ダイエットしてないのに体重が減る…その背景に潜む原因と受診のタイミングを消化器専門医が解説
「知らないうちに体重が減っている…」
そのような相談が巣鴨駅前胃腸内科クリニックでも増えています。
体重は健康状態を映し出す重要なバロメーターであり、
“食事量は変わらないのに体重が落ちる”場合は、身体の内部で何らかの変化が起きている可能性があります。
この記事では、体重減少の仕組み・考えられる疾患・受診のタイミングについて解説します。
体重減少でお困りの方がいらっしゃれば、今回の内容が受診のきっかけになれば幸いです。
※ご予約がない方でも受付時間内に受診して頂ければ診察可能です。
体重減少のメカニズム
医学的には、特に減量などをしていないにもかかわらず「半年で体重の5%以上の減少」が注意すべき体重減少とされています【1】。
もちろん、短期間(1〜2か月)での減少でも、原因精査が必要です。
体重が落ちる理由は大きく4つに分類できます。
食事量の減少と体重減少
胃の痛み・胸焼け・お腹の張りなどがあると、無意識のうちに食べる量が減ります。
考えられる疾患:
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胃炎・胃潰瘍
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ピロリ菌感染
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逆流性食道炎
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機能性ディスペプシア
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胃がん など
栄養吸収不良と体重減少
腸の炎症や消化不良により、食べても吸収できず痩せてしまいます。
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潰瘍性大腸炎
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クローン病
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慢性膵炎
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セリアック病
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膵機能低下
エネルギー消費量の増加と体重減少
代謝が上がる病気では、食べても体重が落ちていきます。
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甲状腺機能亢進症
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糖尿病
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がん
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慢性の感染症
炎症と体重減少
がんや感染症が体内で炎症を起こし、筋肉量が落ちて体重減少につながります。
体重減少が続くときに行う検査
巣鴨駅前胃腸内科クリニックでは、以下を組み合わせて原因を調べます。
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血液検査(炎症、甲状腺、血糖、貧血、腫瘍マーカーなど)
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腹部エコー(肝臓・胆のう・すい臓のチェック)
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胃カメラ
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大腸カメラ
複数の臓器を一度に評価できるため、消化器内科での精査が最も効率的と言われています。
受診の目安
次のような場合は早めの受診をおすすめします。
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半年以内で 3〜5%以上 の体重減少
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食欲はあるのに痩せていく
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食後の痛み・胃もたれ・胸焼けが続く
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下痢が長く続く
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お腹が張る・便通が変わった
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30歳以上で原因不明の体重減少がある
体重減少の治療例
50代男性「3か月で5㎏体重が落ちた」
【症状】
家族から最近痩せたと言われ、体重を測ってみたところ3か月前と比べて5㎏程体重が減っていたとのことで来院。
【診察・検査】
特に食事制限やダイエットはしていないにも関わらず64㎏から59㎏程まで体重が減少しており、さらに食欲も低下気味とのことであり、
まずはすぐに、腹部エコー検査を行いました。
腹部エコーで膵臓に40㎜大の腫瘍と膵管の拡張を認め膵臓癌を強く疑いました。
■実際のエコーの画像■
黄色矢印部分に囲まれた黒い円形部が膵臓の腫瘍です。赤矢印に挟まれた黒い棒状の部分が腫瘍により圧迫され拡張した膵管です。
【治療】
確定診断のため造影CTなどの検査が必要なため高次医療機関に紹介とし、同院にてstageⅢの膵ガンの診断となり、抗がん剤治療を行い腫瘍を縮小させた後に手術を行う方針となりました。
30代男性「体重が減っていて心配」
【症状】
「最近、食事量も変わらないのに体重が減ってきて病気じゃないかと不安」とのことで当院を受診。
家族にがんを患った方が多く、いわゆる「がん家系」であり、がんを心配されていました。
【診察・検査】
血液検査・腹部エコー・内視鏡検査(胃カメラ・大腸カメラ)を実施。
血液検査・腹部エコー・胃カメラでは原因となる病変は認めませんでしたが、
大腸カメラにて、深部大腸に腫瘍を認め、生検にてがんと診断。
■実際の大腸カメラの画像■
大腸の最深部に出血を伴う腫瘍を認め(黄色部分)、生検にて大腸がんと診断しました
【治療】
すでに進行がんの状態であり、内視鏡治療は難しく、外科的な手術治療が可能な高次医療機関へ速やかに紹介。
同院で手術を受け、術後診断はステージ3であり、術後に化学療法を受け、現在も再発なく過ごされています。
当院院長からのメッセージ
体重減少は、「忙しかっただけだろう」と見過ごされがちですが、その背景に病気が隠れていることも少なくありません。
体重減少が気になる方は、お気軽にご相談ください。当日中に血液検査・腹部エコー(午前のみ)まで対応可能です。
お電話でのご相談・ご予約は03-5940-3833
よくある質問
Q1. 少しだけ痩せた場合でも受診したほうがいいですか?
A. 短期間での体重変化は見逃さない方が安全です。気になる場合は一度診察をおすすめします。
Q2. 食事量は変わらないのに体重が落ちるのは?
A. 代謝が上がる病気や消化器の病気でみられることがあります。
Q3. ストレスで痩せることはありますか?
A. 自律神経が乱れると胃の働きが落ち、自然と食事量が減るため起こりえます。
Q4. がんでも体重は減りますか?
A. はい。特に胃がん・大腸がん・膵がんでは体重減少が初期症状となることがあります。
Q5. 何科に行けばいいですか?
A. 胃や腸の疾患が原因であるケースが多く、消化器内科が最適です。
まとめ
意図していない体重減少は、身体が発している大切なサインのひとつです。
食欲の低下だけでなく、胃腸の病気・代謝異常・炎症・がんなど多くの疾患で体重が落ちることがあります。
特に次のような場合は注意が必要です。
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数週間〜数か月のあいだに明らかな体重減少がある
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食事量は変わっていないのに痩せ続ける
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胃もたれ・胸焼け・腹痛・便通異常などの症状を伴う
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30歳以上で原因不明の体重減少が出てきた
こうしたケースでは、早めに消化器内科で原因を調べることがとても重要です。
巣鴨駅前胃腸内科クリニックでは、血液検査・腹部エコー・胃カメラ・大腸カメラまで一貫して評価できるため、体重減少の原因を効率よく調べることができます。
お困りの方・ご不安な方は是非ご相談ください。
📞 お電話でのご予約:03-5940-3833
※ご予約がない方でも受付時間内に受診して頂ければ診察可能です。
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医師紹介
神谷雄介(かみや ゆうすけ)院長
📍経歴
国立佐賀大学医学部卒業後、消化器内科・内視鏡内科の道を歩み始め、
消化器・胃腸疾患の患者さんが数多く集まる戸畑共立病院・板橋中央総合病院・平塚胃腸病院にて研鑽を積む。
胃もたれや便通異常といった一般的な症状から、炎症性腸疾患や消化器がん治療まで幅広く診療を行いながら、
内視鏡専門医として年間3000件弱の内視鏡検査、および早期がんの高度な内視鏡治療まで数千件の内視鏡治療を施行。
2016年4月に巣鴨駅前胃腸内科クリニックを開業。
内視鏡検査だけでなく、胃痛・腹痛・胸やけや下痢などの胃腸症状専門外来や、がんの予防・早期発見に力を入れている。
- 日本内科学会認定医
- 日本消化器病学会専門医
- 日本消化器内視鏡学会専門医
🩺 診療にあたっての想い
胃や大腸の病気は、早期発見・早期治療がとても重要です。
「気になるけれど、どこに相談したらよいかわからない」「検査は怖いし、つらそうで不安」
そんな方にも安心して診察や検査を頂けるうような診療を心がけております。お気軽にご相談ください。
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文責:巣鴨駅前胃腸内科クリニック院長 神谷雄介
(消化器学会・内視鏡学会専門医)
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