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実際の治療例 “非常に見つけづらいピロリ菌陰性胃がん”

[2023.11.09]

「ピロリ菌がいないなら、胃がんにはならない」と思っていませんか?

実は、ピロリ菌に感染していなくても、まれに胃がんが発症することがあります。しかもそのがんは非常に発見が難しいため、見逃されてしまうことも…。

この記事では、当院で実際に発見された「ピロリ菌陰性胃がん」の症例をご紹介しながら、胃カメラ(内視鏡検査)の重要性や当院の検査体制についても詳しく解説いたします。

 

▶当院ではWEB予約・電話予約を受け付けております。気になる方は是非ご相談ください。

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50代男性 ピロリ菌陰性胃がん

症状

特に自覚症状はなくピロリ菌も以前に調べて陰性とのことでしたが、他院にて定期的に胃内視鏡(胃カメラ)を受けておられ、転居に伴い当院での内視鏡検査を希望され受診されました。

 

【内視鏡】

胃の前庭部と呼ばれる部位に淡い退色部分(周りと比べて色が白っぽく見える部分)を認め、同部を生検したところがん細胞が検出され、早期胃がんと診断しました。

実際の内視鏡画像

青い矢印で囲まれた色の白い領域(褪色域)がガンの部分です。 ピロリ菌陰性胃がんは今回のように非常に分かりにくいことも多く見落とされることもあります。

NBIというモードに切り替えると矢印で囲まれた褪色域がより分かりやすくなります。 内視鏡検査時には通常の観察だけでなくモードを切り替えて病気を見つける精度を高めることも重要です。

 
【治療】

ガンではありましたが、早期胃がんであったため内視鏡治療が可能な状態であり、入院治療ができるガン拠点病院に紹介し治療を受けていただき、無事に治癒切除となりました。

 

院長からのコメント

ピロリ菌陰性でも胃がんになることがあります

ピロリ菌がいない人はほぼ胃がんにならないと言われていますが、実は今回のようにピロリ菌に未感染の方でもかなり確率は低いですが胃がんになることはあります。

胃がん全体の1-2%程度にピロリ菌未感染の胃がんがあると言われ【文献1】、たとえば、2019年の胃がん新規患者数(男女計124,319人)から考えると、ピロリ菌未感染でも年間約2,000人が胃がんを発症している計算になります

胃がんは「早期発見」がカギです。

胃がんは、初期には自覚症状がないことが多く、気づいたときには進行しているケースもあります。

定期的な内視鏡検査を受けることで、症状が出る前の段階で発見・治療できる可能性が高まります。

当院の内視鏡検査の強み

ピロリ菌陰性胃がんは今回のように非常に視認性が悪いものもあり見逃されてしまうこともあります。

当院では、次世代内視鏡システムEVIS-X1Ultra HDの4Kモニターを導入。

より鮮明で詳細な画像によって、見逃しがちな病変の発見精度が格段に向上しています。

✔ 通常観察+特殊光観察(NBI)で病変を見逃しません
✔ 専門医による丁寧な観察と判読
✔ 鎮静剤やスコープ選択で苦痛のない検査

▶詳細はこちらから:次世代内視鏡システム「EVIS-X1」導入

胃がんの不安がある方、検査の希望がある方はお力になれますのでお気軽にお問い合わせください。

WEB予約はこちら 03-5940-3833

まとめ

  • ピロリ菌陰性でも胃がんは起こり得る(全体の1〜2%程度)

  • 自覚症状がなくても胃カメラで発見されることがある

  • 特殊光観察や最新内視鏡を駆使した精度の高い検査が早期発見につながる

よくある質問(FAQ)

Q1. ピロリ菌がいなければ胃がんにならないのでは?

A. ほとんどの胃がんはピロリ菌が関与しますが、未感染でも1〜2%程度で胃がんが発生します【1】。

Q2. ピロリ菌陰性胃がんはどうやって見つかりますか?

A. 通常光では発見困難な場合が多く、特殊光(NBI)や拡大観察が有用です【1】。

Q3. 症状がなければ胃カメラは不要ですか?

A. 初期胃がんは無症状のことが多いため、定期的な胃カメラが推奨されます【2】。

Q4. 胃がん検診の頻度はどのくらい?

A. 40歳以上は2年に1回の胃がん検診が推奨されています【2】。

Q5. 苦しい検査は嫌なのですが…

A. 当院では鎮静剤やスコープの種類を調整することで、苦痛の少ない胃カメラを提供しています。

 

医師紹介

神谷雄介(かみや ゆうすけ)院長

📍経歴

国立佐賀大学医学部卒業後、消化器内科・内視鏡内科の道を歩み始め、

消化器・胃腸疾患の患者さんが数多く集まる戸畑共立病院・板橋中央総合病院・平塚胃腸病院にて研鑽を積む。

胃もたれや便通異常といった一般的な症状から、炎症性腸疾患や消化器がん治療まで幅広く診療を行いながら、

内視鏡専門医として年間3000件弱の内視鏡検査、および早期がんの高度な内視鏡治療まで数千件の内視鏡治療を施行。

2016年4月に巣鴨駅前胃腸内科クリニックを開業。

内視鏡検査だけでなく、胃痛・腹痛・胸やけや下痢などの胃腸症状専門外来や、がんの予防・早期発見に力を入れている。

  • 日本内科学会認定医
  • 日本消化器病学会専門医
  • 日本消化器内視鏡学会専門医

🩺 診療にあたっての想い

胃や大腸の病気は、早期発見・早期治療がとても重要です。

「気になるけれど、どこに相談したらよいかわからない」「検査は怖いし、つらそうで不安」

そんな方にも安心して診察や検査を頂けるうような診療を心がけております。お気軽にご相談ください。

アクセス

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所在地

170-0002
東京都豊島区巣鴨1丁目18-11  十一屋ビル4階

交通
巣鴨駅から徒歩2分、ローソン(1F)の4階  

巣鴨駅前胃腸内科クリニック

JR巣鴨駅 南口より徒歩3分。詳しい道順はこちら

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参考文献

  1. Yamamoto Y. Helicobacter pylori-negative Gastric Cancer: Characteristics and Endoscopic Findings. Gastroenterol Endosc. 2016;58:1492-503.

  2. 国立がん研究センター「がん情報サービス」胃がん統計・検診ガイドライン

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文責:巣鴨駅前胃腸内科クリニック院長 神谷雄介

 (消化器学会・内視鏡学会専門医)

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