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実際の診療例 “人間ドックで大腸ポリープがあると言われた”

[2024.02.04]

当院の患者さんの実際の治療経過です。

 

60代男性 人間ドックの大腸内視鏡でポリープがあると言われた

【症状】

特に自覚症状はありませんでしたが、人間ドックで受けた大腸内視鏡検査で大腸ポリープがあると言われたとのことで来院されました。

 

【診察】

ドックでは「ポリープは小さいのでとらなくてもいい」と言われたとのことでしたが、ご本人が心配され切除を希望されており当院にて再度大腸内視鏡検査を受けていただくことにしました。

 

【内視鏡検査】

大腸内視鏡では上行結腸部分に5㎜程度の発赤調のポリープを認めました(矢印部分)。

 
内視鏡でNBI拡大観察をすると、表面の構造と血管の形が崩れており早期ガンを疑う所見だったため、その場で切除しました。
 

【経過】

切除したポリープを顕微鏡検査(病理診断)で確認するとやはりガンの状態でした。

ただ幸いにも転移の心配のない早期ガンでしたので、内視鏡治療で治癒切除となりました。

 

ポリープは小さくても悪性化していることがありますが、今回のように早期ガンであれば外来の内視鏡治療で完結することが可能であり、また小さいものであれば出血などの合併症も起こりにくいため、しっかりと内視鏡で状態を確認し放置せずに適切に治療することが大切です。

 

文責:神谷雄介院長(消化器内科・内視鏡専門医)

 

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