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食後の胃痛が続く…原因は「胃」だけじゃない?必要な検査と治療を専門医が解説

[2026.01.16]

食後に胃が痛むと、「また胃炎かな」「すこし食べ過ぎたのかもしれない」

そう考えて、つい様子を見てしまう方は少なくありません。

しかし、食後の胃痛は必ずしも胃炎や食生活だけが原因とは限りません。

胃潰瘍や逆流性食道炎、胆石や膵炎など、胃や胆のう・膵臓の病気や体質・生活習慣が関係していることもあります。

「そのうち治るだろう」と我慢しているうちに、悪化してしまうケースも少なくありません。

この記事では、食後の胃痛が起こる主な原因、必要な検査、治療の考え方、受診の目安について、消化器内科専門医の視点から、わかりやすく解説します。

 

食後の胃痛でお困りの方がいらっしゃれば、このケースが受診のきっかけになれば幸いです。

巣鴨駅前胃腸内科ではWEB予約・電話予約を受け付けております。是非ご相談ください。

WEB予約はこちら 03-5940-3833

※ご予約がない方でも受付時間内に受診して頂ければ診察可能です。

 

食後の胃痛とは?

食後の胃痛とは、食事をきっかけにみぞおち周辺に痛み・違和感が出る状態を指します。

胃だけでなく胆のう・膵臓・自律神経が関係している場合もあり、原因によって様々な症状が出ます

  • 食べるとすぐにキリキリ痛む

  • 食べて2時間くらいしてから発作のように痛む
  • 胃が重く、食後に動きたくなくなる

  • 空腹時よりも食後の方がつらい

  • 夜よりも昼食後・夕食後に症状が強い など

原因となる疾患

① 胃や十二指腸の器質的疾患(胃炎や胃潰瘍など)

  • 加齢とともに胃粘膜は弱くなりやすい

  • 痛み止め(NSAIDs)や解熱鎮痛薬の使用歴が重要

  • 食後にしみるような痛みが出やすい

② 逆流性食道炎

  • 胃の上部-前胸部の痛み

  • 胸やけ・胃のムカムカ感を伴うことも多い

  • 食後すぐや前かがみで悪化

③ 機能性ディスペプシア(FD)

  • 検査で大きな異常がない

  • 胃痛や食後のもたれ、少量で満腹

  • ストレス・睡眠不足・生活リズムの乱れが関与

「異常なし」と言われても症状が続く場合、この病態が隠れていることがあります。

④ 胆石・胆のうの病気

  • 脂っこい食事の後、2時間前後して痛みが発症

  • 「胃の痛み」と勘違いされやすい

  • 右上腹部〜みぞおちの痛み

腹部エコーで初めて原因が分かるケースも多い疾患です。

⑤ 膵臓の病気

  • みぞおち〜背中に抜ける強い痛み

  • 飲酒との関連も多い→ 血液検査(膵酵素)+エコー・CTなどの画像検査が必要

必要な検査

胃カメラ(上部消化管内視鏡)

  • 胃炎・潰瘍・がんの評価

  • 食後胃痛の原因検索の中心

  • 鎮静を使った無痛胃カメラも可能

■実際の胃カメラで指摘された胃潰瘍

食後の胃痛の原因|胃潰瘍|巣鴨駅前胃腸内科クリニック

胃の出口付近に胃潰瘍(黄色部分)を認めました。

腹部エコー

  • 胆石・胆のう炎・肝胆道系評価

  • 胃カメラで異常がない場合にも有用

■実際の腹部エコーで指摘された胆のう炎

胆のうの短径が50㎜大と腫大し(青矢印)、壁が3㎜大と肥厚し(赤矢印)白く見えています。

関連ページ:

胃カメラについて|実際の検査の流れや鎮静剤・スコープ選択による無痛胃カメラの詳細がご確認いただけます

胃カメラはどんな人が受けるべき??

エコー検査|実際の流れや検査で分かる病気の詳細がご確認いただけます

血液検査

  • 貧血・炎症のチェック

  • 胆のう・膵臓の評価

 

💡特に以下の症状がある場合は、なるべく早めの検査が必要です。

  • 体重減少

  • 黒い便

  • 貧血

  • 痛みが徐々に強くなる など

治療

原因に合わせて治療を行っていきます。

胃炎・胃潰瘍/十二指腸潰瘍

  • 制酸剤や胃の粘膜保護剤など

  • 痛み止めなどの薬関連であれば、中止や変更

  • ピロリ菌陽性の場合は除菌

逆流性食道炎(GERD)

  • 制酸剤で胃酸過多を抑制

  • 生活:就寝前の食事を避ける、体重管理、刺激物・脂肪食の調整

機能性ディスペプシア(FD)

日本のガイドラインでは、まず制酸剤、運動賦活薬、六君子湯などを使用します。

反応が乏しい場合は胃のサプリi-katsuや抗不安薬/抗うつ薬、他の消化管運動改善薬、他の漢方などを検討します。

胆石・膵炎などが疑われる場合

  • 激しい痛みが続く、発作様の痛み・発熱・嘔吐がある場合は、まずエコーや血液検査で評価します。

実際の症例|胃潰瘍

60代女性「胃薬を飲んでいるが胃の痛みが治まらない」

【症状】

・1か月ほど前から食後の胃痛

・かかりつけの内科で胃薬を処方されるも改善せず来院。

【診察】

胃薬で改善しない場合、以下のような疾患を考えます

  • 胃潰瘍・十二指腸潰瘍

  • 胃がん

  • 機能性ディスペプシア

  • 胃以外の病気(胆のう・膵臓・大腸炎など)

正しく状態を評価し、治療方針を立てるため腹部エコーと血液検査・胃カメラ(内視鏡検査)を行いました。

【検査】
  • 血液検査:炎症や胆のう・膵臓などの数値の確認➡異常なし

  • 腹部エコー:胆のう・膵臓な・腸炎の評価➡異常なし

  • 胃カメラ(上部消化管内視鏡)胃潰瘍を認め、痛みの原因と診断しました。

<実際の内視鏡画像>

無痛胃カメラ(内視鏡)で診断した胃潰瘍|池袋上田胃腸クリニック

胃の出口付近の粘膜が炎症によりえぐれて潰瘍となっていました

【治療】

前医の胃薬で改善しなかったのは「胃薬の種類が適切でなかった」ことが原因でした。

治療内容
  • 胃潰瘍に適した適切な胃薬へ変更

  • その後、ピロリ菌除菌治療を実施

胃薬で胃痛は改善。その後、胃カメラで潰瘍の治癒を確認し、ピロリ菌除菌を行い、無事に終診となりました。

院長からのコメント

食後の「胃痛」は、胃の病気胃潰瘍や胃炎)はもちろんのこと、逆流性食道炎や胆のう、膵臓など、様々な臓器が原因で生じてきます。

原因によって治療方針がまったく変わるため、検査できちんと診断をつけて適切な治療を行うことが重要です。

巣鴨駅前胃腸内科クリニックでは、食後の胃痛に対して当日中-数日以内に検査・診断できる体制を整えています。

お困りの方はお力になれますので是非ご相談ください。

👉 WEB予約はこちらから

📞 お電話でのご予約:03-5940-3833

※ご予約がない方でも受付時間内に受診して頂ければ診察可能です。

よくある質問FAQ

Q1. 食後だけ胃が痛いのは、胃潰瘍ですか?

A. 胃潰瘍のこともありますが、逆流性食道炎・胆石・機能性ディスペプシア(FD)などでも起こります。続く場合は原因確認が大切です。

▶関連ページ:胃潰瘍について

Q2. 何日くらい続いたら受診すべきですか?

A. 目安として1週間前後続く、頻度が増える、市販薬で改善しない場合は受診をおすすめします。

Q3. 黒い便が出ました。様子見でいいですか?

A. 上部消化管出血の可能性があるため、基本は早e早め(当日〜至急)に受診してください。

Q4. 吐き気もあるのですが、胃腸炎ですか?

A. 胃腸炎のこともありますが、潰瘍・胆のう・膵臓の病気でも吐き気は出ます。特に痛みを伴う場合は受診をおすすめします。

Q5. 胃カメラは必ず必要ですか?

A. 全員に必須とは限りませんが、胃の病気が疑われる場合は検査をおすすめします。

▶関連ページ:専門医が教えます!胃カメラはどんな人が受けるべき??

Q6. ピロリ菌検査だけ先にできますか?

A. 可能なことが多いです。ただし保険適用にならない場合や、薬の影響で精度が落ちる場合があります。

▶関連ページ:ピロリ菌外来

Q7. 食後の右上腹部痛は何が多い?

A. 胆石など胆のう由来が多いパターンです。脂っこい食事で悪化しやすく、腹部エコーが役立ちます。

▶関連ページ:【胆石症】みぞおちの痛み・胃痛と思ったら胆石?原因・症状・検査・治療を専門医が解説

Q8. ストレスで食後の胃痛は起こりますか?

A. 起こります。機能性ディスペプシア(FD)では睡眠・運動不足・食習慣なども関与し得ます。

Q9. 市販の胃薬で良くなれば放置していい?

A. 一時的に改善しても、潰瘍やピロリ菌が背景にあると再燃することがあります。繰り返すなら評価がおすすめです。

Q10. 受診前にやってはいけないことは?

A. 痛み止め(NSAIDs)の自己増量、飲酒、暴飲暴食は避けてください。黒い便・吐血・強い嘔吐がある場合は様子見せず、なるべく早く受診してください。

まとめ

  • 食後の胃痛は年齢・体質で原因が異なる

  • 胃炎以外に胆石・FD・逆流性食道炎も多い

  • 我慢せず、検査で原因を明確にすることが重要

  • 巣鴨駅前胃腸内科クリニックでは胃カメラ+腹部エコーを含めた評価が可能

お電話でのご相談・ご予約は03-5940-3833

関連ページ

食後の胃痛が続く方へ|巣鴨で受けられる胃カメラ検査

胃炎・胃潰瘍の原因になるピロリ菌検査について

みぞおちの痛み・食後の胃痛と胆石の関係

検査で異常がない食後の胃痛|機能性ディスペプシアとは

医師紹介

神谷雄介(かみや ゆうすけ)院長

📍経歴

国立佐賀大学医学部卒業後、消化器内科・内視鏡内科の道を歩み始め、

消化器・胃腸疾患の患者さんが数多く集まる戸畑共立病院・板橋中央総合病院・平塚胃腸病院にて研鑽を積む。

胃もたれや便通異常といった一般的な症状から、炎症性腸疾患や消化器がん治療まで幅広く診療を行いながら、

内視鏡専門医として年間3000件弱の内視鏡検査、および早期がんの高度な内視鏡治療まで数千件の内視鏡治療を施行。

2016年4月に巣鴨駅前胃腸内科クリニックを開業。

内視鏡検査だけでなく、胃痛・腹痛・胸やけや下痢などの胃腸症状専門外来や、がんの予防・早期発見に力を入れている。

  • 日本内科学会認定医
  • 日本消化器病学会専門医
  • 日本消化器内視鏡学会専門医

🩺 診療にあたっての想い

胃や大腸の病気は、早期発見・早期治療がとても重要です。

「気になるけれど、どこに相談したらよいかわからない」「検査は怖いし、つらそうで不安」

そんな方にも安心して診察や検査を頂けるうような診療を心がけております。お気軽にご相談ください。

アクセス

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所在地

170-0002
東京都豊島区巣鴨1丁目18-11  十一屋ビル4階

交通
巣鴨駅から徒歩2分、ローソン(1F)の4階  

巣鴨駅前胃腸内科クリニック

JR巣鴨駅 南口より徒歩3分。詳しい道順はこちら

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▶【WEB予約

文責:巣鴨駅前胃腸内科クリニック院長 神谷雄介

 (消化器学会・内視鏡学会専門医)

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