実際の治療例【「胃薬でも治らない…」みぞおちの左側の痛みから発見された大腸がん】
「みぞおちの痛み=胃の病気」と思い込んでいませんか?
実は、胃や膵臓に異常がなくても“大腸”が原因となって症状が出ることがあります。
今回ご紹介するのは、1か月以上続くみぞおち左側の痛みから検査を進めた結果、大腸がんが見つかった40代男性の治療例です。
「胃薬を飲んでも治らない」「検査で異常なしと言われたけど症状が続く」──そんな方にとって参考になるケースです。
40代 男性 みぞおちの左側が痛む
【症状】
1か月ほど前からみぞおちの左側に鈍痛を感じており、自然に治るかと思い様子を見ていましたが、一向に改善がないとのことで当院を受診されました。
【診察・検査】
みぞおちの左側の痛みの原因として
- 胃、十二指腸病変
- 膵臓病変
- 横行結腸や下降結腸の病変
などが考えられ、痛みの原因を調べるため、胃内視鏡(胃カメラ)・腹部エコー・血液検査を行いました。
【検査】
血液検査や腹部エコーは問題なく、胃カメラでも異常は認めませんでした。
実際の胃カメラの画像|ピロリ菌もいない正常な状態でした。
一旦は、特に病気がなくてもストレスや疲れなどによる胃酸分泌過多などで生じる機能性ディスペプシアを考え、胃薬で様子を見ることとしました。
しかしながら1週間ほど服用を続けてもらいましたが改善なく、横行結腸や下降結腸などの大腸疾患の可能性も視野に大腸カメラを行うこととしました。
実際の大腸カメラ画像
下降結腸に腫瘍(黄色矢印)を認め内腔をやや圧排している状態で、生検で大腸がんと確定診断となりました。
位置的には左上腹部に一致し、腫瘍により大腸が圧排され、ガスや便の通過時に圧がかかってしまうため鈍痛が出ていたと考えられました。
【治療】
病変は手術が必要な進行がんであり対応できる高次医療機関に紹介し、同院にて手術を行いました。
幸いにも進行度はstageⅡAで手術で根治することが出来ました。
【院長からのコメント】
左腹部の痛みの原因としては、前述のように胃や十二指腸・膵臓疾患などが多くの割合を占めますが、時に今回のような大腸由来で症状が起こることがあります。
- 胃薬で改善しないような痛み
- 胃カメラやエコーで異常がない
- 下痢・便秘・血便などの便通異常を伴う
上記に当てはまるものが一つでもあれば、原因精査のため大腸カメラを受けることを強くお勧めします。
お気軽にご相談ください。
お電話でのご相談・ご予約は03-5940-3833
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医師紹介
神谷雄介(かみや ゆうすけ)院長
📍経歴
国立佐賀大学医学部卒業後、消化器内科・内視鏡内科の道を歩み始め、
消化器・胃腸疾患の患者さんが数多く集まる戸畑共立病院・板橋中央総合病院・平塚胃腸病院にて研鑽を積む。
胃もたれや便通異常といった一般的な症状から、炎症性腸疾患や消化器がん治療まで幅広く診療を行いながら、
内視鏡専門医として年間3000件弱の内視鏡検査、および早期がんの高度な内視鏡治療まで数千件の内視鏡治療を施行。
2016年4月に巣鴨駅前胃腸内科クリニックを開業。
内視鏡検査だけでなく、胃痛・腹痛・胸やけや下痢などの胃腸症状専門外来や、がんの予防・早期発見に力を入れている。
- 日本内科学会認定医
- 日本消化器病学会専門医
- 日本消化器内視鏡学会専門医
🩺 診療にあたっての想い
胃や大腸の病気は、早期発見・早期治療がとても重要です。
「気になるけれど、どこに相談したらよいかわからない」「検査は怖いし、つらそうで不安」
そんな方にも安心して診察や検査を頂けるうような診療を心がけております。お気軽にご相談ください。
アクセス
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〒170-0002
東京都豊島区巣鴨1丁目18-11 十一屋ビル4階
交通
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文責:巣鴨駅前胃腸内科クリニック院長 神谷雄介
(消化器学会・内視鏡学会専門医)
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