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実際の治療例 “のどの違和感があり耳鼻科で逆流性食道炎と言われた”

[2024.07.17]

当院を受診された患者さんの実際の治療経過です。

 

症状

1年半くらい前からのどに痰がへばりついたような違和感を感じるようになり耳鼻科を受診し喉頭ファイバーを行いました。

結果は異常はなく、「症状は逆流性食道炎によるものだろう」と言われ内服薬を出され様子を見ていましたが、多少はよくなった気がするものの違和感が続くとのことで当院を受診されました。

 

診察

のどの異物感は常に感じているとのことでしたが、特に食後に強くなるとのことであり、逆流性食道炎の可能性は考えられ、内視鏡(胃カメラ)を用いてのどや食道の状態を確認してみることとしました。

関連ページ:逆流性食道炎 

 

検査

内視鏡で観察するとのど自体には異常は認めませんでしたが、

内視鏡の画像です。 喉自体には炎症やガンなどの異常所見はありませんでした

食道には逆流性食道炎の所見を認め、今回ののどの違和感の原因と考えました。

食道には胃酸の逆流による縦走する炎症を認め(黄色矢印)、 逆流性食道炎と診断しました。

関連ページ:・胃内視鏡(胃カメラ) ・逆流性食道炎

 

治療

逆流性食道炎胃酸の分泌過多胃や食道の動きの低下により、胃酸が食道やのどに逆流して起こる状態です。

一般的には胸やけのイメージがありますが、胃酸が喉まで及んだり、食道の粘膜や神経を刺激するとのどの違和感やつまり感の要因となります。

 

逆流性食道炎自体の治療は

  1. 胃酸の分泌過多を抑える制酸薬
  2. 胃の動きを改善し胃酸の流れをよくする機能改善薬
  3. 逆流性食道炎を引き起こす生活習慣の改善

を軸に行います。

今回はすでに耳鼻科で処方されていた制酸剤は服用中ではあったため、胃の動きを改善する漢方の機能改善薬と胃酸分泌過多をさらに抑えるため当院オリジナルサプリのi-katsuを追加で投与しました。

 

関連ページ:

なぜ逆流性食道炎に「i-katsu」が効くのか?

「i-katsu」の治療例

 

経過

追加で漢方とi-katsuを開始してから数日たつと症状が和らぎ始め、2週間後の再診の際には違和感が気になる頻度が半分くらいに減ったとのことでした。

もう2週間ほど継続すると症状がほとんどなくなったとのことで、制酸剤は一旦中止しとしました。

ただご本人が1年程症状が続いていたこともあり、再燃することが不安とのことで、漢方とi-katsuのみは継続として様子を見ましたがその後も再燃はなく落ち着いた状態を維持することが出来ています。

 

漢方やi-katsuは長期に使用しても副作用が出ることが少なく安全に続けることができるため、今回のように症状改善後も維持のために使用することも少なからずあります。

 

前述のように逆流性食道炎の治療は制酸剤などを用いて行いますが、炎症の程度が強かったり範囲が広い場合などは効きづらいこともあり、当院では制酸剤などの初期治療だけでは不十分な際には漢方やi-katsuサプリを併用して治療を行い、逆流性食道炎でお悩みの方の症状を改善しています。

のどの症状でお困りの方逆流性食道炎と診断されたものの全然よくならない方などは一度ご相談ください

 

 

関連ページ:なぜ逆流性食道炎に「i-katsu」が効くのか?

文責:神谷雄介院長(消化器内科・内視鏡専門医)

 

■関連ページ■

のどの違和感・つまり感外来

なぜ逆流性食道炎は治らないのか?ぶり返すのか?

なぜ逆流性食道炎に「i-katsu」が効くのか?

「i-katsu」の治療例

食道カンジダ

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