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症状ゼロでも要注意|ピロリ抗体陽性から早期胃がんが見つかった40代女性

[2026.02.25]

「ピロリ菌が陽性でした。症状はないのですが、胃カメラは本当に必要ですか?」

巣鴨駅前胃腸内科クリニックでも、このご相談は非常に多くあります。

ピロリ菌は胃がんの最大のリスク因子とされており【1】【2】、特に日本のような胃がん罹患率の高い地域では重要な指標です。

そして大切なのは――

早期胃がんは、ほとんど症状が出ないという事実です【6】。

今回は、無症状の40代女性が人間ドックをきっかけに早期胃がんを発見できた実例をもとに解説します。

 

巣鴨駅前胃腸内科ではWEB予約・電話予約を受け付けております。

ピロリ菌陽性を指摘された方は是非ご相談ください。

WEB予約はこちら 03-5940-3833

※ご予約がない方でも受付時間内に受診して頂ければ診察可能です。

 

実際の治療例|40代女性「血液検査でピロリ菌抗体陽性を指摘された」

症状

  • 人間ドックの血液検査でピロリ抗体陽性

  • 自覚症状なし(胃痛・胸焼けなし)

  • 精密検査目的で当院受診

「何も症状がないのに、なぜ検査が必要なのか?」ここが最大のポイントです。

 

診察

ピロリ抗体は、過去の感染でも上がることがあったり、未感染でも偽陽性の場合もあります【1】。

そして実際にピロリ菌がいる場合は、萎縮性胃炎や胃潰瘍・十二指腸潰瘍・胃がんなどのリスクになります。

まず確認する項目
  • 除菌歴の有無

  • 胃がん家族歴

  • 貧血・体重減少の有無

  • 過去の胃カメラ歴

今回は「実際にピロリ菌がいる状態なのか」、「胃がんなどの合併がないか」を確認するため、精密検査として胃カメラ(内視鏡検査)を行いました。

 

胃カメラ

ピロリ菌の有無と合わせ、実際にピロリ菌がいる場合には以下にも注意し検査を行います

  • 萎縮性胃炎(ピロリ関連の慢性胃炎)【2】

  • 胃潰瘍・十二指腸潰瘍

  • 胃腺腫

  • 胃がん【6】

  • MALTリンパ腫 など

実際の内視鏡画像

胃カメラではピロリ菌による萎縮性胃炎を認め、胃カメラ中に施行したピロリ菌検査も陽性反応でした。

ピロリ菌抗体陽性|萎縮性胃炎|無痛胃カメラ|池袋上田胃腸クリニック 

ピロリ菌がいると粘膜の血管が透けたように見え、赤と白のまだらな色調に変化します。

 

また胃の出口付近に陥凹部分を認め、早期胃がんを疑い、生検を施行。

病理検査の結果、早期胃がんと診断しました。

ピロリ菌抗体陽性を契機に発見された早期胃がん|無痛胃カメラ|池袋上田胃腸クリニック

黄色で囲まれた陥凹部が早期胃がんです。

4㎜程度の小さな病変ですが、オリンパス製の最新システムCV1500専門医の院長による丁寧な胃カメラで微小な病変も見落とすことなく発見ができます。

 

巣鴨駅前胃腸内科クリニックでは、最短で当日中に胃カメラをお受け頂ける体制を整えています。

また鎮静剤による無痛胃カメラにも対応しております。是非ご相談ください。

WEB予約はこちら 03-5940-3833

※受診時間や当日の状況によっては翌日以降の検査となる場合もあります

関連ページ:

胃カメラ|実際の検査の流れや鎮静剤・スコープ選択による無痛胃カメラの詳細がご確認いただけます

次世代内視鏡システム「EVIS-X1」

 

ピロリ菌とは

ピロリ菌は胃粘膜に慢性炎症を起こし、

慢性胃炎

粘膜の萎縮

腸上皮化生

胃がん

という過程に関与し【2】、除菌により胃がん発症リスクが低下することも示されています【3】。

しかし――除菌しても、すでに発生していた胃がんは消えません。

だからこそ、「除菌前に現在の状態を確認する胃カメラ」が重要なのです【6】。

 

治療

胃カメラで見つかった病変は、初期段階の胃がんでした。

早期であったため、開腹手術ではなく内視鏡で切除できる状態と判断し、専門病院をご紹介しました。

紹介先では、ESDという内視鏡治療で切除が行われました。

治療後も安心していただくために、再発や新たな病変がないかを確認する目的で、定期的に胃カメラ検査を続けています。

院長コメント

当院では、「症状が出る前に見つける医療」を大切にしています。

胃がんは症状が出たときには進行していることが少なくありません。

人間ドックの一言をきっかけに受診された今回の患者さんは、「何も症状がないから迷った」とおっしゃっていました。

しかし結果的に、無症状のうちに検査を受けたことが、早期発見・早期治療につながりました。

ピロリ陽性と言われたら、まずは胃カメラによる現状確認が重要です。

 

巣鴨駅前胃腸内科クリニックでは、最短で当日中に胃カメラをお受け頂ける体制を整えています。

是非ご相談ください。

お電話でのご相談・ご予約は03-5940-3833

 

よくある質問(FAQ)

Q. ピロリ菌抗体が陽性=必ずピロリ菌に感染していますか?

A. いいえ。抗体(IgG)は「感染したことがある」サインで、現在の活動性感染と過去感染の区別がつかないことがあります【1】【2】。また偽陽性の可能性もあり、追加検査や胃カメラで評価します。

 

Q. 症状がないのに胃カメラを受ける意味はありますか?

A. あります。早期胃がんは無症状のことも多く、症状が出てからだと進行している場合があります【6】。ピロリ陽性はリスク評価の重要な手がかりです【1】【2】。

 

Q. ピロリ菌は本当に胃がんの最大リスクですか?

A. はい。ピロリ菌は胃がんに関わる重要因子として国際的にも位置づけられています【1】【2】。

 

Q. 除菌だけ先にして、胃カメラは後でもいいですか?

A. 原則は「現状確認」が大切です。除菌は胃がんリスクを下げますが【3】、すでに病変がある可能性もあるため、通常は胃カメラでの評価を先に行います【6】。

 

Q. 除菌をしたら胃がんはもう心配いりませんか?

A. リスクは下がりますがゼロにはなりません【3】。胃粘膜の萎縮などの状態によっては、医師と相談して定期的な内視鏡フォローが推奨されます【2】【6】。

 

Q. ESD(内視鏡治療)ってどんな治療ですか?

A. 早期胃がんを内視鏡で切除する治療です。適応はガイドラインで整理されており、手術を回避できる可能性があります【4】【5】。

 

Q. 胃カメラは苦しいのが不安です。楽に受けられますか?

A. 鎮静(眠って受ける)や経鼻内視鏡など、負担を下げる方法があります。適応は体調や既往で異なるため、予約時にご相談ください。

【他院で嘔吐反射が強くて胃カメラ失敗|鎮静剤を工夫して“楽に胃カメラ”を受けられた実例】

 

Q. 家族が胃がんなのですが、ピロリ検査や胃カメラは必要ですか?

A. 胃がん家族歴はリスク評価の材料になります。年齢や状況により、ピロリ評価や内視鏡検査を検討します【6】。

 

Q. 抗体が陰性なら、胃がんの心配はほぼありませんか?

A. リスクは下がる傾向がありますが、ゼロではありません。胃粘膜の状態や他のリスクもあるため、症状や背景で医師が総合判断します【6】。

 

Q. 「ピロリ陽性」と言われたら、まず何をすればいいですか?

A. まずは消化器内科で相談し、胃カメラで胃粘膜の状態や病変の有無を確認をお勧めします【2】【6】。必要に応じて除菌やフォロー計画を立てます。

まとめ

  • ピロリ菌は胃がんの最大リスク【1】【2】

  • 早期胃がんは無症状が多い【6】

  • 抗体陽性ならまず胃カメラ

  • 除菌だけで安心しない【3】

  • 早期発見ならESDで治療可能【4】【5】

症状がない今こそ、検査のタイミングです。

 

巣鴨駅前胃腸内科ではWEB予約・電話予約を受け付けております。是非ご相談ください。

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参考文献

【1】IARC Working Group. Helicobacter pylori as carcinogen.
【2】Sugano K et al. Kyoto global consensus report. Gut. 2015.
【3】Ford AC et al. BMJ. 2014.
【4】Ono H et al. Dig Endosc. 2016.
【5】Japanese Gastric Cancer Association. 2021 Guidelines.
【6】Yao K et al. Dig Endosc. 2020.

医師紹介

神谷雄介(かみや ゆうすけ)院長

📍経歴

国立佐賀大学医学部卒業後、消化器内科・内視鏡内科の道を歩み始め、

消化器・胃腸疾患の患者さんが数多く集まる戸畑共立病院・板橋中央総合病院・平塚胃腸病院にて研鑽を積む。

胃もたれや便通異常といった一般的な症状から、炎症性腸疾患や消化器がん治療まで幅広く診療を行いながら、

内視鏡専門医として年間3000件弱の内視鏡検査、および早期がんの高度な内視鏡治療まで数千件の内視鏡治療を施行。

2016年4月に巣鴨駅前胃腸内科クリニックを開業。

内視鏡検査だけでなく、胃痛・腹痛・胸やけや下痢などの胃腸症状専門外来や、がんの予防・早期発見に力を入れている。

  • 日本内科学会認定医
  • 日本消化器病学会専門医
  • 日本消化器内視鏡学会専門医

🩺 診療にあたっての想い

胃や大腸の病気は、早期発見・早期治療がとても重要です。

「気になるけれど、どこに相談したらよいかわからない」「検査は怖いし、つらそうで不安」

そんな方にも安心して診察や検査を頂けるうような診療を心がけております。お気軽にご相談ください。

アクセス

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所在地

170-0002
東京都豊島区巣鴨1丁目18-11  十一屋ビル4階

交通
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巣鴨駅前胃腸内科クリニック

JR巣鴨駅 南口より徒歩3分。詳しい道順はこちら

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文責:巣鴨駅前胃腸内科クリニック院長 神谷雄介

 (消化器学会・内視鏡学会専門医)

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