メニュー

実際の治療例 “機能性ディスペプシアが治らない”

[2023.10.01]

当院を受診された患者さんの実際の治療経過です。

 

30代 男性 機能性ディスペプシアが治らない

症状

3年ほど前に急性胃腸炎になり胃腸炎自体は改善したものの、その後から食後の胃痛と嘔気が続いており、他院にて機能性ディスペプシアと診断され、いくつかの医療機関で投薬治療を受けましたが改善なく当院を受診されました。

 

問診・診察

腹部の触診上は大きな異常はありませんでしたが、ご本人が食後に痛みを感じる部位は心窩部という所謂みぞおちの辺りで、胃や十二指腸・小腸・膵臓などが原因となり痛みを感じる部位でした。

以前に受診された医療機関にて、胃の内視鏡検査やCTなどの検査などは施行され異常はなかったとのことでしたが、以前の検査から3年ほど経過していることと、ご本人が再度当院で検査を受けたいと希望され、胃内視鏡(胃カメラ)腹部エコー・血液検査などを行うこととしました。 

 

検査

腹部エコーでは、膵臓を含め、肝臓・胆のうなどの心窩部周囲の臓器に異常は認めず、血液検査も問題所見はなく、胃内視鏡検査でも異常所見はありませんでした。

また、今回はご本人の希望で小腸に異常がないかも確認したいとのことで小腸カプセル内視鏡も施行しましたが、こちらも問題なく、当院でも機能性ディスペプシアとの診断に至りました。

関連ページ:機能性ディスペプシア

治療

感染性胃腸炎(いわゆる食当たり)を起こした後に、機能性ディスペプシアを発症する方が時におられます。

感染を起こしたことによる身体的なストレスや、菌の感染や治療時の抗生剤による腸内細菌叢・胃内細菌叢の変化などが発症の要因と推察されます。

今までの治療で様々な内服薬を試したものの、改善が今一つとのことでしたので、原因の一つと考えられる細菌叢の改善を目指し、内服薬に加え当院オリジナルの胃のサプリ“i-katsu”を追加して飲んで頂き経過を見ることとしました。

 

 <治療内容>

サプリ

当院で作成したオリジナルサプリのi-katsuには、胃酸分泌の正常化や胃内細菌叢の改善、胃の動きの改善を期待できる成分が含まれています。

いずれも薬とは異なる作用機序のため、今までの治療が効かない場合にも効果がでる可能性があるため、試して頂きました

関連ページ:当院オリジナルサプリi-katsu

 

②前医の薬の継続及び内容の見直し

消化管運動改善薬嘔気の原因には胃の動きの低下があり、動きを改善する薬を使用しました。

制酸剤+粘膜保護剤胃酸分泌過多を抑え、胃の粘膜保護することで胃の痛みを抑えます。

 

【経過】

服用を始めてしばらくすると、痛みも嘔気も頻度・程度ともに減ってきたとのことでした。

2週間目の再診時には症状は半分くらいになった印象とのことであり、もう2週間治療を継続し、1か月目の再診時には症状はほぼなくなったとのことで、内服は一旦中止しました。

その後も、症状は落ち着いていますが、i-katsuを飲むと胃の調子が良い気がして食事もおいしく食べれるとのことであり、継続して頂き、経過を見ております。

※サプリは薬と違い、通常は副作用が出ることがないため長期でも安全に飲んでいただけます。

 

機能性ディスペプシアは、時に治療に反応が悪く症状が長引くこともありますが、薬の種類を変更したり、サプリなどの薬とは違う作用機序のものを使うことで症状が改善するケースもあります。治らない場合はサプリを試してみるのも選択肢の一つです。

当院オリジナルサプリ"i-katsu"

 

文責:神谷雄介院長(消化器内科・内視鏡専門医)

 

■関連ページ■

機能性ディスペプシア

当院オリジナルサプリi-katsu

胃内視鏡(胃カメラ)

腹部エコー

小腸カプセル内視鏡

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME