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春から半年つづく胃もたれ…胃カメラで異常なしの正体は?|機能性ディスペプシアのi-katsuでの治療と予防

[2026.02.20]

「春になると胃が重くなって、秋口までずっと胃もたれが続く」

そんな季節性の胃の不調は、胃カメラで“異常なし”と言われてもつらさが続くことがあります。

今回ご紹介するのは、7〜8年前から毎年春に胃もたれが悪化し、以前の内視鏡では異常なし。

「もう一度きちんと調べて、治療したい」と当院を受診された30代女性の実例です。

 

慢性的な胃もたれでお困りの方がいらっしゃれば、このケースが受診のきっかけになれば幸いです。

巣鴨駅前胃腸内科ではWEB予約・電話予約を受け付けております。

是非ご相談ください。

WEB予約はこちら 03-5940-3833

※ご予約がない方でも受付時間内に受診して頂ければ診察可能です。

 

実際の治療例|30代女性「春になると胃もたれが起こる」

症状

  • 7〜8年前から、毎年春になると胃もたれが強くなる

  • 秋口まで、胃が重い感じが持続

  • 過去に胃カメラは受けたが「異常なし」

  • 「原因を確認して、治療したい」と再検希望で来院

 

診察

胃もたれはよくある症状ですが、まずは“見逃してはいけない病気”を除外することが大切です【2】【3】。

鑑別に挙げる主な病気
  • 逆流性食道炎(胸やけ・呑酸・のどの違和感)

  • 胃・十二指腸潰瘍

  • 胃がん(とくに40代以降やリスクがある方)

  • ピロリ菌関連(胃炎、潰瘍、胃がんリスク)

  • 胆のう疾患(胆石など:右上腹部痛、脂っこい食事で悪化)

  • 膵疾患(背部痛、体重減少など)

  • 甲状腺異常、貧血、糖代謝異常など全身要因

  • 薬剤性(NSAIDsなど)

 

検査(この患者さんで行ったこと)

今回の患者さんは、再評価として以下を実施しました。

  • 血液検査:炎症、貧血、肝胆膵系、栄養状態など

  • 腹部エコー:胆のう・肝臓・膵臓などをチェック

  • 胃カメラ(上部消化管内視鏡):食道〜胃〜十二指腸を直接観察

➡ 結果:いずれも“異常なし”

器質的疾患(潰瘍・がん・明らかな炎症など)を否定できたため、症状と経過から機能性ディスペプシア(FD)と診断しました【2】【3】。

実際の胃カメラの画像

ピロリ菌や胃炎などなく正常な状態でした。

 

関連ページ:

胃カメラ|実際の検査の流れや鎮静剤・スコープ選択による無痛胃カメラの詳細がご確認いただけます

エコー検査|実際の流れや検査で分かる病気の詳細がご確認いただけます

💡巣鴨駅前胃腸内科クリニックでは、胃もたれ・機能性ディスペプシアに対して当日中に検査・診断できる体制を整えています。是非ご相談ください。

お電話でのご相談・ご予約は03-5940-3833

 

機能性ディスペプシア(FD)とは

機能性ディスペプシア(Functional Dyspepsia:FD)は、胃カメラなどで潰瘍やがん等の“原因となる病気が見つからない”のに、つらい胃症状が続く状態を指します【3】。

原因

もともとの体質的な要素(遺伝的要因・生育環境・胃の形・胃内細菌叢など)に加えて、外的な要因(ストレス、感染性胃腸炎、運動・睡眠・食事内容や食習慣などのライフスタイル)などが加わり、胃・十二指腸の運動異常胃酸分泌過多内臓知覚過敏などが生じ症状が発症します。

主な症状
  • 食後の胃もたれ(食後膨満感)
  • すぐお腹いっぱいになる(早期飽満感)

  • みぞおちの痛み・灼熱感(胸やけとは別のことも)

なぜ「春だけ悪化」みたいな波が起こる?

FDは症状の波(良い時期・悪い時期)があり得ます【2】【4】。とくに以下が重なると、胃の不調が出やすくなります(個人差あり)【2】。

  • 生活リズムの変化(春の環境変化・忙しさ)

  • 睡眠不足

  • 食事内容(早食い、脂っこい、冷たい飲食、カフェイン等)

  • ストレス、緊張

  • 胃の動き(排出)や胃の広がり(適応性)の乱れ、知覚過敏【2】【4】

関連ページ

機能性ディスペプシアについて専門医の院長によるより詳しい説明はこちら。原因や治療についても詳細に解説

 

治療(今回の治療経過)

FD治療は、「命に関わる病気がない」ことを確認した上で、症状タイプに合わせて段階的に整えるのが基本です【2】【3】【4】。

① 胃の機能改善薬+胃の動きを整える漢方で開始
  • 機能改善薬(胃の動きを助ける薬)

  • 胃の働きを整える漢方(体質・症状に合わせて)

約2週間で胃もたれが改善したため、いったん中止。

② 中止後に再燃(ぶり返し)→ i-katsu を開始

FDは再燃しやすいという特徴もあり、薬をやめるとぶり返してしまう方もおられます。

ご本人が薬を長期には飲みたくないとのことで、当院で案内しているi-katsuサプリを飲んで頂きました。

※サプリは副作用が出にくいという点から、安全に長期服用ができます。

➡ 約3週間で症状が改善し、その後も継続して安定しました。

 

i-katsuの効果と役割

i-katsuには、胃に働く乳酸菌と生薬が含まれています。

成分の作用 効果
胃酸分泌の調整 過剰な酸の刺激を抑える
胃の運動をサポート 吐き気やムカつきの軽減
胃内細菌叢を整える 機能性ディスペプシアの体質改善と予防

i-katsuは上記のように胃酸の分泌過多を適正化する作用胃の動きを改善する作用を持っており、

当院では機能性ディスペプシアの方の治療に用いており高い効果をあげています

胃内細菌叢と機能性ディスペプシアの関連

同じようなストレスや疲れでも、機能性ディスペプシアを発症する人としない人がいます。

その違いの一因として注目されているのが「胃内細菌叢」です。

機能性ディスペプシアの方の細菌叢には病原性を持つエスケリキア属が多数検出という異常が確認されています。

i-katsuはこの胃内細菌叢を整える乳酸菌を配合しており、

  • 胃の不調の改善

  • 症状を繰り返さない胃内細菌叢=体質づくり

の両方を同時にサポートします。

i-katsuによるその他の治療例は【▶こちら

▶今すぐ試してみる

 

院長からのコメント

「毎年決まった季節に胃もたれがひどい」――このタイプは、周囲からは軽く見られがちですが、ご本人は本当につらいものです。

大事なのは、

  1. 胃カメラ等で“見逃してはいけない病気”を除外すること【2】【3】

  2. その上で、FDとして適切な治療を行うこと【2】【4】

薬が合う方もいれば、漢方やikatsuサプリなどが体に合う方、生活調整が鍵の方もいます。

当院ではご本人に合わせて治療を行っております。遠慮なくご相談ください。

お電話でのご相談・ご予約は03-5940-3833

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よくある質問(FAQ)

Q. 胃カメラで「異常なし」なら、胃もたれは気にしなくていいですか?

A. いいえ。潰瘍やがんなどが否定できたのは大切ですが、症状が続く場合は機能性ディスペプシア(FD)など“機能の問題”でつらさが出ることがあります【1】【3】。改善の余地があるので相談がおすすめです。

 

Q. 毎年春から秋まで胃もたれが続くのは、FDでも起こりますか?

A. 起こりえます。FDは症状の波があり、季節変動・生活リズム・睡眠・食事・ストレスなどで増悪することがあります【2】【4】。まずは検査で他の病気を除外した上で、FDとして整えるのが安全です。

 

Q. 胃もたれがあるとき、どんな症状があれば早めに受診すべきですか?

A. 吐血、黒い便、貧血、急な体重減少、強い痛み、飲み込みにくさ、嘔吐が続くなどは“警戒サイン”です。FD以外の病気の可能性があるため早めの受診が推奨されます【2】【3】。

 

Q. 胃炎とFDはどう違うのですか?

A. 胃炎は内視鏡などで炎症が確認される状態です。一方FDは、検査で潰瘍やがんなどの原因病変が見つからないのに、食後のもたれ・早期飽満感・みぞおち痛などが続く状態を指します【1】【3】。

 

Q. FDはピロリ菌と関係がありますか?

A. ピロリ菌感染がある場合、除菌で症状が改善する方もいます。診療ではピロリ菌の評価と、必要に応じた治療が検討されます【3】【4】。

 

Q. FDの治療は薬が必須ですか?

A. 必須ではありませんが、つらい時期は薬(胃酸を抑える薬、胃の動きを整える薬など)を短期間使うことで改善が早まることがあります【2】【3】。生活調整や漢方を含め、希望に合わせて組み立てます。

 

Q. 漢方はFDに効果がありますか?

A. ご本人の体質や症状に合わせて適切な漢方を使用すれば、FDに対して非常に効果的です【2】。ただし合う・合わないがあるため、FD治療に慣れた医師と相談が安心です。

 

Q. 「良くなったので薬をやめたら再燃」…よくあることですか?

A. FDは波が出ることがあり、良くなっても生活リズムの乱れやストレスで再燃することがあります【2】【4】。再燃時は原因を整理し、必要最小限の治療で安定を目指します。

 

Q. i-katsuサプリでFDは治りますか?

A. i-katsuは胃酸の分泌過多を適正化する作用・胃の動きを改善する作用を持っており、当院では機能性ディスペプシアの方の治療に用いており高い効果をあげています。▶関連ページ:なぜi-katsuは機能性ディスペプシアに効くのか?

 

Q. FDは将来、胃がんになりますか?

A. FDそのものが胃がんになるわけではありません。ただし症状が続く背景に別の病気が隠れていないかを確認することが重要です。年齢やリスク、症状に応じて内視鏡などで評価します【2】【3】。

まとめ

  • 毎年春から秋にかけての胃もたれでも、検査で異常がないなら機能性ディスペプシア(FD)が隠れていることがあります【1】【3】

  • FDは「気のせい」ではなく、胃の動き・知覚過敏・生活リズムなどが関与する病態です【2】【4】

  • 血液検査・腹部エコー・胃カメラで器質的疾患を除外した上で、薬・漢方・ikatsuサプリ・生活改善を組み合わせて改善を目指します【2】【3】

  • 改善後に再燃することもあるため、“やめ方・維持・予防”まで含めて設計すると安定しやすいです【2】【4】

 

巣鴨駅前胃腸内科ではWEB予約・電話予約を受け付けております。同様の症状でお困りの方は是非ご相談ください。

WEB予約はこちら 03-5940-3833

※ご予約がない方でも受付時間内に受診して頂ければ診察可能です。

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参考文献

【1】Rome Foundation. Rome IV Criteria – Functional Dyspepsia.
【2】日本消化器病学会. 機能性消化管疾患診療ガイドライン2021―機能性ディスペプシア(FD)(改訂第2版).
【3】Moayyedi P, et al. ACG and CAG Clinical Guideline: Management of Dyspepsia. Am J Gastroenterol. 2017.
【4】Black CJ, et al. British Society of Gastroenterology guidelines on the management of functional dyspepsia. Gut. 2022.

医師紹介

神谷雄介(かみや ゆうすけ)院長

📍経歴

国立佐賀大学医学部卒業後、消化器内科・内視鏡内科の道を歩み始め、

消化器・胃腸疾患の患者さんが数多く集まる戸畑共立病院・板橋中央総合病院・平塚胃腸病院にて研鑽を積む。

胃もたれや便通異常といった一般的な症状から、炎症性腸疾患や消化器がん治療まで幅広く診療を行いながら、

内視鏡専門医として年間3000件弱の内視鏡検査、および早期がんの高度な内視鏡治療まで数千件の内視鏡治療を施行。

2016年4月に巣鴨駅前胃腸内科クリニックを開業。

内視鏡検査だけでなく、胃痛・腹痛・胸やけや下痢などの胃腸症状専門外来や、がんの予防・早期発見に力を入れている。

  • 日本内科学会認定医
  • 日本消化器病学会専門医
  • 日本消化器内視鏡学会専門医

🩺 i-katsu開発にあたっての想い

病院で処方する薬の多くは、症状自体は一時的に改善してくれますが、根底にある体質や体内の環境を変えるのは難しく、症状を繰り返さないための予防策や、より根本的な体質を改善するための方法が求めらています。

そこで、病院の薬では補えない「症状の発症・再発に関わる胃弱体質の改善」「胃内・腸内環境へのサポート」を目指してこのサプリを開発に取り組みました。

胃腸の症状に悩んで病院に来ないようになること、そして日々を穏やかに、食事を美味しく食べて頂けることが診療目標です!

アクセス

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所在地

170-0002
東京都豊島区巣鴨1丁目18-11  十一屋ビル4階

交通
巣鴨駅から徒歩2分、ローソン(1F)の4階  

巣鴨駅前胃腸内科クリニック

JR巣鴨駅 南口より徒歩3分。詳しい道順はこちら

▶📞お電話での予約・お問い合わせ:03-5940-3833

▶【WEB予約

文責:巣鴨駅前胃腸内科クリニック院長 神谷雄介

 (消化器学会・内視鏡学会専門医)

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