実際の治療例 【3年悩んでいた機能性ディスペプシアがi-katsuにより改善】
「長引く胃痛や吐き気はもう治らないのでは…」
そう諦めかけていた30代男性が、当院オリジナルサプリi-katsuを取り入れた治療で、症状が改善。
機能性ディスペプシアに悩み続けた患者さんの改善までの経過と、なぜi-katsuが有効だったのかを詳しくご紹介します。
30代 男性 機能性ディスペプシアが治らない
【症状】
3年ほど前に急性胃腸炎になり胃腸炎自体は改善したものの、その後から食後の胃痛と吐き気が続き、他院にて機能性ディスペプシアと診断され、複数の医療機関で投薬治療を受けましたが改善せず、当院を受診されました。
【問診・診察】
腹部の触診上は大きな異常はありませんでしたが、部位的には胃や十二指腸・小腸・膵臓などの疾患が原因となり痛みを感じる部位でした。
以前の医療機関にて、胃内視鏡検査(胃カメラ)やCTでは異常はなかったとのことでしたが、以前の検査から3年ほど経過しており、ご本人も再度当院で検査を受けたいと希望され、胃内視鏡(胃カメラ)・腹部エコー・血液検査を行いました。
【検査】
腹部エコーでは、膵臓を含め、肝臓・胆のうなどの臓器に異常は認めず、血液検査も問題所見はなく、胃内視鏡検査でも異常所見はありませんでした。
また、今回はご本人の希望で小腸に異常がないかも確認したいとのことで小腸カプセル内視鏡も施行しましたが、こちらも問題なく、
当院でも機能性ディスペプシアとの診断に至りました。
【治療】
感染性胃腸炎(いわゆる食当たり)を起こした後に、機能性ディスペプシアを発症する方が時におられます。
感染を起こしたことによる身体的なストレスや、菌の感染や治療時の抗生剤による腸内細菌叢・胃内細菌叢の変化などが発症の要因と推察されます。
今までの治療で様々な内服薬を試したものの、改善が今一つとのことでしたので、原因の一つと考えられる細菌叢の改善を目指し、
内服薬に加え当院オリジナルの胃のサプリ“i-katsu”を追加して飲んで頂き経過を見ることとしました。
<治療内容>
①i-katsuサプリ
当院で作成したオリジナルサプリのi-katsuには、
- 胃酸分泌の正常化
- 胃内細菌叢の改善
- 胃の動きの改善
が期待できいずれも薬とは異なる作用機序のため、従来の治療が効かない場合にも効果がでる可能性があります。
◆関連ページ:当院オリジナルサプリi-katsu
②前医の薬の継続及び内容の見直し
消化管運動改善薬:嘔気の原因には胃の動きの低下があり、動きを改善する薬を使用しました。
制酸剤+粘膜保護剤:胃酸分泌過多を抑え、胃の粘膜保護することで胃の痛みを抑えます。
【経過】
服用を始めてしばらくすると、痛みも嘔気も頻度・程度ともに減ってきたとのことでした。
2週間目の再診時には症状は半分くらいになり、1か月目の再診時には症状はほぼなくなったとのことで、薬の内服は一旦中止しました。
その後も症状は落ち着いていますが、i-katsuを飲むと胃の調子が良い気がして食事もおいしく食べれるとのことであり、継続して頂き、経過を見ております。
※サプリは薬と違い、通常は副作用が出ることがないため長期でも安全に飲んでいただけます。
【院長からのコメント】
機能性ディスペプシアは、時に治療に反応が悪く症状が長引くこともありますが、薬の種類を変更したり、薬とは違う作用機序のサプリを組み合わせることで改善するケースもあります。
長引く症状にお悩みの方は、i-katsuの活用を検討してみてください。
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当院オリジナルサプリi-katsu の詳細は【▶こちら】
お電話でのご相談・ご予約は03-5940-3833
医師紹介
神谷雄介(かみや ゆうすけ)院長
📍経歴
国立佐賀大学医学部卒業後、消化器内科・内視鏡内科の道を歩み始め、消化器・胃腸疾患の患者さんが数多く集まる戸畑共立病院・板橋中央総合病院・平塚胃腸病院にて研鑽を積む。
胃もたれや下痢といった一般的な症状から炎症性腸疾患や消化器がん治療まで幅広く診療を行いながら、内視鏡専門医として年間3000件弱の内視鏡検査、および早期がんの高度な内視鏡治療まで数千件の内視鏡治療を施行。
2016年4月に巣鴨駅前胃腸内科クリニックを開業。
内視鏡検査だけでなく、胃痛・腹痛・胸やけや便秘などの胃腸症状専門外来や、がんの予防・早期発見に力を入れ、診療を行っている。
- 日本内科学会認定医
- 日本消化器病学会専門医
- 日本消化器内視鏡学会専門医
🩺 診療にあたっての想い
胃や大腸の病気は、早期発見・早期治療がとても重要です。
「気になるけれど、どこに相談したらよいかわからない」「検査は怖いし、つらそうで不安」
そんな方にも安心して診察や検査を頂けるうような診療を心がけております。お気軽にご相談ください。
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文責:巣鴨駅前胃腸内科クリニック院長 神谷雄介
(消化器学会・内視鏡学会専門医)
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