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食後に痰が絡む・咳払いが止まらない原因は逆流性食道炎?胃カメラでわかった実際の治療例

[2026.06.08]

「食後になると痰が絡んで咳払いが止まらない…」

「耳鼻科では異常なしと言われたのに、症状が続いている」

症状に困っているのに、耳鼻科や内科で異常が見つからず、薬も効かない。

実は、こうした症状の背後には「逆流性食道炎」が隠れているケースも少なくありません。

当院で実際に診療した、“痰がらみ”に悩まされていた30代男性の症例をもとに、胃カメラで明らかになった“その原因”と、その後の治療・再発予防までの流れを専門医の院長が詳しくご紹介します。

 

💡本記事でお伝えしたいポイント
  • 食後に痰が絡む症状は、喉や鼻だけでなく胃酸逆流が原因のことがあります。
  • 逆流性食道炎では、胸やけがなくても咳払い・喉の違和感・痰がらみが出ることがあります。
  • 耳鼻科で異常がなく、薬を飲んでも改善しない場合は、胃カメラで食道・胃・喉の状態を確認することが大切です。
  • 薬で改善しても、生活習慣や再発予防を行わないと症状がぶり返すことがあります。
  • 当院では、胃カメラによる診断、薬の調整、生活指導、i-katsuを用いた再発予防まで一貫して対応しています。

 

食後の痰がらみ・咳払いが続く方へ

「耳鼻科では異常なしと言われた」「逆流性食道炎かもしれないと言われたが薬が効かない」「食後だけ痰が絡む」という方は、胃酸逆流や食道の病気が隠れていることがあります。

巣鴨駅前胃腸内科クリニックでは、胃腸症状だけでなく、胃酸逆流に関連した喉の違和感・痰がらみ・咳払いのご相談も受け付けています。

WEB予約はこちら 03-5940-3833

お電話でのご相談・ご予約:03-5940-3833

 

食後に痰が絡む症状を起こす主な原因

痰が絡む症状は、必ずしも肺や気管支だけで起こるわけではありません。

特に「食後に悪化する」「横になると悪化する」「胸やけやげっぷを伴う」「耳鼻科で異常がない」といった場合には、胃酸逆流が関係していることがあります。

食後に痰が絡むときに考える主な原因には、以下のようなものがあります。

  • 逆流性食道炎・咽喉頭逆流症:胃酸が食道や喉を刺激し、喉の違和感・咳払い・痰が絡む感じを起こすことがあります【1】【2】。
  • 後鼻漏:鼻水が喉の奥へ流れ込み、痰が絡むように感じることがあります。
  • アレルギー性鼻炎・副鼻腔炎:鼻や副鼻腔の炎症により、喉に痰が落ちる感覚が続くことがあります。
  • 気管支炎・喘息など呼吸器の病気:咳や痰が続く場合は、呼吸器の病気も鑑別が必要です。
  • 喫煙・乾燥・刺激物:喉や気道の粘膜が刺激され、痰が絡みやすくなることがあります。

ポイント:食後に症状が出やすい場合は、食事によって胃酸分泌が増えたり、胃の内容物が食道側へ逆流したりすることが関係している可能性があります。

逆流性食道炎とは?

逆流性食道炎とは、胃酸や胃の内容物が食道へ逆流し、食道の粘膜に炎症を起こす病気です。

代表的な症状は胸やけや酸っぱいものが上がってくる感じですが、症状はそれだけではありません。

胃酸逆流が喉の近くまで影響すると、以下のような症状が出ることがあります【1】【2】【3】。

  • 喉に痰が絡む感じ
  • 咳払いが増える
  • 喉の違和感
  • 声のかすれ
  • 慢性的な咳
  • 飲み込みにくさ
  • 胸のつかえ感

このように、逆流性食道炎は「胸やけの病気」と思われがちですが、実際には喉の症状として現れることもあります

胸やけ・げっぷ・のどの違和感が続く方は、逆流性食道炎の詳しい解説ページも参考にしてください。

症例|30代男性「食後に痰が絡んで取れない」

【症状】

数か月前から食後に痰が絡むような感覚があり、症状が続くため耳鼻科を受診されました。

同院で喉のスコープ(喉頭ファイバー)検査やアレルギー検査を受けましたが異常なく、逆流性食道炎ではないかと言われ投薬治療となりました。

2週間ほど薬を続けたものの改善なく、近くの内科を受診され薬を変更されましたが、やはり改善なく当院を受診されました。

【診察】

痰がらみは

・主に食後に起こる

・耳鼻科での異常がない

とのことから、当院でも逆流性食道炎の可能性は高いと考えました。

胃カメラ(内視鏡検査)はまだ受けていないとのことで、胃カメラを行い状態を状態を確認することとしました。

【検査】

胃カメラでは胃と食道のつなぎ目に線状の炎症(黄色部分)を認め、GradeAの逆流性食道炎と診断しました。

逆流性食道炎は、症状だけでも疑うことはできますが、胃カメラを行うことで以下を確認できます。

  • 食道に炎症があるか
  • 炎症の程度はどのくらいか
  • 食道裂孔ヘルニアなど逆流しやすい状態があるか
  • 好酸球性食道炎など別の食道疾患がないか
  • 食道がん・胃がんなど見逃してはいけない病気がないか

薬を飲んでも症状が続く方では、薬の種類を変える前に、まず状態を確認することが大切です。

▶胃カメラ検査について詳しく知りたい方は、当院の胃カメラ検査ページをご確認ください。

【治療】

逆流性食道炎の治療は

  1. 胃酸の分泌過多を抑える制酸薬
  2. 胃の動きを改善し胃酸の流れをよくする機能改善薬
  3. 逆流性食道炎を引き起こす生活習慣の改善

を軸に行っていきます。

今回も前医で制酸剤が処方されていましたが、効果が弱いものであり症状の改善が得られなかったと考え、逆流性食道炎に適した制酸剤への切り替えを行い、

併せて胃の動きを改善する漢方の処方を行いました。

制酸剤はどれも同じわけではなく効果に差があるため、胃カメラで逆流性食道炎の状態を見極め、状態に合わせた適切な薬を選択することが重要です。

 

また、今回は逆流性食道炎を引き起こしやすい生活習慣として

  • 毎日の飲酒
  • 辛いものを好む食生活

がありました。

アルコール摂取をすると食道運動機能が低下してしまい、逆流し易くなります。

刺激物や香辛料摂取は胃酸の分泌過多につながり、こちらも逆流性食道炎を引き起こしやすくなってしまいます。

以上から

  1. 休肝日を作ること、寝酒をしないこと
  2. 刺激物や香辛料の強い食事を2食連続してとらないこと にも取り組んでいただきました。

【経過】

投薬開始後、2日ほどで痰がらみの程度が低下してきて、2週間ほどで症状は消失し、一旦薬は終了としました。

そして逆流性食道炎はぶり返しやすく本人からは再発予防の希望があり、引き続き生活習慣の注意点を守ることと、当院オリジナルサプリのi-katsuを飲んで頂くこととし、その後も再発なく経過されています。

なぜi-katsuが逆流性食道炎に効果的なのか?

「ぶり返しやすい」理由

多くの方が制酸薬で改善しても、服薬をやめると症状が再発します。

これは“胃酸リバウンド”と呼ばれる現象で、薬により一時的に抑えられていた胃酸分泌が、急激に回復しすぎるために起こります。

i-katsuの成分には、制酸剤のリバウンドの抑制作用があり薬の中止・再燃の防止作用が期待でき、またi-katsuはサプリ(食品)ですので、通常は副作用が出ることがなく、長期間安全に飲んでいただくことができます。

i-katsuはこんな方におすすめです
  • 胃薬をやめるとすぐに症状が戻ってしまう

  • 薬に頼らず、体質から整えたい

  • 軽い症状のうちに予防したい

  • 長期的な再発防止をしたい

関連ページ

i-katsuについてのさらに詳しい内容は【▶なぜi-katsuは逆流性食道炎に効くのか?

i-katsuによるその他の治療例は【▶こちら

i-katsuを試してみたい方は【▶公式販売サイトへ

逆流性食道炎を繰り返す方へ

「薬を飲むとよくなるけれど、やめると戻る」「食後の痰がらみや咳払いを繰り返す」という方は、薬だけでなく再発予防まで含めて治療計画を立てることが大切です。

当院では、胃カメラで状態を確認したうえで、薬の調整・生活指導・i-katsuを含めた再発予防をご提案しています。

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📞 お電話でのご予約:03-5940-3833

受診の目安

食後に痰が絡む症状は、一時的な喉の刺激や乾燥で起こることもあります。

しかし、以下のような場合は、逆流性食道炎や食道の病気が隠れている可能性があるため、胃腸内科での相談をおすすめします。

  • 食後に痰が絡む症状が何週間も続く
  • 咳払いが止まらない
  • 耳鼻科で異常なしと言われたが症状が続く
  • 逆流性食道炎の薬を飲んでも改善しない
  • 胸やけ・げっぷ・酸っぱいものが上がる感じがある
  • 喉の違和感やつかえ感を伴う
  • 食べ物が飲み込みにくい
  • 声のかすれが続く
  • 体重減少がある
  • 黒い便、吐血、強い胸痛などがある

特に、飲み込みにくさ、体重減少、出血を疑う症状がある場合は、早めの検査が必要です。

院長コメント

食後に痰が絡む症状は、患者さんご本人にとって非常につらい症状です。

咳払いをしてもすっきりせず、人前で何度も喉を鳴らしてしまうことで、仕事や日常生活に支障が出る方もいらっしゃいます。

この症状は、耳鼻科領域の病気が原因のこともありますが、今回のように胃酸逆流が関係していることもあります。

大切なのは、「喉に異常がないから気のせい」と決めつけないことです。

食後に悪化する、横になると悪化する、胸やけやげっぷを伴う、薬を飲んでも改善しないといった場合には、胃カメラで食道・胃・喉の状態を確認することで原因が見えてくることがあります。

当院では、症状の背景を丁寧に確認し、必要に応じて胃カメラ・腹部エコー・血液検査などを組み合わせて原因を調べています。

食後の痰がらみ、喉の違和感、咳払いが続く方は、お気軽にご相談ください。

お電話でのご相談・ご予約は03-5940-3833

よくある質問FAQ

Q1. 食後に痰が絡むのは、喉や肺の病気ではないのですか?

A. 喉・鼻・気管支の病気で起こることもありますが、食後に悪化する場合は胃酸逆流が関係していることがあります。耳鼻科で異常がない場合でも、逆流性食道炎や咽喉頭逆流症が原因になることがあります【1】【2】。

 

Q2. 胸やけがなくても逆流性食道炎の可能性はありますか?

A. あります。逆流性食道炎は胸やけが代表的な症状ですが、喉の違和感、咳払い、声のかすれ、慢性的な咳など、喉や呼吸器に近い症状として出ることもあります【1】【2】【3】。

 

Q3. 耳鼻科で異常なしと言われた場合、胃カメラを受けた方がよいですか?

A. 症状が続く場合や、食後に悪化する場合は、胃カメラで食道・胃・喉の状態を確認する価値があります。逆流性食道炎だけでなく、好酸球性食道炎や食道がんなど、別の病気がないかを確認するためにも大切です。

 

Q4. 逆流性食道炎の薬を飲んでも痰がらみが治らないのはなぜですか?

A. 薬の種類や強さが合っていない場合、飲み方が適切でない場合、胃酸以外の原因が関係している場合があります。また、後鼻漏やアレルギー、気管支の病気、好酸球性食道炎など別の病気が原因のこともあります。

 

Q5. 胃カメラでは何がわかりますか?

A. 胃カメラでは、食道の炎症、胃と食道のつなぎ目の状態、食道裂孔ヘルニア、胃炎、胃潰瘍、食道がん・胃がんなどを確認できます。症状が長引く場合は、原因を見極めるために有用な検査です。

 

Q6. 逆流性食道炎は自然に治りますか?

A. 軽い場合は生活習慣の改善で落ち着くこともありますが、症状が続く場合は薬による治療が必要になることがあります。放置すると炎症が長引いたり、再発を繰り返したりすることがあるため、症状が続く場合はご相談ください。

 

Q7. 食後の痰がらみを予防する生活習慣はありますか?

A. 食後すぐに横にならない、夜遅い食事を控える、飲酒や寝酒を控える、辛いものや脂っこいものを摂りすぎない、腹部を圧迫する服装を避けるなどが役立つことがあります【1】【4】。

 

Q8. i-katsuはどのような方に向いていますか?

A. 胃薬をやめると症状が戻りやすい方、逆流性食道炎を繰り返している方、生活習慣を見直しながら再発予防をしたい方に向いています。当院では、医療機関での治療・再発予防の選択肢の一つとして提案しています。

 

Q9. i-katsuは薬と一緒に飲めますか?

A. 併用できることが多いですが、服用中のお薬や持病によって個別に確認が必要です。現在治療中の病気がある方、妊娠中・授乳中の方、薬を複数服用している方は、医師にご相談ください。

 

Q10. どのくらい症状が続いたら受診した方がよいですか?

A. 数週間以上続く場合、耳鼻科で異常なしと言われても改善しない場合、薬を飲んでも治らない場合は受診をおすすめします。飲み込みにくさ、体重減少、黒い便、吐血、強い胸痛がある場合は早めに医療機関を受診してください。

まとめ

食後に痰が絡む症状は、喉や鼻の病気だけでなく、胃酸逆流が関係していることがあります。

  • 食後に痰が絡む場合、逆流性食道炎・咽喉頭逆流症が原因のことがあります。
  • 胸やけがなくても、喉の違和感・咳払い・痰がらみとして現れることがあります。
  • 耳鼻科で異常がなく、症状が続く場合は胃腸内科での評価も大切です。
  • 胃カメラでは、逆流性食道炎の有無や炎症の程度、他の食道疾患の有無を確認できます。
  • 治療では、薬の調整だけでなく、生活習慣の改善と再発予防が重要です。
  • 当院では、胃カメラによる診断から、薬・漢方・生活指導・i-katsuを含めた再発予防まで対応しています。
食後の痰がらみが続く方へ

食後に痰が絡む、咳払いが止まらない、耳鼻科で異常なしと言われたのに症状が続く場合は、胃酸逆流が隠れていることがあります。

「喉の問題」と決めつけず、食道・胃の状態も確認することが大切です。

巣鴨駅前胃腸内科クリニックでは、胃カメラによる診断から、治療・再発予防まで一貫して対応しています。

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医師紹介

神谷雄介(かみや ゆうすけ)院長

📍経歴

国立佐賀大学医学部卒業後、消化器内科・内視鏡内科の道を歩み始め、消化器・胃腸疾患の患者さんが数多く集まる戸畑共立病院・板橋中央総合病院・平塚胃腸病院にて研鑽を積む。

胃もたれや下痢といった一般的な症状から炎症性腸疾患や消化器がん治療まで幅広く診療を行いながら、内視鏡専門医として年間3000件弱の内視鏡検査、および早期がんの高度な内視鏡治療まで数千件の内視鏡治療を施行。

2016年4月に巣鴨駅前胃腸内科クリニックを開業。

内視鏡検査だけでなく、胃痛・腹痛・胸やけや便秘などの胃腸症状専門外来や、がんの予防・早期発見に力を入れ、診療を行っている。

  • 日本内科学会認定医
  • 日本消化器病学会専門医
  • 日本消化器内視鏡学会専門医

🩺 診療にあたっての想い

胃や大腸の病気は、早期発見・早期治療がとても重要です。

「気になるけれど、どこに相談したらよいかわからない」「検査は怖いし、つらそうで不安」

そんな方にも安心して診察や検査を頂けるうような診療を心がけております。お気軽にご相談ください。

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交通

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巣鴨駅前胃腸内科クリニック

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参考文献

  1. Katz PO, Dunbar KB, Schnoll-Sussman FH, et al. ACG Clinical Guideline for the Diagnosis and Management of Gastroesophageal Reflux Disease. Am J Gastroenterol. 2022;117(1):27-56.
  2. Chen JW, Vela MF, Peterson KA, Carlson DA. AGA Clinical Practice Update on the Diagnosis and Management of Extraesophageal Gastroesophageal Reflux Disease: Expert Review. Clin Gastroenterol Hepatol. 2023;21(6):1414-1421.e3.
  3. National Institute of Diabetes and Digestive and Kidney Diseases. Symptoms & Causes of GER & GERD in Adults.
  4. Cleveland Clinic. Laryngopharyngeal Reflux (LPR).
  5. 日本消化器病学会. 胃食道逆流症(GERD)診療ガイドライン 2021. 南江堂.
  6. Vakil N, van Zanten SV, Kahrilas P, et al. The Montreal definition and classification of gastroesophageal reflux disease: a global evidence-based consensus. Am J Gastroenterol.

文責:巣鴨駅前胃腸内科クリニック院長 神谷雄介(消化器学会・内視鏡学会専門医)

 

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