慢性的な胃痛に悩んでいる方へ…|機能性ディスペプシアへのi-katsuによる治療と予防
この記事でわかること
- 慢性的な胃痛・食後の胃痛を起こす主な病気
- 胃カメラで異常がなくても胃痛が起こる理由
- 機能性ディスペプシアの診断に必要な検査
- 薬物治療とi-katsuを組み合わせて改善した実際の経過
- 慢性的な胃痛を自己判断せず受診した方がよいサイン
「以前から慢性的に胃が痛い」
「検査で異常なしと言われたけれど、つらいまま…」
そんなご相談が当院には非常に多く寄せられます。
胃の痛みはストレスや自律神経の乱れでも起こるため、胃カメラ・腹部エコー・血液検査で異常がなくても症状が続くケースは珍しくありません。
しかし、放置すると食欲低下や体重減少につながることもあり、早期の診断と治療が大切です。
今回は、食後の胃痛が悪化して来院された30代女性の方の「実際の治療例」をもとに、原因・検査・薬とオリジナルサプリi-katsuでの治療・予防についてわかりやすく解説します。
慢性的な胃痛・食後の胃痛を起こす主な原因
食後の胃痛やみぞおちの痛みには、次のような病気が隠れていることがあります。症状だけで原因を見分けるのは難しいため、経過や服薬歴を確認し、必要な検査を組み合わせます。
1.胃炎・胃潰瘍・十二指腸潰瘍
胃酸やピロリ菌、痛み止め(NSAIDs)などによって粘膜が傷つくと、みぞおちの痛み、吐き気、食欲低下などが起こります。潰瘍から出血すると、黒い便や貧血を伴うこともあります。
2.ピロリ菌感染
ピロリ菌は慢性胃炎や胃・十二指腸潰瘍の原因となり、胃がんのリスクにも関係します。感染が疑われる場合は、胃カメラの所見などを踏まえて検査します。
3.逆流性食道炎
胃酸が食道へ逆流し、胸やけだけでなく、みぞおちの痛み、げっぷ、吐き気、のどの違和感などを起こすことがあります。
4.胆石・胆のう炎・膵炎
食後の上腹部痛は、胃ではなく胆のうや膵臓が原因のこともあります。右上腹部から右背中にかけての痛みは胆石・胆のう炎、みぞおちから背中へ抜けるような強い痛みは膵炎などを考えます。
5.薬剤性胃粘膜障害
痛み止め(NSAIDs)、一部の抗血栓薬、ステロイドなどが胃粘膜に負担をかけることがあります。市販薬やサプリメントを含め、服用しているものを医師へ伝えることが大切です。
6.胃がんなどの腫瘍
初期には症状が乏しいこともありますが、胃痛、食欲低下、体重減少、貧血、黒い便などがきっかけで見つかる場合があります。症状が続くときは「いつもの胃痛」と自己判断しないことが重要です。
7.機能性ディスペプシア(FD)
胃カメラなどで症状の原因となる明らかな病変が見つからないにもかかわらず、食後のもたれ、早期満腹感、みぞおちの痛み・灼熱感などが続く病気です【1】【3】。
機能性ディスペプシアとは?
機能性ディスペプシアは、胃や十二指腸に潰瘍・がんなどの明らかな病変がないにもかかわらず、つらい胃症状が続く病気です。日本消化器病学会のガイドラインでは、生活の質を低下させる慢性的な症状を呈する疾患として、診断と段階的な治療が整理されています【1】【2】。
主な症状は次の4つです。
- 食後の胃もたれ
- 少量の食事ですぐ満腹になる「早期満腹感」
- みぞおちの痛み
- みぞおちの焼けるような不快感
症状は大きく、食後のもたれや早期満腹感が中心となる食後愁訴症候群(PDS)と、みぞおちの痛み・灼熱感が中心となる心窩部痛症候群(EPS)に分けられます。両方が重なる方もいます【3】。
胃に傷がないのに、なぜ痛くなるのですか?
機能性ディスペプシアでは、次のような複数の要因が関係すると考えられています【1】【2】。
- 食事に合わせて胃がうまく広がらない
- 胃から十二指腸へ食べ物を送る動きが低下する
- 胃酸や胃のふくらみに対して知覚が敏感になる
- 胃酸分泌、十二指腸の軽い炎症、ピロリ菌感染などが関係する
- ストレス、睡眠不足、食生活の乱れなどが脳と胃腸の働きに影響する
そのため、検査で粘膜に異常が見つからなくても、症状は「気のせい」ではありません。胃の動きや感じ方の異常として、適切な治療の対象になります。
実際の治療例|30代女性「慢性的な胃痛で悩んでいる」
【症状】
-
以前から慢性的な胃の痛み
-
特にここ数週間で食後に悪化
-
食事量も減ってきてしまった
-
市販薬では改善せず、何とか改善したいと当院を受診
【診察】
胃痛が続く場合、以下を丁寧に除外する必要があります。
-
胃炎・胃潰瘍
- ピロリ菌感染
-
胃がん
-
十二指腸潰瘍
-
膵炎
-
胆石・胆嚢炎
-
食道逆流症(GERD)
-
薬剤性胃障害(NSAIDsなど)
-
機能性ディスペプシア(FD)
診断をつけて治療方針を立てるため、血液検査・腹部エコー・胃カメラ(内視鏡検査)を行いました
【検査】
-
血液検査:炎症反応・貧血・肝胆膵の異常なし
-
腹部エコー:胆嚢・膵臓・肝臓に異常なし
-
胃カメラ:胃炎・潰瘍・ピロリ菌感染・腫瘍いずれも認めず
以上から機能性ディスペプシアと診断しました
■実際の胃カメラ画像■
胃の中にはピロリ菌や炎症・ガンなどの異常所見はありませんでした
【治療】
まずは、以下の薬を使用:
-
制酸剤:胃酸の分泌過多によって起こる胃痛を改善
- 粘膜保護剤:胃酸から胃粘膜を守る胃痛を改善
-
漢方薬:胃の働きを正常化・粘膜の過敏の改善
▶治療開始後、症状は約半分程度まで改善しましたが、まだ食後痛が残るため、当院オリジナルサプリ「i-katsu」を飲んで頂くこととしました。
関連ページ
- i-katsuについてのさらに詳しい内容は【▶胃腸内科が作ったサプリ i-katsu】
【経過と予防】
その後は食後の痛みが徐々に改善し、食事量が戻り、胃痛のもほとんどなくなりました。
日常生活に支障のないレベルまで改善し、薬は減量しつつ、再発予防のために、i-katsuを継続していただきました。
その結果、半年以上経過をみても夜の胃痛は再発せず、安定した状態を保っています。
i-katsuの効果と役割
i-katsuには、胃に働く乳酸菌と生薬が含まれています。
| 成分の作用 | 効果 |
|---|---|
| 胃酸分泌の調整 | 過剰な酸の刺激を抑える |
| 胃の運動をサポート | 吐き気やムカつきの軽減 |
| 胃内細菌叢を整える | 機能性ディスペプシアの体質改善と予防 |
上記のような胃酸の分泌過多を適正化する作用・胃の動きを改善する作用を持っており、
当院では機能性ディスペプシアの方の治療に用いており高い効果をあげており、治療に用いています。
胃内細菌叢と機能性ディスペプシアの関連
同じようなストレスや疲れでも、機能性ディスペプシアを発症する人としない人がいます。
その違いの一因として注目されているのが「胃内細菌叢」です。
機能性ディスペプシアの方の細菌叢には病原性を持つエスケリキア属が多数検出という異常が確認されています。
i-katsuはこの胃内細菌叢を整える乳酸菌を配合しており、
-
胃の不調の改善
-
症状を繰り返さない胃内細菌叢=体質づくり
の両方を同時にサポートします。
- i-katsuについてのさらに詳しい内容は【▶胃腸内科が作ったサプリ i-katsu】
- i-katsuによるその他の治療例は【▶こちら】
- 機能性ディスペプシアを改善したい方は【▶公式販売サイトへ】
- サプリに関してのお問い合わせ:050-1726-6360
院長からのコメント
「検査で異常なし」と言われると安心する反面、“それでも治らない痛み”に不安を抱える方・日常生活に支障が出てしまう方はとても多いです。
機能性ディスペプシアは治療法が多く、生活改善・薬・i-katsuサプリメントを組み合わせることで改善が期待できます。
食後の胃痛・慢性的な胃のつかえが続く場合は、ぜひ一度ご相談ください。
よくある質問
Q1.胃カメラで異常なしでも、胃が痛くなることはありますか?
はい。機能性ディスペプシアでは、胃や十二指腸に潰瘍・がんなどの明らかな病変がなくても、胃の動きの低下や知覚過敏などによって胃痛、胃もたれ、早期満腹感が起こります【1】【2】。「異常なし」は症状が存在しないという意味ではありません。
Q2.食後に胃が痛くなるのは、機能性ディスペプシアですか?
機能性ディスペプシアの可能性はありますが、胃炎、胃・十二指腸潰瘍、胆石、胆のう炎、膵臓の病気などでも食後の痛みが起こります。症状だけでは区別できないため、診察と必要な検査で原因を確認します。
Q3.慢性的な胃痛は、何科を受診すればよいですか?
消化器内科または胃腸内科が適しています。胃だけでなく、胆のう、膵臓、食道なども含めて原因を考え、必要に応じて胃カメラ、腹部エコー、血液検査を組み合わせます。
Q4.慢性的な胃痛がある場合、胃カメラは必ず必要ですか?
すべての方に直ちに必要とは限りませんが、症状が続く、悪化している、体重減少・貧血・黒い便・飲み込みにくさなどがある場合は、胃潰瘍や胃がんなどを確認するため胃カメラを検討します。年齢、症状、既往歴によって個別に判断します。
Q5.機能性ディスペプシアはストレスが原因ですか?
ストレスは悪化要因の一つですが、それだけが原因ではありません。胃の運動異常、胃の広がりにくさ、知覚過敏、胃酸、十二指腸の状態、ピロリ菌感染、生活習慣など複数の要因が関係します【1】【2】。
Q6.機能性ディスペプシアは治りますか?
適切な治療で症状の改善が期待できます。ただし、症状の原因や治療への反応には個人差があり、良くなったり再燃したりすることもあります。症状に合わせて薬や生活習慣を調整しながら治療します。
Q7.機能性ディスペプシアには、どのような薬を使いますか?
酸分泌抑制薬、消化管運動機能改善薬、漢方薬などを、症状のタイプに合わせて使用します。必要に応じて別の治療を検討することもあります。自己判断で薬を増減せず、医師と相談してください【1】【2】。
Q8.i-katsuは薬と一緒に飲めますか?
多くの場合は処方薬と組み合わせて使用できますが、服用中の薬、治療中の病気、アレルギーなどによって確認が必要です。当院では診察内容と治療経過をみながら、取り入れる時期や継続方法をご案内します。
Q9.ピロリ菌がいると、機能性ディスペプシアになりますか?
ピロリ菌感染が胃の症状に関係する場合はありますが、ピロリ菌陽性の方すべてが機能性ディスペプシアになるわけではありません。除菌によって症状が改善した場合は、ピロリ菌関連ディスペプシアとして考えます【1】。
Q10.食事で気をつけることはありますか?
一度に食べ過ぎない、よく噛む、脂っこい食事や刺激物をとり過ぎない、遅い時間の大量摂取を避けることが基本です。ただし、極端な食事制限は栄養不足につながるため、症状が出る食品を記録しながら無理のない範囲で調整してください。
まとめ
機能性ディスペプシアが、薬+i-katsuの併用で改善した実例をご紹介しました。
i-katsuは薬と違った作用で機能性ディスペプシアに効いてくれるため、
- 薬が効きにくい方
- 薬をやめると症状がぶり返す方
- 薬を飲むのに抵抗がある方
- 薬で効果が不十分な方
に薬と合わせて飲んでいただいたり、薬の代替治療として使用しております。
また副作用が出にくいという点から、安全に長期服用ができるため症状改善後の予防治療にも積極的に用いております。
機能性ディスペプシアでお悩みの方は、ぜひ一度i-katsuをお試しください。
【公式販売サイトへ】
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医師紹介・アクセス・診療時間
神谷雄介(かみや ゆうすけ)院長
📍経歴
国立佐賀大学医学部卒業後、消化器内科・内視鏡内科の道を歩み始め、
消化器・胃腸疾患の患者さんが数多く集まる戸畑共立病院・板橋中央総合病院・平塚胃腸病院にて研鑽を積む。
胃もたれや便通異常といった一般的な症状から、炎症性腸疾患や消化器がん治療まで幅広く診療を行いながら、
内視鏡専門医として年間3000件弱の内視鏡検査、および早期がんの高度な内視鏡治療まで数千件の内視鏡治療を施行。
2016年4月に巣鴨駅前胃腸内科クリニックを開業。
内視鏡検査だけでなく、胃痛・腹痛・胸やけや下痢などの胃腸症状専門外来や、がんの予防・早期発見に力を入れている。
- 日本内科学会認定医
- 日本消化器病学会専門医
- 日本消化器内視鏡学会専門医
🩺 i-katsu開発にあたっての想い
病院で処方する薬の多くは、症状自体は一時的に改善してくれますが、根底にある体質や体内の環境を変えるのは難しく、症状を繰り返さないための予防策や、より根本的な体質を改善するための方法が求められています。
そこで、病院の薬では補えない「症状の発症・再発に関わる胃弱体質の改善」「胃内・腸内環境へのサポート」を目指してこのサプリの開発に取り組みました。
胃腸の症状に悩んで病院に来ないようになること、そして日々を穏やかに、食事を美味しく食べて頂けることが診療目標です。
アクセス
所在地
〒170-0002
東京都豊島区巣鴨1丁目18-11 十一屋ビル4階
交通
巣鴨駅から徒歩2分、ローソン(1F)の4階巣鴨駅前胃腸内科クリニック
JR巣鴨駅 南口より徒歩3分。詳しい道順はこちら
診療時間
| 受付時間 | 午前 | 午後 |
|---|---|---|
| 月曜日 | 9:15-12:15 (初診の方は11:30まで) | 予約制 ご予約の方のみの対応となります。 |
| 火曜日 | 休 | 休 |
| 水~金曜日 | 9:15-12:15 (初診の方は11:30まで) | 14:45-18:15 (初診の方は17:30まで) |
| 土曜日 | 9:15-11:30 (初診の方は11:00まで) | 14:45-15:30 (再診の方のみ) |
| 日曜日 | 予約制 ご予約の方のみの対応となります。 | 休 |
▶📞お電話での予約・お問い合わせ:03-5940-3833
▶【WEB予約】
文責:巣鴨駅前胃腸内科クリニック院長 神谷雄介 (消化器学会・内視鏡学会専門医)
参考文献
-
Tack J, et al. Functional Dyspepsia. Nat Rev Dis Primers.
-
Stanghellini V, et al. Rome IV Criteria for Functional Dyspepsia.
-
六君子湯のFDへの有効性:J Gastroenterol.
