2、大腸カメラ(内視鏡)はどんな人が受けるの?
①症状のある方
これらの症状は実は病気のサインのことが多く、直接粘膜の状態を見ることで、症状の原因をさぐり、病気に合わせた治療を行うことができます。
<代表的な症状>
・便通異常(便秘、下痢)
・便が細くなった
・血便・下血、粘液便
・慢性の腹痛 など
②大腸がんのリスクのある方
大腸がんは部位別のがん死亡率で男女ともに上位にくる疾患ですが、大腸がんも早期発見することで、ほぼ完全に治療することが可能になってきました。
2013年の部位別がんの死亡率
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1位
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2位
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3位
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4位
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5位
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男性
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肺
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胃
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大腸
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肝臓
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膵臓
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女性
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大腸
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肺
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胃
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膵臓
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乳房
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男女計
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肺
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胃
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大腸
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膵臓
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肝臓
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大腸がんは女性で1位、男性で3位となっています。
また、大腸がんはポリープが大きくなりガン化するケースが大多数を占めるため、ポリープを切除することで将来的ながんの予防につながります。
ですので、症状はなくとも、がんの早期発見・予防のため、特に下記のようながんのリスクがある方は大腸カメラを1度は受けることが大切です。
<大腸がんのリスク>
大腸がん検診陽性の方(※1)
大腸がんの家族歴がある方
肥満、高身長などの体格が良い方
飲酒が好きな方
赤肉(牛・豚・羊の肉)・加工肉(ベーコン、ハム、ソーセージなど)をよく食べる方
※1
現在行われているがん検診は便潜血検査ですが、陽性の方に大腸カメラを行うと3%程の方に実際に大腸がんが見つかっております。
がん以外にも、痔やポリープなどでも陽性が出てしまう検査ではあるのですが、数%でもがんのリスクが潜んでいるため、やはり大腸カメラを受けることをお勧めしています。
詳しくはこちらをご参照ください。
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<目次>
6.大腸カメラの費用
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