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実際の治療例 “以前からの胃弱体質を治したい”

[2023.11.14]

当院を受診された患者さんの実際の治療経過です。

 

20代 男性 以前から胃弱体質

症状

以前から胃弱体質で、中学生くらいの時から緊張すると胃痛や吐き気が出たりするということを繰り返しており、社会人になってからその頻度が増えたとのことで当院を受診されました。

 

診察】【検査

触診上は心窩部(みぞおち)の辺りを押すと痛みがあり、念のため腹部エコー胃内視鏡(胃カメラ)ピロリ菌検査などを行いましたが異常はなく、症状や今までの経過から病気ではなく体質的なもの(胃弱=機能性ディスペプシア)と考えました。

※機能性ディスペプシアとは、食道や胃・十二指腸、その他の内臓に病気がないにも関わらず、胃の粘膜の知覚過敏や、胃の働きの異常(胃酸の分泌過多や胃の動きの不具合)で、痛み・はり・もたれ・吐き気などが起こる状態です。

詳細はこちらからご確認いただけます:機能性ディスペプシア

 

治療

胃弱=機能性ディスペプシアストレス疲れ食生活の乱れなどが要因となりますが、その根本には遺伝的な素因胃内環境(=胃内細菌叢)胃の形などの体質があります。

同じようなストレスを感じたり食生活を送っていても症状が出る人と出ない人がいるのは、この体質的な部分が関与していると考えられます。

 

胃の中の細菌叢によって構成される胃内細菌叢のバランスが悪くなると胃弱体質になる傾向がありますが、胃由来の乳酸菌にはこの胃内細菌叢を改善する効果が報告されており、その胃内細菌叢の改善及びその先の胃弱の改善を目指し、当院オリジナルサプリのi-katsuを使用することにしました。

また、胃由来の乳酸菌には胃酸の分泌過多を抑え胃酸の状態を正常化する働きもあり、胃酸分泌過多による胃の痛みを抑える効果もあります。

 

関連ページ:当院オリジナルサプリi-katsu (i-katsuの詳細はこちらから)

 

<治療内容>

i-katsuの服用

長期的な目標:胃内環境(胃内細菌叢)の改善→胃弱体質の改善

即効的な目標:胃酸分泌過多の抑制→胃痛の改善。

 

【経過】

まずは1か月ほど飲んで頂くと胃痛の程度・頻度ともに軽減してきたとのことで、そのまま続けてみることとしました。

3か月ほど経過すると、胃痛もほとんど感じなくなってきて、胃の症状に悩むことがほぼなくなったとのことでした。

またi-katsuを飲み始めてから食べる量も増えてきて、食事自体もおいしく食べれるようになったとの実感もあり、今後も服用を続け、さらなる胃弱体質の改善を行っていくこととしております。

※i-katsuを使った他の治療例は “i-katsuの治療例” からご覧いただけます。

i-katsuの詳細はこちらから

 

文責:神谷雄介院長(消化器内科・内視鏡専門医)

 

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