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実際の治療例 “胃薬アレルギーで胃薬が飲めない”

[2024.01.19]

当院を受診された患者さんの実際の治療経過です。

 

30代 女性 胃薬アレルギーで胃薬が飲めない

症状

慢性的に胃痛があり他院にて胃内視鏡(胃カメラ)を受けたところ胃炎と言われ胃薬を出されましたが、飲むと蕁麻疹が出てしまい中止せざるを得ず、治療ができないとのことで当院を受診覚ました。

 

検査

胃炎の状態確認のため、当院にて再度胃カメラを行うと胃に発赤を認め、表層性胃炎と診断しました

胃の出口近くの画像です。 左は通常観察の写真で赤い線状の炎症があります。(矢印部分) NBIモードに切り替えて観察するとより炎症部分が際立ちます。

治療

表層性胃炎はストレスによる胃酸分泌過多や食事・アルコールなどの粘膜への刺激によって起こる胃炎です。

通常は胃酸を抑える制酸剤を使用して治療を行いますが飲むと蕁麻疹が出てしまうとのことで、薬と違う機序での制酸作用を持つ当院オリジナルサプリのi-katsuを使用してみることとしました。

 

<治療内容>

当院オリジナルサプリのi-katsu

※i-katsuの成分の一つである乳酸菌LJ88は、胃酸の分泌を促す「ガストリン」というホルモンを作る細胞に働きかけることで、胃痛、胸やけ、胃もたれの原因となる過剰な胃酸の分泌を防止する制酸作用を持ち、また、必要以上に胃酸分泌を低下させることはなく、正常な消化の状態を保ってくれます。

 

 

関連ページ:胃腸内科が作ったサプリ「i-katsu」

 

経過

i-katsuを服用し始めてしばらくすると胃の痛みが和らぎ始め、2週間後の再診時には頻度・程度ともに半分くらいになったとのことでした。さらに1か月ほど続けてもらうと胃痛はほぼ消失しました。

 

もともとアルコールや刺激物などはほとんど取らないとのことでしたが、仕事上ストレスが多いとのことでそこから胃酸分泌過多となり表層性胃炎が引き起こされたと考えられました。

ストレス環境は続くとのことで、ご本にと相談しi-katsuを続けることし、現在も症状はない状態を維持しています。

 

サプリは薬と違い副作用が出ることがほとんどなく、当院では

  1. 薬がアレルギーなどの副作用で飲めない方
  2. 薬をやめると症状がぶり返す方
  3. 薬を飲むのに抵抗がある方

などに薬の代替治療として使用しております。

また副作用が出にくいという点から、安全に長期服用ができるため症状改善後の予防治療も積極的に用いております。

 

文責:神谷雄介院長(消化器内科・内視鏡専門医)

 

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