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実際の治療例 “冬の時期になると胃の調子が悪くなる”

[2024.02.11]

当院を受診された患者さんの実際の治療経過です。

 

40代 女性  “冬の時期になると胃の調子が悪くなる”

 

症状

10年ほど前から寒い時期になると食後の胃痛や胃もたれ・食欲不振など胃の調子が悪くなるとのことで当院を受診されました。

 

診察

胃の不調が何らかの病気に関連して起こる症状なのか、あるいは気候の変化などによって起こる症状なのかを見極めるため、胃内視鏡(胃カメラ)で胃の状態をチェックすることとしました。

 

検査

胃カメラを再検したところ問題ない状態であり、気候の変化などによって起こる症状によって起こる機能性ディスペプシアと診断しました。

胃の粘膜は綺麗な状態で、ピロリ菌もない正常の状態でした

関連ページ:

機能性ディスペプシア

なぜ機能性ディスペプシアは治らないのか?

 

治療

検査しても胃に特に異常がないにも関わらず感じてしまう胃痛や胃もたれ・食欲不振などの症状を機能性ディスペプシアと呼びます。

原因の一つに、ストレスや疲れなどによる胃の働きを調整している自律神経の乱れによる「胃酸の分泌過多」「胃腸の動きの低下」「粘膜の知覚過敏」などで引き起こされます。

特に冬場は「寒さによる体のストレス」「暖房の効いた室内と屋外の寒さといった気温の寒暖差による自律神経の不調」、などにより機能性ディスペプシアが起こりやすい時期でもあります。

 

お薬による治療としては、

  • 胃酸分泌過多を抑える制酸剤
  • 胃の粘膜を保護する粘膜保護剤
  • 胃の動きを改善する機能改善薬

などを使用しますが、ご本人が「以前に薬を飲んでいた時期もあったがあまり症状が改善しなかった」ということで、薬ではなく当院のオリジナルサプリi-katsuを試してみたいとのことで、服用して頂くこととしました。

i-katsuに含まれる胃の乳酸菌生薬は、胃酸の分泌過多を適正化する作用胃の動きを改善する作用を持っており、当院では機能性ディスペプシアの方の治療に用いており高い効果をあげています。

関連ページ:胃腸内科が作ったサプリ「i-katsu」

 

経過

i-katsu服用開始後、2-3日で胃痛は消失し、1週間ほどでもたれ感がかなり改善したとのことでした。食欲も徐々に戻り始め、3週間ほど経過すると寒くなる前の時期と同じように食欲もあり食事もおいしく食べれるようになった、とのことで寒い時期はi-katsuを続けていただくこととしました。

 

サプリは薬と違った作用で機能性ディスペプシアに効いてくれるため

  1. 薬が効きにくい方
  2. 薬をやめると症状がぶり返す方
  3. 薬を飲むのに抵抗がある方

などに薬と合わせて飲んでいただいたり、薬の代替治療として使用しております。

また副作用が出にくいという点から、安全に長期服用ができるため症状改善後の予防治療も積極的に用いております。

※i-katsuを用いた今回以外の治療は「i-katsuの治療例」にてご覧いただけます

 

文責:神谷雄介院長(消化器内科・内視鏡専門医)

文責:神谷雄介院長(消化器内科・内視鏡専門医)

 

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機能性ディスペプシア

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