実際の治療例 “胸やけ・げっぷ・のどの違和感が続く”
当院を受診された患者さんの実際の治療経過です。
40代 女性 胸やけ・げっぷ・のどの違和感が続く
【症状】
5-6年前から胸やけやげっぷ・のどの違和感を度々感じており、特に治療は受けずに様子を見ていましたが、ご家族から当院を勧められ受診されました。
【診察】
症状は食後に感じることが多いとのことで、症状と合わせて逆流性食道炎を疑いました。
胃内視鏡(胃カメラ)は一度も受けたことがないとのことで、まずは内視鏡を行いました。
【検査】
実際に内視鏡検査を行ったところ、やはり逆流性食道炎の所見を認めました。
【治療】
内視鏡上の炎症が中等度とやや目立つため、制酸剤や機能改善薬による内服治療を考えましたが、ご本人が「アレルギー体質なので、薬はなるべく飲みたくない」とのことで、まずは胃酸の分泌過多・逆流を抑えるための生活習慣の改善を行い、また、サプリであればご本人が抵抗がないとのことで、当院のオリジナルサプリi-katsuも飲んで頂き経過を見ることとしました。
※サプリは食品と同じ扱いであり通常は副作用が出ることがなく、長期の服用に関しても安全性が高いと考えられています。
<治療内容>
1.生活習慣指導
アルコールが好きで、ほぼ毎日飲んでおり、寝酒もするとのことで、休肝日をしっかりとつくること寝酒はやめることを徹底してもらいました。
※アルコール摂取により、胃酸分泌を促進させたり食道運動機能が低下し胃からの逆流が起こりやすくなります。
i-katsuの成分の一つであるLJ88は必要以上に胃酸を抑えることなく、過剰な部分の胃酸分泌抑制し、胃酸の状態を適正化してくれます。
また、麦芽や大根の種といった生薬は消化促進作用や胃腸の運動促進があるとが分かっています。
【経過】
2週間後の再診の際に状態を伺うと、症状は少しづつ良くなってきたが、まだ続いているとのことで、引き続き減酒とサプリを続けてみることとしまた。
さらに1か月後の再診時には症状がだいぶ軽くなり、食後のげっぷが少し気になる程度まで改善し、3か月後の再診時には症状はほとんど良くなっていました。
アルコールは引き続き休肝日を作ることと寝酒をやめることを続けて頂き、ご本人がサプリは続けたいとのことで続けてもらい、6か月後に経過チェックのため内視鏡を再検しました。
内視鏡上は炎症はかなり改善しており、ほぼ傷痕になっている状態でした。
そして、1年後の内視鏡検査では炎症は改善しており、症状の再燃もなく、現在も節度ある飲酒とサプリを続けています。
※i-katsuを使った他の治療例は “i-katsuの治療例” からご覧いただけます。
文責:神谷雄介院長(消化器内科・内視鏡専門医)
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