検診の便潜血陽性は大腸がんのサイン?症状ゼロで見つかった“早期がん”実例を専門医が解説
健康診断の「便潜血検査」で陽性と言われると、多くの方が「大腸がんかもしれない」と不安になります。
40代男性の今回のケースも「普段は特に症状がないのに…」と不安を抱えて来院されました。
結果としてS状結腸に早期大腸がんが見つかり、内視鏡で切除し治癒しました。
便潜血検査は「見えない出血」を拾い、がんを早期に発見する非常に重要な検査です。
巣鴨駅前胃腸内科ではWEB予約・電話予約を受け付けております。
便潜血陽性を指摘された方は是非ご相談ください。
※ご予約がない方でも受付時間内に受診して頂ければ診察可能です。
症状
今回の患者さんは自覚症状なし。便潜血検査の結果を見て受診されました。
大腸がんは症状が出ないまま進行することが多く、このケースはまさに「検診が命を守った」例といえます。
便潜血陽性で考えられる疾患
便潜血陽性では以下の可能性を考慮します。
- 大腸がん
- 大腸ポリープ
- 大腸憩室からの出血
- 大腸炎(感染性腸炎・虚血性腸炎など)
- 痔核からの出血
便潜血陽性で痔がある方もいますが、痔だけと自己判断するのは非常に危険です。
大腸内視鏡検査
精密検査として大腸カメラを行ったところ、S状結腸に20㎜大の隆起性病変を認めました。
内視鏡診断では早期がんでしたが切除可能な状態と判断し、同日に内視鏡的切除を施行。
<実際の内視鏡画像>
矢印で囲まれた腫瘍が大腸がんです
病理結果
- 粘膜内がん(深部浸潤なし)
- 治癒切除(追加治療不要)
粘膜内に留まるがんはリンパ節転移の可能性が極めて低く、内視鏡での切除のみで完治できるとされています【1】。
「便潜血陽性」とは?
便潜血検査は、便の中の微量な血液を検出する検査です。陽性=「どこかで血が出ている可能性がある」というサイン。
大腸がん検診としても行われており、陽性の方の3%-10%程度に大腸がんが見つかっています。
便潜血検査の重要性
便潜血検査は大腸がん死亡率を30〜40%減少させると報告されています【2】。
つまり、陽性が出たら精密検査として大腸カメラを受けることを強く勧めます。
治療
今回の患者さんは、内視鏡切除により追加治療なしで完治しました。
内視鏡治療のメリットは以下の通り:
- 開腹手術がいらない
- 翌日から通常生活が可能
- 体への負担が少ない
- 進行前の段階でがんを除去できる
早期がんの段階で見つかると治癒率はほぼ100%に近いとされています。
院長からのコメント
便潜血検査は「受けっぱなし」にするのが一番危険です。
「痔だと思う」「忙しいからまた今度」は、多くの進行がんを見逃す原因になります。
今回のように症状ゼロでも早期がんが見つかることはめずらしくありません。
便潜血陽性といわれたら、できるだけ早く大腸カメラを受けることが命を守る第一歩です。
当院では鎮静剤を用いて、眠っている間に負担少なく検査が可能です。
便潜血陽性を指摘された方はぜひご相談ください。
お電話でのご相談・ご予約は03-5940-3833
よくある質問(FAQ)
Q1. 便潜血陽性=大腸がんなのですか?
A. すべてが大腸がんではありませんが、約3〜10%でがんが見つかるとされています【2】。
Q2. 痔があっても大腸カメラは必要ですか?
A. 必要です。痔と大腸がんは併発することがあり、自己判断は危険です。
Q3. 症状がないのに陽性になることはありますか?
A. とても多いです。初期のがん・ポリープは無症状です。
Q4. 何歳から大腸がん検診を受けるべきですか?
A. 推奨は40歳以上です。また当院では大腸がんの家族歴がある方は35歳からの大腸内視鏡を勧めています。
Q5. 大腸カメラは痛いですか?
A.当院では 鎮静剤やスコープの調整・挿入法の工夫などを組み合わせて、痛みや苦しさのない大腸カメラを行っております。
Q6. 便潜血検査で陰性なら安心ですか?
A. 陰性でもポリープやがんがあることはあります。定期検査が重要です。
Q7. 便潜血陽性で放置するとどうなりますか?
A. もし大腸がんがあった場合は、進行してしまい治療が出来なくなることがあります。
Q8. 会社の健診の便潜血で陽性になったら、どこに行けばいいですか?
A. 消化器内科で大腸内視鏡が可能な医療機関へ。
Q9. 内視鏡で切除した後も大腸内視鏡は必要ですか?
A. 再発確認のため定期的な大腸内視鏡が必要です。
まとめ
- 便潜血陽性は「大腸のどこかで出血がある可能性」のサイン
- 無症状でも早期がんが見つかることがある
- 精密検査として大腸カメラが必須
- 早期がんは内視鏡治療だけで完治できる可能性が高い
- 放置すると進行がんになるリスクも
便潜血陽性と言われたら、迷わず大腸カメラを受けましょう。
当院の大腸カメラの特徴
-
鎮静剤や独自の低痛挿入法による苦しくない内視鏡検査
-
高解像度スコープで小さな病変も発見
-
土日対応、事前診察は原則不要
📞 お電話でのご予約:03-5940-3833
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参考文献
- 日本消化器内視鏡学会ガイドライン
- 日本対がん協会:大腸がん検診有効性評価報告
医師紹介
神谷雄介(かみや ゆうすけ)院長
📍経歴
国立佐賀大学医学部卒業後、消化器内科・内視鏡内科の道を歩み始め、
消化器・胃腸疾患の患者さんが数多く集まる戸畑共立病院・板橋中央総合病院・平塚胃腸病院にて研鑽を積む。
胃もたれや便通異常といった一般的な症状から、炎症性腸疾患や消化器がん治療まで幅広く診療を行いながら、
内視鏡専門医として年間3000件弱の内視鏡検査、および早期がんの高度な内視鏡治療まで数千件の内視鏡治療を施行。
2016年4月に巣鴨駅前胃腸内科クリニックを開業。
内視鏡検査だけでなく、胃痛・腹痛・胸やけや下痢などの胃腸症状専門外来や、がんの予防・早期発見に力を入れている。
- 日本内科学会認定医
- 日本消化器病学会専門医
- 日本消化器内視鏡学会専門医
🩺 診療にあたっての想い
胃や大腸の病気は、早期発見・早期治療がとても重要です。
「気になるけれど、どこに相談したらよいかわからない」「検査は怖いし、つらそうで不安」
そんな方にも安心して診察や検査を頂けるうような診療を心がけております。お気軽にご相談ください。
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文責:巣鴨駅前胃腸内科クリニック院長 神谷雄介
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