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実際の治療例 “便潜血陽性を契機に発見された早期大腸がん”

[2023.11.20]

当院を受診された患者さんの実際の治療経過です。

 

50代女性 便潜血検査陽性

 

【症状】

特に自覚症状はありませんでしたが、区の大腸がん検診で施行されている便潜血検査で陽性を指摘されて来院されました。

 

【診察】

便潜血検査陽性の方には大腸がんのリスクがあることをご説明し、大腸内視鏡検査(大腸カメラ)を受けていただくことにしました。

 

 

【内視鏡検査】

大腸内視鏡検査を行うと深部に15㎜大のポリープを認めました

NBIモードに切り替えると、血管像の不整を認め早期大腸がんと診断しました。

 

治療

内視鏡では早期大腸がんの診断であり、内視鏡で切除し治癒切除となりました。

 

便潜血検査陽性の方に大腸内視鏡を行ってみると3%程度の方に大腸がんが見つかるとのデータがあり、実際に今回のようにガンが見つかるケースもあります。

また、便潜血陽性反応後に大腸内視鏡を施行しなかった方は施行した方に比べ、直腸ガン・大腸ガンによる死亡率が2倍以上になったとの報告(※1)もあり、便潜血陽性の方は自覚症状がなくても大腸内視鏡を受けることが大切です。

大腸内視鏡と聞くと、「痛い」「苦しい」といったイメージを持たれている方もおられると思いますが、当院は鎮静剤やスコープの調整などの様々な工夫で苦しくない無痛状態で大腸内視鏡をお受けいただけます。

※1 参考文献;Zorzi M et al Gut 2022;71(3):561-567

文責:神谷雄介院長(消化器内科・内視鏡専門医)

 

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文責:神谷雄介院長(消化器内科・内視鏡専門医)

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