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実際の治療例 “大腸がん治療後の経過観察で見つかった大腸ポリープ”

[2024.02.21]

当院の患者さんの実際の治療経過です。

 

30代男性 大腸がんの治療後の経過観察 

 

【症状】

3年前に大腸がんの手術を受けており、術後は手術を受けた大学病院で大腸内視鏡による定期検査を受けていましたが、大腸がんの再発や新たなガン・ポリープはないとのことで、「今後の内視鏡による経過観察は近くのクリニックでもよい」と言われ当院に紹介となりました。

 

【診察】

前回の内視鏡から1年程経過したとのことで、さっそく当院にて大腸内視鏡検査を受けて頂くこととしました。

 

【内視鏡検査】

大腸内視鏡では、手術部分の再発は見止まませんでしたが、横行結腸部分に25㎜大の扁平なポリープを認めました(矢印部分)。

 
内視鏡でNBI拡大観察をすると、表面の構造と血管の形が崩れており早期ガンを疑う所見だったため、その場で切除しました。
 
 

【経過】

切除したポリープを顕微鏡検査(病理診断)で確認するとやはりガンの状態でした。

ただ幸いにも転移の心配のない早期ガンでしたので、内視鏡治療で治癒切除となりました。

 

大腸ガンはポリープから発生することがほとんどなのですが、鋸歯状腺腫というポリープから発生するタイプがあります。

このポリープは若年の方にも発生することがあり、しかも扁平で分かりにくく、多発するという嫌な特徴があります。

今回も前回の検査から1年で発生したものではなく、前回の検査時には気づかれず見落とされていたと考えられます。

このように高次医療機関でも見つけられないことがありますが、これは扁平で丈が低く色調も周囲と変わらないため周りと同化しやすい厚みがないため襞の間に隠れてしまう、などの理由があり、当院ではなるべくこのような見落としを減らすため、

  • 超高解像度の次世代内視鏡システム「EVIS-X1」の導入
  • Ultra HDの4Kモニターの導入
  • 襞をめくって観察するための特殊フードの使用

などの対策を行い、鋸歯状腺腫の発見率を上げるための工夫を行っております。

 

関連ページ:・当院の大腸内視鏡の工夫 ・次世代内視鏡システム「EVIS-X1」

 

 

文責:神谷雄介院長(消化器内科・内視鏡専門医)

 

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