられますか?

A. 多くの場合、受けることができます。服用中の薬や体調によって注意点が変わることがあるため、受診時に現在飲んでいる薬をお知らせください。当院では、症状や不安に配慮しながら検査方法を相談しています。

まとめ

うつ病治療中に食欲が出ない場合、うつ病そのものだけでなく、薬の副作用、胃腸の動きの低下、機能性ディスペプシア、甲状腺疾患、消化器疾患などが関係していることがあります。

  • うつ病治療中の食欲不振は、薬の副作用や胃腸の動きの低下が関係することがあります。
  • 薬は自己判断で中止せず、心療内科・精神科の主治医と相談することが大切です。
  • 食欲不振が続く場合は、胃カメラ、腹部エコー、血液検査などで原因を確認します。
  • 検査で大きな異常がない場合でも、胃薬やi-katsuサプリの治療で改善することがあります。
  • 体重減少、黒い便、強い腹痛、嘔吐、貧血などがある場合は早めの受診が必要です。
うつ病治療中の食欲不振でお悩みの方へ

「うつ病は落ち着いているのに食欲が戻らない」「薬を飲み始めてから胃もたれが強い」「食べられる量が減ってきた」という方は、胃腸や内科的な原因が関係していることがあります。

症状が続く場合は、自己判断で様子を見すぎず、一度ご相談ください。

診察・検査のWEB予約はこちら

お電話でのご相談・ご予約は03-5940-3833

i-katsuを試したい方は【▶公式販売サイトへ

医師紹介

神谷雄介(かみや ゆうすけ)院長

📍経歴

国立佐賀大学医学部卒業後、消化器内科・内視鏡内科の道を歩み始め、

消化器・胃腸疾患の患者さんが数多く集まる戸畑共立病院・板橋中央総合病院・平塚胃腸病院にて研鑽を積む。

胃もたれや便通異常といった一般的な症状から、炎症性腸疾患や消化器がん治療まで幅広く診療を行いながら、

内視鏡専門医として年間3000件弱の内視鏡検査、および早期がんの高度な内視鏡治療まで数千件の内視鏡治療を施行。

2016年4月に巣鴨駅前胃腸内科クリニックを開業。

内視鏡検査だけでなく、胃痛・腹痛・胸やけや下痢などの胃腸症状専門外来や、がんの予防・早期発見に力を入れている。

  • 日本内科学会認定医
  • 日本消化器病学会専門医
  • 日本消化器内視鏡学会専門医

🩺 診療にあたっての想い

胃や大腸の病気は、早期発見・早期治療がとても重要です。

「気になるけれど、どこに相談したらよいかわからない」「検査は怖いし、つらそうで不安」

そんな方にも安心して診察や検査を頂けるうような診療を心がけております。お気軽にご相談ください。

アクセス

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所在地

170-0002
東京都豊島区巣鴨1丁目18-11  十一屋ビル4階

交通
巣鴨駅から徒歩2分、ローソン(1F)の4階  

巣鴨駅前胃腸内科クリニック

お電話での予約・お問い合わせ:03-5940-3833

文責:巣鴨駅前胃腸内科クリニック院長 神谷雄介 (消化器学会・内視鏡学会専門医)

 

関連ページ

参考文献

  1. 日本消化器病学会. 機能性消化管疾患診療ガイドライン2021―機能性ディスペプシア(FD). 南江堂, 2021.
  2. Oliva V, et al. Gastrointestinal side effects associated with antidepressant treatments in patients with major depressive disorder: A systematic review and network meta-analysis. Progress in Neuro-Psychopharmacology and Biological Psychiatry. 2021.
  3. Wen S, et al. Comparative gastrointestinal effects of antidepressants for patients with major depressive disorder: a network meta-analysis. 2025.
  4. National Institute for Health and Care Excellence. Depression in adults: treatment and management. NICE guideline NG222. 2022, last reviewed 2026.

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