2、大腸カメラ(内視鏡)はどんな人が受けるの?
①症状のある方
これらの症状は実は病気のサインのことが多く、直接粘膜の状態を見ることで症状の原因を探り、病気に合わせた治療を行うことができます。
<代表的な症状>
・便通異常(便秘、下痢)
・便が細くなった
・血便・下血、粘液便
・慢性の腹痛 など
②大腸がんのリスクのある方
大腸がんは部位別のがん死亡率で男女ともに上位にくる疾患ですが、大腸がんも早期発見することで、ほぼ完全に治療することが可能になってきました。
2020年の部位別がんの死亡率
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1位
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2位
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3位
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4位
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5位
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男性
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肺
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胃
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大腸
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膵臓
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肝臓
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女性
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大腸
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肺
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膵臓
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乳房
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胃
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男女計
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肺
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大腸
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胃
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膵臓
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肝臓
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また、大腸がんはポリープが大きくなりガン化するケースが大多数を占めるため、ポリープを切除することで将来的ながんの予防につながります。
ですので、症状はなくともがんの早期発見・予防のため、特に下記のような大腸がんのリスクがある方は大腸カメラを1度は受けることが大切です。
<大腸がんのリスク>
- 大腸がん検診陽性の方(※1)
- 大腸がんの家族歴がある方
- 肥満、高身長などの体格が良い方
- 飲酒が好きな方
- 赤肉(牛・豚・羊の肉)・加工肉(ベーコン、ハム、ソーセージなど)をよく食べる方
- 40歳以上で大腸カメラを受けたことがない方
※1
現在行われているがん検診は検便を用いた便潜血検査ですが、陽性の方に大腸カメラを行うと3%程の方に実際に大腸がんが見つかっております。
がん以外にも、痔やポリープなどでも陽性が出てしまう検査ではあるのですが、実際に便潜血陽性反応後に大腸内視鏡を施行しなかった方は施行した方に比べ、直腸ガン・大腸ガンによる死亡率が2倍以上になったとの報告もあり、やはり大腸カメラを受けることをお勧めしています。
参考文献;Zorzi M et al Gut 2022;71(3):561-567 有効性評価に基づく大腸がん検診ガイドライン
詳しくはこちらをご参照ください。
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<目次>
6.大腸カメラの費用
10. 大腸カメラの注意点
文責:神谷雄介院長(消化器内科・内視鏡専門医)
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