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実際の治療例 “お腹が張って、すっきり便が出ず何度もトイレに行きたくなる”

[2024.12.17]

「便がすっきり出ない」「お腹が張って何度もトイレに行きたくなる」──

そんな症状を、過敏性腸症候群(IBS)だと思っていませんか?

実際医療機関でもそのような診断を受けることもありますが、

実は、このような便通異常の裏に大腸がんが隠れていることがあります。

今回は、当院を受診された患者さんの実際の症例をもとに、“IBSだと思っていたら大腸がんだった”ケースをご紹介します。

巣鴨駅前胃腸内科ではWEB予約・電話予約を受け付けております。同様の症状でお困りの方は是非ご相談ください。

WEB予約はこちら 03-5940-3833

実際の治療例|40代女性「お腹が張って、すっきり便が出ず何度もトイレに行きたくなる」

【症状】

数か月前からお腹が張るすっきり便が出ず何度もトイレに行きたくなる感覚があり、会社の産業医に相談したところ過敏性腸症候群ではないかと言われ、薬を出されましたが一向に改善なく、当院を受診されました

 

【診察】

お腹が張る・便がすっきりと出ない要因として、

  • 大腸の運動異常(過敏性腸症候群)

  • 腸管の炎症(大腸炎)

  • 腫瘍などによる腸の狭窄

などが考えられます【1】【2】。

症状が改善しないこともあり、大腸内視鏡(大腸カメラ)を行い病気があるかどうかを状態を確認することにしました。

 

【大腸内視鏡検査】

直腸を超えてすぐのS状結腸のに腫瘍を認め、生検にて大腸がんと診断しました。

※出血を伴う不整な隆起(黄色部分)を認め、進行直腸がんを疑い生検を行い、がんと診断しました

この大腸がんによって腸の管腔が狭まり、便の通り道が細くなることで一度に便がすっきりと出ない状態となっていました。

ガンによって大腸の内腔は狭窄して(矢印部分)、検査スコープは通過ができない状態でした。

 
【治療・経過】

大腸ガンは早期の状態であれば内視鏡で治療が可能ですが、進行がんの状態になると手術や抗がん剤治療が必要となります。

今回は残念ながら進行がんの状態であり、高次医療機関でCTなどで大腸がんのステージを評価して治療方針を決める必要があり、対応できる医療機関に紹介となりました。

紹介先の病院では遠隔転移はなく、stageⅢ-Aの診断で手術と抗がん剤治療となりました。

院長からのコメント

S状結腸や直腸に出来る大腸ガンは進行すると次第に大腸の内腔を圧迫するようになり、以下のような症状を引き起こします。

  • お腹が張る
  • 便がすっきりと出ない
  • 便が細くなる
  • 血便が混じる

これらは過敏性腸症候群の症状と似ているため、今回のように見逃されることも少なくありません【3】【4】。

しかし放置しておくと腸が詰まってしまい腸閉塞になったり、ガンの進行に伴い転移を来し命に関わることも出てきます。

大腸ガンによる便通異常は進行することはあっても、ガンを治療しない限りは自然治癒することはなく、

たとえ過敏性腸症候群と診断を受けていても、2週間以上便通異常が続いた場合は医療機関で検査を受けることが望ましいと考えます。

同様の症状でお困りの方は是非ご相談ください。

👉 WEB予約はこちらから

📞 お電話でのご予約:03-5940-3833

よくある質問(FAQ)

Q1. 便秘が続くと大腸がんになりますか?

A1. 便秘そのものが直接の原因ではありませんが、長期間の炎症や便の停滞がリスク因子になることがあります【3】。

Q2. 大腸がんは若い人にも起こりますか?

A2. はい。近年では40代以下の若年発症大腸がんも増えています【4】。

Q3. 便が細くなるのはなぜですか?

A3. 腸の内腔が腫瘍などで狭くなると、通過できる便が細くなります【2】。

Q4. 大腸カメラは痛いですか?

A5. 当院では鎮静剤を併用し、眠っている間に検査を行うため痛みはほとんどありません。

Q5. 検査はどれくらいで受けられますか?

A5. 巣鴨駅前胃腸内科では、最短で当日の大腸カメラも可能です。当日が検査できない場合でも、症状が強い方にはなるべく数日内に行えるような体制にしております。

まとめ

お腹の張りや便通異常の原因が「過敏性腸症候群」と思われがちですが、実際には大腸がんなどの器質的疾患が隠れていることがあります。

早期発見のためにも、次のような症状がある場合は迷わず検査を受けましょう。

✅ 便が細くなった
✅ 便に血が混じる
✅ お腹の張りや違和感が続く
✅ 便秘と下痢を繰り返す

お電話でのご相談・ご予約は03-5940-3833


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医師紹介

神谷雄介(かみや ゆうすけ)院長

📍経歴

国立佐賀大学医学部卒業後、消化器内科・内視鏡内科の道を歩み始め、

消化器・胃腸疾患の患者さんが数多く集まる戸畑共立病院・板橋中央総合病院・平塚胃腸病院にて研鑽を積む。

胃もたれや便通異常といった一般的な症状から、炎症性腸疾患や消化器がん治療まで幅広く診療を行いながら、

内視鏡専門医として年間3000件弱の内視鏡検査、および早期がんの高度な内視鏡治療まで数千件の内視鏡治療を施行。

2016年4月に巣鴨駅前胃腸内科クリニックを開業。

内視鏡検査だけでなく、胃痛・腹痛・胸やけや下痢などの胃腸症状専門外来や、がんの予防・早期発見に力を入れている。

  • 日本内科学会認定医
  • 日本消化器病学会専門医
  • 日本消化器内視鏡学会専門医

🩺 診療にあたっての想い

胃や大腸の病気は、早期発見・早期治療がとても重要です。

「気になるけれど、どこに相談したらよいかわからない」「検査は怖いし、つらそうで不安」

そんな方にも安心して診察や検査を頂けるうような診療を心がけております。お気軽にご相談ください。

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巣鴨駅前胃腸内科クリニック

JR巣鴨駅 南口より徒歩3分。詳しい道順はこちら

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参考文献

  1. 厚生労働省 e-ヘルスネット:「過敏性腸症候群(IBS)」

  2. 日本消化器病学会 ガイドライン「大腸癌診療ガイドライン 2022」

  3. 国立がん研究センター:「大腸がんの症状と診断」

  4. 日本消化器内視鏡学会:「大腸内視鏡検査の適応と重要性」

  5. Colon Cancer Screening Recommendations. Ann Intern Med, 2021.

文責:巣鴨駅前胃腸内科クリニック院長 神谷雄介

 (消化器学会・内視鏡学会専門医)

文責:神谷雄介院長(消化器内科・内視鏡専門医)

 
 

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