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腹部エコーでがんは見つかる?当院で実際に見つかった肝臓・膵臓・胆のう・膀胱・胃・大腸がん症例

「腹部エコーでがんは見つかりますか?」というご質問をいただくことがあります。

腹部エコー検査は、体の外から超音波をあてて、肝臓・胆のう・膵臓・腎臓・膀胱・腸管などを確認する検査です。

痛みや放射線被ばくがなく、比較的短時間で行えるため、腹痛・背部痛・お腹の張り・健診異常などの原因を調べる入り口として非常に有用です。【1】

一方で、すべてのがんを見つけられる検査ではありません。特に、早期胃がん・早期大腸がん・小さな大腸ポリープなど、粘膜の表面にできる小さな病変は、腹部エコーだけでは見つけにくく、胃カメラや大腸カメラが必要になることがあります。

このページでは、当院の腹部エコー検査で実際に見つかった肝臓がん・転移性肝がん・膵臓がん・胆のうがん・膀胱がん・大腸がん・胃がんの症例を、患者さんにもわかりやすく解説します。

💡本記事でお伝えしたいポイント
  • 腹部エコー検査では、肝臓・胆のう・膵臓・腎臓・膀胱・腸管などを幅広く確認できます。
  • 肝臓がん、胆のうがん、膵臓がん、膀胱がん、進行した胃がん・大腸がんなどが、エコーをきっかけに見つかることがあります。
  • ただし、早期胃がん・早期大腸がん・小さな大腸ポリープはエコーでは見つけにくいため、症状やリスクに応じて胃カメラ・大腸カメラを組み合わせることが大切です。

 

巣鴨で腹部エコー検査をご希望の方へ

腹痛、背部痛、お腹の張り、肝機能異常、血尿、腫瘍マーカー異常などがある方は、腹部エコーで原因を確認できることがあります。

症状が続く場合や、健診で異常を指摘された場合は、自己判断せずご相談ください。

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腹部エコーで見つかりやすい病気・見つけにくい病気

腹部エコーは非常に有用な検査ですが、得意な病気と苦手な病気があります。

分類 代表例 ポイント
腹部エコーで見つかることがある病気 肝臓がん、転移性肝がん、胆のうがん、膵臓がん、膀胱がん、進行大腸がん、進行胃がん 腫瘍そのもの、臓器の腫れ、壁の肥厚、胆管・膵管の拡張などをきっかけに見つかることがあります。
腹部エコーだけでは見つけにくい病気 早期胃がん、早期大腸がん、小さな大腸ポリープ、胃・大腸の粘膜の小さな異常 粘膜の表面を直接見る検査ではないため、胃カメラ・大腸カメラが必要です。

胃がんでは、胃の内部を直接観察し、必要に応じて組織を採取できる胃カメラが重要です。【4】また、大腸がん検診で便潜血陽性となった場合の精密検査では、全大腸内視鏡検査が基本になります。【5】

胃の症状が続く方は胃カメラ検査、血便・便潜血陽性・便通異常がある方は大腸カメラ検査もあわせてご確認ください。

当院のエコー検査で実際に見つかったがん症例

ここからは、当院の腹部エコー検査で実際に確認された症例を紹介します。画像は診断の一部であり、最終診断には血液検査、CT、MRI、内視鏡検査、病理検査などを組み合わせることがあります。

肝臓がん

肝臓内に、黒い輪郭で縁取られた腫瘍を認めました。内部は白と黒が混ざったようなモザイク状に見えています。

肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれることもあり、病気が進むまで症状が出にくいことがあります。肝機能異常、B型肝炎・C型肝炎の既往、脂肪肝、肝硬変を指摘されている方は、定期的な確認が大切です。

転移性肝がん

肝臓内に、黒い輪郭の腫瘍を複数認めました。精密検査の結果、大腸がんから肝臓への転移であることがわかりました。

肝臓に腫瘍が見つかった場合、肝臓から発生したがんなのか、他の臓器から転移したがんなのかを確認する必要があります。便潜血陽性、血便、便通異常、体重減少などがある場合は、大腸カメラも重要な検査になります。

血便や便潜血陽性について詳しく知りたい方は、血便外来もご覧ください。

膵臓がん

膵臓内に約2cmの腫瘍を認め、主膵管の拡張を伴っていました。発見が比較的早く、脈管への浸潤がなかったため、手術可能であった症例です。

膵臓がんは早期には症状が出にくいことがあります。背中の痛み、みぞおちの痛み、体重減少、糖尿病の急な悪化、黄疸などがある場合には注意が必要です。腹部エコーで膵臓の一部が見えにくい場合には、CTやMRIなどの追加検査が必要になることがあります。【2】

胆のうがん

胆のう内に不整な腫瘍を認め、血流を伴っていました。胆のうポリープや胆のう壁肥厚が見つかった場合、良性か悪性かを慎重に見極める必要があります。

胆道がんの診断では、まず血液検査と腹部エコー検査を行い、必要に応じてCT・MRI・内視鏡検査・生検などで詳しく調べます。【3】

膀胱がん

膀胱内に、約1.5cmの表面不整な広基性腫瘍を認めました。尿がたまっている状態では、腹部エコーで膀胱内を観察できることがあります。

膀胱がんでは、血尿、頻尿、排尿時の痛み、残尿感、尿意切迫感などがみられることがあります。目で見て赤い尿だけでなく、健診で尿潜血を指摘された場合にも注意が必要です。【6】

大腸がん

S状結腸の一部が約4cmの範囲で不整に壁肥厚し、狭窄像を認めました。壁内部は黒く描出されています。

大腸ポリープや早期大腸がんのような小さい病変を腹部エコーで見つけることは困難です。しかし、進行した大腸がんで腸管壁の肥厚や狭窄を起こしている場合、腹部エコーが発見のきっかけになることがあります。

胃がん

胃の壁が約7㎝の範囲で著明に肥厚しています(max3㎝厚)。層構造は不明瞭で筋層の輪郭が一部不整に描出されています。

早期胃がんを腹部エコーで見つけることは困難です。ただし、進行胃がんで胃壁が大きく厚くなっている場合には、腹部エコーで異常を指摘できることがあります。

胃がんの診断では、胃の内部を直接観察できる胃カメラが重要です。胃カメラでは、疑わしい部位を観察し、必要に応じて組織を採取して病理検査を行うことができます。【4】

腹部エコーだけでは見つけにくい病気もあります

腹部エコーは体への負担が少なく、幅広い臓器を確認できる検査ですが、万能ではありません。

特に胃や大腸の粘膜表面にできる早期がんや小さなポリープは、腹部エコーでは見つけにくい病気です。胃の粘膜を確認するには胃カメラ、大腸の粘膜を確認するには大腸カメラが必要です。

そのため、当院では症状や健診結果に応じて、腹部エコー、血液検査、胃カメラ、大腸カメラなどを組み合わせて原因を確認しています。

検査を組み合わせることが大切です

腹部エコーは、肝臓・胆のう・膵臓・膀胱・腸管などを広く見る検査です。

胃カメラ・大腸カメラは、胃や大腸の粘膜を直接見る検査です。

「エコーで異常なし」でも症状が続く場合には、必要に応じて内視鏡検査を検討します。

関連ページ:

胃カメラ|実際の検査の流れや鎮静剤・スコープ選択による無痛胃カメラの詳細がご確認いただけます

大腸カメラ|実際の検査の流れや鎮静剤とオリジナル低痛挿入による無痛大腸カメラの詳細がご確認いただけます

腹部エコーを受けた方がよい症状・検診異常

以下のような症状や健診異常がある場合には、腹部エコー検査が原因を調べるきっかけになることがあります。

  • 腹痛・みぞおちの痛みが続く
  • 背中の痛みが続く
  • お腹の張り・腹部違和感がある
  • 食欲不振や体重減少がある
  • 健診で肝機能異常を指摘された
  • 胆のうポリープ、胆石、脂肪肝を指摘された
  • 血尿・尿潜血を指摘された
  • 腫瘍マーカーの異常を指摘された
  • 便潜血陽性や血便がある

腹痛やお腹の張りについて詳しく知りたい方は、胃痛・腹痛外来腹部違和感・張り外来もご覧ください。

当院の腹部エコー検査の特徴

当院では、消化器内科・内視鏡内科として、腹部エコーだけで終わらせるのではなく、症状や検査結果に応じて必要な検査を組み合わせて診断を行います。

  • 腹部エコー検査は、午前中にご予約がなくても直接外来にお越しいただければお受けいただけます。
  • 消化器領域専門の超音波検査士が検査を行います。
  • 腹痛、背中の痛み、健診異常、胆石、脂肪肝など、消化器内科の診療と合わせて確認できます。
  • 見づらいと言われる膵臓の観察も独自の様々な工夫で高い描出が可能です。
  • 必要に応じて、胃カメラ・大腸カメラ・血液検査などと組み合わせて原因を調べます。
  • 巣鴨駅から徒歩2分の通いやすい立地です。

 

院長コメント

腹部エコーは、患者さんの体への負担が少なく、診察室で比較的すぐに行いやすい検査です。腹痛や背部痛、健診異常の原因を調べるうえで、非常に大切な検査のひとつです。

一方で、エコーだけで「がんが絶対にない」と判断することはできません。胃や大腸の粘膜病変は、胃カメラ・大腸カメラで直接確認する必要があります。

大切なのは、症状やリスクに合わせて適切な検査を選ぶことです。気になる症状が続く方、健診で異常を指摘された方は、早めにご相談ください。

 

巣鴨で腹部エコー検査をご希望の方へ

巣鴨駅前胃腸内科クリニックではWEB予約・電話予約を受け付けております。お気軽にご相談ください。

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よくある質問

Q:腹部エコーでがんは見つかりますか?

腹部エコーでがんが見つかることはあります。肝臓がん、胆のうがん、膵臓がん、膀胱がん、進行した胃がん・大腸がんなどが発見のきっかけになることがあります。ただし、すべてのがんを見つけられる検査ではありません。

 

Q:腹部エコーで膵臓がんは見つかりますか?

膵臓がんが腹部エコーで見つかることはあります。腫瘍そのものや主膵管の拡張が手がかりになることがあります。ただし、膵臓はお腹の奥にあり、胃や腸のガスで見えにくい場合があるため、必要に応じてCT・MRI・超音波内視鏡などを組み合わせます。【2】

▶関連ページ:なぜ、膵臓はエコー検査で観察しづらいの?当院の工夫について

 

Q:腹部エコーで胃がんはわかりますか?

進行胃がんで胃の壁が厚くなっている場合、腹部エコーで異常が見つかることがあります。一方で、早期胃がんはエコーでは見つけにくいため、胃の粘膜を直接確認できる胃カメラが重要です。【4】

 

Q:腹部エコーで大腸がんはわかりますか?

進行した大腸がんで腸管壁の肥厚や狭窄がある場合、腹部エコーで異常を指摘できることがあります。ただし、小さなポリープや早期大腸がんはエコーでは見つけにくいため、便潜血陽性や血便がある場合は大腸カメラが重要です。【5】

 

Q:腹部エコーで胆のうがんは見つかりますか?

胆のう内の不整な腫瘤や胆のう壁の異常が見つかることがあります。胆道がんの診断では、まず血液検査と腹部エコー検査が行われることがあります。必要に応じてCT・MRI・内視鏡検査などを追加します。【3】

 

Q:腹部エコーで肝臓がんは見つかりますか?

肝臓がんや転移性肝がんは、腹部エコーで見つかることがあります。肝機能異常、肝炎ウイルス感染、脂肪肝、肝硬変などを指摘されている方は、定期的な確認が大切です。

 

Q:Q:腹部エコーで膀胱がんは見つかりますか?

尿が膀胱にたまっている状態では、膀胱内の腫瘍が腹部エコーで見つかることがあります。血尿や尿潜血を指摘された場合は、泌尿器科での精密検査が必要になることもあります。【6】

 

Q:腹部エコーと胃カメラ・大腸カメラは何が違いますか?

腹部エコーは体の外から肝臓・胆のう・膵臓・腎臓・膀胱・腸管などを確認する検査です。胃カメラや大腸カメラは、胃や大腸の粘膜を直接観察する検査です。目的が異なるため、症状に応じて使い分けます。

 

Q:腹部エコーで異常なしなら安心ですか?

腹部エコーで大きな異常がないことは大切な情報ですが、すべての病気を否定できるわけではありません。特に胃や大腸の粘膜の病気はエコーで見つけにくいため、症状が続く場合は胃カメラ・大腸カメラなどを検討します。

 

Q:どんな症状があれば腹部エコーを受けた方がよいですか?

腹痛、みぞおちの痛み、背部痛、お腹の張り、食欲不振、体重減少、肝機能異常、血尿、腫瘍マーカー異常などがある場合には、腹部エコーが原因を調べるきっかけになることがあります。

まとめ

腹部エコー検査は、肝臓・胆のう・膵臓・腎臓・膀胱・腸管などを幅広く確認できる、体への負担が少ない検査です。実際に、当院でも腹部エコーをきっかけに、肝臓がん、膵臓がん、胆のうがん、膀胱がん、進行大腸がん、進行胃がんなどが見つかった症例があります。

  • 腹部エコーでがんが見つかることはあります
  • 肝臓・胆のう・膵臓・膀胱などはエコーで確認しやすい臓器です
  • 進行した胃がん・大腸がんがエコーで見つかることもあります
  • 早期胃がん・早期大腸がん・小さなポリープはエコーでは見つけにくいです
  • 症状やリスクに応じて、胃カメラ・大腸カメラを組み合わせることが大切です
腹痛・背部痛・お腹の張り・健診異常がある方へ

「様子を見てよいのか不安」「健診で異常を指摘された」「がんが心配」という方は、まずはご相談ください。

腹部エコー、血液検査、胃カメラ、大腸カメラなどを症状に合わせて組み合わせ、必要な検査をご提案します。

📞 お電話でのご予約:03-5940-3833

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医師紹介

神谷雄介(かみや ゆうすけ)院長

📍経歴

国立佐賀大学医学部卒業後、消化器内科・内視鏡内科の道を歩み始め、

消化器・胃腸疾患の患者さんが数多く集まる戸畑共立病院・板橋中央総合病院・平塚胃腸病院にて研鑽を積む。

胃もたれや便通異常といった一般的な症状から、炎症性腸疾患や消化器がん治療まで幅広く診療を行いながら、

内視鏡専門医として年間3000件弱の内視鏡検査、および早期がんの高度な内視鏡治療まで数千件の内視鏡治療を施行。

2016年4月に巣鴨駅前胃腸内科クリニックを開業。

内視鏡検査だけでなく、胃痛・腹痛・胸やけや下痢などの胃腸症状専門外来や、がんの予防・早期発見に力を入れている。

  • 日本内科学会認定医
  • 日本消化器病学会専門医
  • 日本消化器内視鏡学会専門医

🩺 診療にあたっての想い

胃や大腸の病気は、早期発見・早期治療がとても重要です。

「気になるけれど、どこに相談したらよいかわからない」「検査は怖いし、つらそうで不安」

そんな方にも安心して診察や検査を頂けるような診療を心がけております。お気軽にご相談ください。

アクセス

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所在地

170-0002
東京都豊島区巣鴨1丁目18-11  十一屋ビル4階

交通
巣鴨駅から徒歩2分、ローソン(1F)の4階  

巣鴨駅前胃腸内科クリニック

JR巣鴨駅 南口より徒歩3分。詳しい道順はこちら

▶📞お電話での予約・お問い合わせ:03-5940-3833

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文責:巣鴨駅前胃腸内科クリニック院長 神谷雄介

 (消化器学会・内視鏡学会専門医)

参考文献

  1. 国立がん研究センター がん情報サービス「超音波(エコー)検査とは」
    https://ganjoho.jp/public/dia_tre/inspection/echo.html
  2. 国立がん研究センター がん情報サービス「膵臓がん 検査」
    https://ganjoho.jp/public/cancer/pancreas/diagnosis.html
  3. 国立がん研究センター がん情報サービス「胆道がん 検査」
    https://ganjoho.jp/public/cancer/biliary_tract/diagnosis.html
  4. 国立がん研究センター がん情報サービス「胃がん 検査」
    https://ganjoho.jp/public/cancer/stomach/diagnosis.html
  5. 国立がん研究センター がん情報サービス「大腸がん検診について」
    https://ganjoho.jp/public/pre_scr/screening/colon.html
  6. 国立がん研究センター がん情報サービス「膀胱がん」
    https://ganjoho.jp/public/cancer/bladder/index.html

 

文責:神谷雄介院長(消化器内科・内視鏡専門医)

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