実際の治療例 【2か月続く軟便…実は進行大腸がんだった症例】
「軟らかい便が続くだけで、まさか大腸がんとは思わなかった…」
便の形や硬さの変化は、単なる食生活やストレスのせいと考えてしまいがちです。
しかし、2週間以上便通異常が続く場合、消化器の重大な病気が隠れている可能性があります。
今回は、2か月間続く軟便を契機に当院を受診され進行大腸がんが見つかった実際の症例をご紹介します。
▶当院ではWEB予約・電話予約を受け付けております。同様の症状でお困りの方は是非ご相談ください。
症例|50代女性「軟らかい便が続いている」
【症状】
以前は形のある普通便が出ていましたが、2か月ほど前から軟便が続くようになり、「何か病気では…」と心配になり当院を受診されました
【診察】
便が軟らかくなる原因として、
- 大腸炎や小腸炎などの炎症
- 腫瘍などの出来物による大腸の内腔の狭窄
- 過敏性腸症候群に代表される大腸の蠕動運動の問題
- 腸管以外の膵臓・胆のうなどの消化器の病変
などが考えられます。
中でも頻度としては大腸疾患が多いため、まずは大腸内視鏡(大腸カメラ)を行い状態を確認することにしました。
【大腸内視鏡検査】
内視鏡を行うとS状結腸のに腫瘍を認め、生検にて大腸がんと診断しました。
大腸の内腔が大腸がんによって圧迫され、柔便でないと通過できない状態になっていたと考えられます、
出血を伴う不整な隆起(黄矢印部分)を認め、進行大腸がんを疑い生検を行い、がんと診断しました。
ガンによって大腸の内腔は狭窄して(青矢印部分)、便は柔らかな軟便でないと通過できない状態になっていました。
【治療・経過】
大腸ガンは早期の状態であれば内視鏡で治療が可能ですが、進行がんの状態になると手術や抗がん剤治療が必要となります。
今回は残念ながら進行がんで手術が必要な状態であり、対応できる医療機関に紹介となり、同院で治療を行い無事に根治となりました。
院長からのコメント
柔らかい便が続く原因としては前述のように
- 狭窄
- 蠕動異常
- 炎症
- 腸管以外の消化器の異常
などがあります。
特に大腸がんは放置しておくと腸が詰まってしまい腸閉塞になったり、ガンの進行に伴い転移を来し命に関わることも出てきます。
大腸がんによる便通異常は進行することはあってもがん治療しない限りは自然治癒することはなく、2週間以上便通異常が続いた場合は医療機関で検査を受けることが望ましいと考えます。
お電話でのご相談・ご予約は03-5940-3833
大腸がんとポリープの関係について
大腸ガン自体はほとんどがポリープから発生します
ポリープが出来て大きくなってガン化し、まず早期ガンとなり、そこから進行ガンになっていきます。
今回のような閉塞をきたす進行がんになるまではポリープの状態から5年以上はかかると思われますが、ポリープの状態や早期ガンの段階では症状が出ることはほぼなく、進行がんになりある程度成長して便通異常などの症状が出てきます。
ただその段階になると内視鏡治療は困難で、手術・抗がん剤治療を行ったり、また転移をきたした場合は根治治療が難しく命にかかわることもあります。
もともとはポリープから発生するため、ポリープの段階で発見し切除することが大腸がんの予防に直結するので、
自覚症状がなくとも定期的に大腸内視鏡を受け、大腸がんの予防・早期発見を行っていくことが重要です。
📅 「軟便が続いており心配」「以前の検査から時間が経っている」そんな方はぜひ一度ご相談ください。
→ 大腸カメラ予約はこちら
→ まずは診察予約
医師紹介
神谷雄介(かみや ゆうすけ)院長
📍経歴
国立佐賀大学医学部卒業後、消化器内科・内視鏡内科の道を歩み始め、消化器・胃腸疾患の患者さんが数多く集まる戸畑共立病院・板橋中央総合病院・平塚胃腸病院にて研鑽を積む。
胃もたれや下痢といった一般的な症状から炎症性腸疾患や消化器がん治療まで幅広く診療を行いながら、内視鏡専門医として年間3000件弱の内視鏡検査、および早期がんの高度な内視鏡治療まで数千件の内視鏡治療を施行。
2016年4月に巣鴨駅前胃腸内科クリニックを開業。
内視鏡検査だけでなく、胃痛・腹痛・胸やけや便秘などの胃腸症状専門外来や、がんの予防・早期発見に力を入れ、診療を行っている。
- 日本内科学会認定医
- 日本消化器病学会専門医
- 日本消化器内視鏡学会専門医
🩺 診療にあたっての想い
胃や大腸の病気は、早期発見・早期治療がとても重要です。
「気になるけれど、どこに相談したらよいかわからない」「検査は怖いし、つらそうで不安」
そんな方にも安心して診察や検査を頂けるうような診療を心がけております。お気軽にご相談ください。
アクセス
所在地
〒170-0002
東京都豊島区巣鴨1丁目18-11 十一屋ビル4階
交通
巣鴨駅から徒歩2分、ローソン(1F)の4階巣鴨駅前胃腸内科クリニック
お電話での予約・お問い合わせ:03-5940-3833
文責:巣鴨駅前胃腸内科クリニック院長 神谷雄介
(消化器学会・内視鏡学会専門医)
お電話でのご相談・ご予約は03-5940-3833
関連ページ
・大腸がん
・血便外来
