1、大腸カメラ(内視鏡)ってなに?
「大腸カメラ」は文字通り大腸を見る検査で、別名「下部消化管内視鏡」とも呼ばれます。
簡単に言うと、
『下剤を飲んで腸の中を綺麗にし、お尻から細いカメラを入れていく検査』
です。
大腸の中をカメラで直接見れるので、腹痛や下痢・便秘・血便などの原因となる疾患がないかを見て確認することが出来、またポリープやがんが見つかった場合には生検や切除が出来るため、病気の診断や治療に非常に有効な検査と言えます。
お尻からカメラが入ったら、まず肛門から大腸の一番奥まで進め、抜きながら全大腸を観察します。
(一番奥に達するのに1-3分程度、抜いてくるのに5-10分程度です。)
その際、ポリープやがんが見つかった場合は詳細に観察し、生検を行ったり、切除可能な病変はその場で切除します。
大腸カメラは無理矢理押したりすると痛みの出る検査なので、鎮静剤を使用したり、カメラを押さずに奥まで挿入する専門的な手技で検査を行い、苦痛なく楽に受けて頂くことを心掛けております。
また当院での内視鏡検査には、
・従来より解像度が高く、微小な病変の発見に有用なハイビジョンカメラ
・粘膜の表面構造や微細な血管構造を確認する画像強調システム(NBI)
・大腸の襞の間に隠れているポリープを見落とさないようにするための先端フード
などを用い、病変の見落としを減らす質の高い検査を行っております。
(詳しくは 3、大腸カメラの実際・4、当院の大腸カメラの工夫をご覧ください。)
→ → → → → → topへ
⇒Next:2.どんな人が受けるの?
文責:神谷雄介院長(消化器内科・内視鏡専門医)
<目次>
6.大腸カメラの費用
10. 大腸カメラの注意点
→ → → → → →ホーム