実際の治療例 “胃痛があるが胃薬を飲むと便秘してしまう”
当院を受診された患者さんの実際の治療経過です。
30代 女性 胃痛があるが胃薬を飲むと便秘してしまう
【症状】
以前からストレス時に胃痛を感じることが多く、転職を契機に常に胃痛を感じるようになり、前医にて機能性ディスペプシアと診断を受け胃薬を処方されましたが、飲むとひどい便秘になってしまい薬が飲めないとのことで当院を受診されました。
【診察】【検査】
前医にてすでに胃カメラや腹部エコーなどの検査は受けておられ、持参された検査画像を確認しましたが異常はなく、症状と合わせて当院でも機能性ディスペプシアの診断としました
関連ページ:胃内視鏡(胃カメラ) 腹部エコー
【治療】
機能性ディスペプシアの胃痛の原因としてはストレスなどによる胃酸の分泌過多が挙げられます。ですので治療としては制酸剤を使用することが多いのですが、制酸剤の副作用として便秘や下痢などの便通異常をきたす方がおられます。
今回も前医で数種類の制酸剤を使用しましたがいずれも便秘になってしまったとのことで、制酸剤の代わりに当院オリジナルサプリの“i-katsu”を使用することとしました。
※i-katsuに含まれる乳酸菌LJ88には、胃酸の分泌を促す「ガストリン」というホルモンを作る細胞に働きかけることで、過剰な胃酸の分泌を抑制する制酸作用があります。
参考文献:乳酸菌LJ88による胃酸の適正化試験 食品と開発51巻/9号 P71-73, 2016
関連ページ:当院オリジナルサプリi-katsu
【経過】
i-katsuを飲み始めて2-3日すると胃の痛みが明らかに減り、2週間ほど経過するとほとんど感じなくなる状態となりました、
便通についても便秘になることはなく、むしろ調子がよくなったとのことで、i-katsuを継続し胃も腸もよい状態をキープすることができています。
今回のように胃薬で便通異常を来したり血球異常や肝障害などの副作用が出る方が稀におられ、薬を中止せざるを得ず治療に難渋することもあります。
i-katsuはサプリであり薬でみられるような副作用が起こらないという特徴があり、胃薬が飲めない方にも安全に使用することができ、また、乳酸菌には整腸作用があり便通が悪くなるどころか調子がよくなる方が多く、「副作用で薬が使えない方」「薬を飲むのに抵抗がある方」の治療にも有効です。
※i-katsuを使った他の治療例は “i-katsuの治療例” からご覧いただけます。
文責:神谷雄介院長(消化器内科・内視鏡専門医)
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