【実際の治療例】無症状の35歳の方に発見された早期大腸がん|家族歴がある方は要注意
「まだ若いから大腸がんは関係ない」と思っていませんか?
今回ご紹介するのは、35歳という若さで“無症状”のまま大腸カメラを受け、早期がんが見つかった患者さんの実例です。
「症状がなくても、家族歴がある場合は大腸がんのリスクが高くなる」という医学的根拠があり、若くして発見されるケースも珍しくありません【1】【2】。
▶巣鴨駅前胃腸内科ではWEB予約・電話予約を受け付けております。大腸がんの家族歴がある方は是非ご相談ください。
※ご予約がない方でも受付時間内に受診して頂ければ診察可能です。
症例|35歳男性「家族に勧められ大腸内視鏡(大腸カメラ)を受けに来院」
【症状】
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自覚症状:なし
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便の色・形・腹痛・体重減少もなし
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家族歴あり(祖父と叔母に大腸がんの既往)
- 家族に大腸カメラを受けるように勧められて来院。
【大腸カメラ】
家族歴もあり、大腸がんのリスクがあるため大腸カメラを施行。
S状結腸に15㎜大の腫瘍を認め、その場で内視鏡切除しました。
■実際の大腸カメラの画像■
矢印部分で囲まれた部分が腫瘍です
【経過】
その後合併症なく経過。
病理検査ではやはり「がん」との結果でしたが、転移の可能性がない「早期がん」の状態であり、治癒切除となりました。
半年後に再度大腸カメラで状態を確認することとして、今回は一旦治療終了となりました。
【大腸がんとは】
大腸がんは、大腸の粘膜にできる腫瘍(ポリープ)ががん化したものです。
近年は40代以下の若年発症が増えており、特に家族歴のある方は一般人口よりリスクが高いことが分かっています【3】。
大腸がんの主な原因
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加齢
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家族歴(1等親に大腸がん)
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食生活(脂質の多い食事・加工肉)
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肥満
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運動不足
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喫煙・飲酒
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炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎・クローン病)
家族歴がある人のリスク
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一等親に大腸がん → 2〜3倍以上に上昇【4】
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若年発症の割合も増加
症状が出にくい
大腸がんの特徴は、初期には症状がほぼないこと。
症状が出る頃には進行しているケースもあるため、無症状でも、家族歴がある方は早めの検査が重要です。
当院では家族歴のある方にはまずは35歳での大腸カメラを勧めています。
院長からのコメント
今回のように、無症状でも「家族から勧められて受けた検査」で早期がんが見つかるケースは非常に多いです。
早期の段階で見つかれば、入院せず、内視鏡だけで完治できます。
反対に、発見が遅れると
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外科手術
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抗がん剤治療
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長期入院 が必要になる場合もあります。
「まだ若いから大丈夫」という思い込みほど危険なものはありません。
特に家族歴がある方は、35歳になったら一度は大腸カメラを受けることを推奨します。
当院の大腸カメラの特徴
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鎮静剤や独自の低痛挿入法による苦しくない内視鏡検査
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高解像度スコープで小さな病変も発見
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土日対応、事前診察は原則不要
よくある質問(FAQ)
Q1. 30代でも大腸がんはありますか?
A1. あります。若年発症が増加しており、家族歴のある方では特にリスクが高いです【3】。
Q2. 症状がないのに検査したほうがいい?
A2. はい。大腸がんの多くは無症状で進行します。
Q3. 家族歴がある場合、何歳から検査すべき?
A3. 40歳以下でも推奨され、35歳前後や、家族の発症年齢−10歳が目安です【4】。
Q4. 内視鏡で本当に治療できますか?
A4. 早期がん(粘膜内・粘膜下浅層)であれば内視鏡だけで治癒できます。
Q5. 大腸カメラは痛いですか?
A5. 鎮静剤を使えばほとんどの方が眠っている間に終わります。
Q6. ポリープはその場で取れますか?
A6. ほとんどのポリープは検査中に切除可能です。
Q7. 大腸内視鏡検査の時間はどれくらいですか?
A7. 15-20分程度です。
Q8. 大腸がんは遺伝しますか?
A8. 厳密には「遺伝」というより「家族性リスク上昇」と考えられています。
Q9. 検査後はすぐ帰れますか?
A9. 鎮静剤を使う場合は1時間の休憩後に帰宅できます。
Q10. ポリープ切除後の注意点は?
A10. 激しい運動・飲酒・長風呂は数日避ける必要があります。
まとめ
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35歳男性、無症状だが家族の勧めで大腸カメラを受けた
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S状結腸に早期がんを発見
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内視鏡で治癒切除 → 完治
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家族歴がある人は若くてもリスクが高い
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早期発見なら入院不要・内視鏡だけで治療可能
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「無症状=安全」ではない
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家族歴がある方は早めの大腸カメラを推奨
お電話でのご相談・ご予約は03-5940-3833
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医師紹介
神谷雄介(かみや ゆうすけ)院長
📍経歴
国立佐賀大学医学部卒業後、消化器内科・内視鏡内科の道を歩み始め、
消化器・胃腸疾患の患者さんが数多く集まる戸畑共立病院・板橋中央総合病院・平塚胃腸病院にて研鑽を積む。
胃もたれや便通異常といった一般的な症状から、炎症性腸疾患や消化器がん治療まで幅広く診療を行いながら、
内視鏡専門医として年間3000件弱の内視鏡検査、および早期がんの高度な内視鏡治療まで数千件の内視鏡治療を施行。
2016年4月に巣鴨駅前胃腸内科クリニックを開業。
内視鏡検査だけでなく、胃痛・腹痛・胸やけや下痢などの胃腸症状専門外来や、がんの予防・早期発見に力を入れている。
- 日本内科学会認定医
- 日本消化器病学会専門医
- 日本消化器内視鏡学会専門医
🩺 診療にあたっての想い
胃や大腸の病気は、早期発見・早期治療がとても重要です。
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参考文献
【1】Kanth P, et al. Gastroenterology. Family history and colorectal cancer risk.
【2】Nishihara R, et al. N Engl J Med. Screening and colorectal cancer mortality.
【3】Siegel RL. Increasing incidence of colorectal cancer in young adults.
【4】US Multi-Society Task Force on Colorectal Cancer Screening Guidelines.
文責:巣鴨駅前胃腸内科クリニック院長 神谷雄介
(消化器学会・内視鏡学会専門医)
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