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のどのつかえ・つまり・違和感外来

💡この記事はこのような方におすすめです

✅ のどに何かがつかえている感じが続く

✅ 痰がへばりついているように感じる

✅ 食べ物がのどや胸の奥で引っかかる

✅ 耳鼻科で異常なしと言われたが、症状が改善しない

✅ 逆流性食道炎の薬を飲んでも、のどの違和感が残る

✅ 胸やけはないのに、食後や朝にのどが不快になる

✅ 食道がん・咽頭がん・甲状腺の病気が隠れていないか心配

 

この記事でわかること

  • のどの違和感・つかえ感を起こす主な原因
  • 「のどに何かある感じ」と「実際に飲み込みにくい状態」の違い
  • 逆流性食道炎以外に考えられる食道・甲状腺・耳鼻科領域の病気
  • 胃カメラ・甲状腺エコー・耳鼻科検査で確認できること
  • 原因に合わせた治療方法
  • 早めに受診した方がよい症状

 

「のどがつかえたような感じがして、耳鼻科に行ったんですが、異常はないと言われました」

「のどに違和感があって、病院に行ったら“胃酸の逆流のせい”と言われ薬を飲みましたが、効きません」

 

このような「のどに何かある」「つまっているような気がする」「痰が取れない」「飲み込む時に引っかかる」といった症状は、患者さんにとっては同じように感じられることがあります。

しかし実際には、胃酸や胃の内容物の逆流で起こる逆流性食道炎・咽喉頭酸逆流症だけでなく、アレルギーに関連する好酸球性食道炎、食道の動きが悪くなる食道アカラシア、食道カンジダ症、薬剤性食道炎、甲状腺疾患、咽頭・食道の腫瘍、耳鼻咽喉科領域の病気など、さまざまな原因があります。

また、検査で明らかな異常が見つからない場合でも、のどの感覚が過敏になったり、のど周囲の筋肉が緊張したりして、異物感が続くことがあります。

これは咽喉頭異常感症と呼ばれます。「気のせい」という意味ではなく、患者さんが実際に感じている症状です。

大切なのは、最初から「逆流」「ストレス」と決めつけず、食事との関係、症状の変化、危険なサインの有無を確認しながら、必要な検査で原因を整理することです。

 

本記事では、のどの違和感の原因や必要な検査・治療について、専門医の院長が分かりやすく解説します。

のどの違和感やつまり・痰のへばりつきなどででお困りの方がいらっしゃれば、このケースが受診のきっかけになれば幸いです。

 

巣鴨駅前胃腸内科ではWEB予約・電話予約を受け付けております。

お気軽にご相談ください。

WEB予約はこちら 03-5940-3833

※ご予約がない方でも受付時間内に受診して頂ければ診察可能です。

 

のどの違和感・つかえ感の原因は?

のどの違和感・つかえ感・つまり感などの症状を医学的には「咽喉頭異常感症」と呼びます。

実際に原因となる病気や異常があって生じる場合を「症候性咽喉頭異常感症」、検査では全く異常がみられない場合「真性咽喉頭異常感症」と呼びます。

「症候性咽喉頭異常感症」の原因には、胃酸の逆流によるもの(逆流性食道炎・咽喉頭酸逆流症)以外にも、

  • アレルギーによる食道の炎症(好酸球性食道炎)
  • のどや食道の真菌の感染(食道カンジダ)
  • 食道の運動機能異常(食道アカラシアなど)
  • 咽頭がんや食道がんなどの腫瘍性病変
  • 扁桃炎や咽頭炎などの耳鼻科系の疾患
  • 反回神経麻痺などの神経疾患
  • 甲状腺疾患やリンパ節病変などの前頸部の疾患

など様々な疾患があります。

 

一方で「真性咽喉頭異常感症」は、病気や器質的な異常がないのに起こってしまうのどの違和感ですが、その要因の一つにストレスがあげれます。

ストレス時には交感神経の働きが強まり、それにより咽喉頭周囲の筋肉が過剰に収縮し違和感が生じるもので、「ヒステリー球」などと呼ばれ不安や緊張状態があるときに症状が出現しやすい傾向があります。

また、全くストレスなどもなく起こってしまう特発性の真性咽喉頭異常感症という状態もあります。

 

真性の場合は下記のような症状があるのも特徴です。

・異常感が慢性的に続く

・仕事などに集中している時には起こりにくい

・のどに何かへばりついたような感覚がある

・液体を飲み込むときに違和感が出現しやすく、固形のものを飲み込むときには違和感が生じないことが多い

 

症状があるにも関わらず医療機関で異常なしと言われた方や、逆流性食道炎かもと言われてお薬飲んだけど治らない、といった方の中には、胃酸の逆流ではなく、アレルギーや甲状腺などの他の病気が原因であったり、真性咽喉頭異常感症であることも考えられます。

そのような場合には、胃酸を抑えるような逆流性食道炎の治療ではなかなか症状が改善せず、「薬を飲んでも治らない」と言うような状態になってしまいます。

また、食道がん・咽頭がんなどによる食道やのどの通過障害でものどの症状は起こり、放っておくと悪化することもあるため、症状のある方は一度は診察・検査を受けることをお勧めします。

 

 

原因となる疾患の特徴は?

原因となる疾患を大きく分けると、①胃酸や胃内容物の逆流、②食道の炎症・狭窄、③食道の動きの異常、④首まわりの病気、⑤耳鼻咽喉科領域の病気、⑥咽喉頭の知覚過敏に整理できます。

1.逆流性食道炎・咽喉頭酸逆流症

胃酸や胃の内容物が食道へ逆流すると、胸やけ、酸っぱいものが上がる感じ、げっぷ、胃もたれだけでなく、のどの違和感、咳、痰、声がれとして感じることがあります。

特に、食後、前かがみ、就寝中、起床時に症状が出やすい場合は、逆流が関係している可能性があります。ただし、のどの症状だけで逆流性食道炎と断定することはできません。胸やけを伴わないのど症状では、逆流以外の原因を同時に考えることが大切です【3】【4】。

咽喉頭酸逆流症について詳しく見る

逆流性食道炎について詳しく見る

2.好酸球性食道炎

好酸球性食道炎は、アレルギーに関係する慢性的な食道炎です。食べ物がつかえる、よく噛まないと通らない、水で流し込まないと食事しにくい、食べ物が完全につまることがある、といった症状が特徴です。

診断には胃カメラと食道粘膜の生検が必要です。内視鏡で見た目の変化が分かりにくい場合もあり、症状から疑って検査することが重要です。近年のガイドラインでは、食道機能障害の症状と食道粘膜生検での好酸球増多をもとに診断し、PPI、局所ステロイド、食事療法などを選択するとされています【5】。

好酸球性食道炎について詳しく見る

3.食道カンジダ症・薬剤性食道炎

食道カンジダ症は、口や食道にもともと存在するカンジダが増え、白い苔のような所見や炎症を起こす病気です。免疫力の低下、糖尿病、ステロイド使用、抗菌薬使用などが関係することがありますが、明らかな背景がない方にも見つかることがあります。

薬剤性食道炎は、薬やサプリメントを少量の水で飲んだ後に横になることで、食道に薬が停滞し、粘膜に潰瘍を作る状態です。突然の胸のつかえ、飲み込み時の痛み、のどから胸にかけての違和感で見つかることがあります。

食道カンジダ症について詳しく見る

4.食道アカラシアなどの食道運動機能異常

食道アカラシアは、食道と胃の境目がうまく開かず、食べ物や水分が胃へ流れにくくなる病気です。固形物だけでなく水分も通りにくい、食べ物が胸の奥に残る、食べたものが戻る、夜間にむせる、体重が減るといった症状がある場合に疑います。

胃カメラで食道内に液体や食べ物がたまっている所見から疑うことがありますが、確定には食道造影検査や食道内圧検査が必要になることがあります。

食道アカラシアについて詳しく見る

5.咽頭がん・食道がんなどの腫瘍性病変

のどの違和感がすべてがんによるものではありません。しかし、飲み込みにくさが徐々に悪化する、固形物が通りにくい、水分も通りにくい、体重が減る、声がかれる、血痰が出る、首にしこりがある場合は、早めの検査が必要です。

食道がんの診療では、内視鏡による観察と組織検査が重要です。日本食道学会の食道癌診療ガイドラインは2022年版が最新として公開されています【6】。

食道がんについて詳しく見る

咽頭がんについて詳しく見る

6.甲状腺疾患・頸部リンパ節病変

甲状腺や首のリンパ節が腫れると、前頸部の圧迫感、のどのつかえ、首の違和感として感じることがあります。首の腫れ、左右差、しこり、動悸、体重変化、手の震え、強い疲労感などがある場合は、甲状腺エコーや血液検査を検討します。

甲状腺エコーについて詳しく見る

7.耳鼻咽喉科領域の病気

慢性咽頭炎、喉頭炎、扁桃炎、副鼻腔炎による後鼻漏、声帯疾患、反回神経麻痺などでも、のどの違和感が出ることがあります。声がれ、のどの痛み、鼻水がのどに流れる、発熱、むせ、呼吸のしづらさが中心の場合は、耳鼻咽喉科での鼻咽喉頭ファイバーが重要です。

8.咽喉頭異常感症・のどの知覚過敏

検査で明らかな炎症、腫瘍、狭窄、甲状腺疾患などが見つからないにもかかわらず、のどの異物感や圧迫感が続く状態で、前述の「真性咽喉頭異常感症」の状態です

食事は普通に通る、唾を飲む時に気になる、何かに集中している時は忘れている、不安や疲労で強くなる、痰がへばりつくように感じる、といった症状が参考になります。診断では、まず本当に治療が必要な病気が隠れていないかを確認することが大切です【1】。

当院では、咽喉頭の知覚過敏が関係していると考えられる方に、漢方薬、神経の過敏性を調整する薬、粘膜保護薬、院長開発のN-katsuなどを組み合わせて治療を行います。N-katsuは当院では医療機関での治療選択肢の一つとして、症状や体質を確認しながら使用しています。

N-katsuについて詳しく見る

症状の出方の違いと原因疾患の関係

同じ「のどの違和感」でも、症状が出るタイミングで考えやすい原因が変わります。

症状の出方 考えやすい原因 検討する検査
食後・就寝中・朝に悪化する 逆流性食道炎、咽喉頭酸逆流症 胃カメラ、必要に応じて逆流検査
固形物がつかえる 食道狭窄、好酸球性食道炎、食道がん 胃カメラ、生検
固形物も水分も通りにくい 食道アカラシア、食道運動機能障害 胃カメラ、食道造影、食道内圧検査
唾を飲む時に気になるが食事は通る 咽喉頭異常感症、知覚過敏 問診、咽喉頭観察、必要に応じて胃カメラ
首の腫れ・しこり・圧迫感がある 甲状腺疾患、頸部リンパ節病変 甲状腺・頸部エコー、血液検査
声がれ・鼻水・後鼻漏・のどの痛み 耳鼻咽喉科領域の病気 鼻咽喉頭ファイバー
徐々に悪化し、体重減少を伴う 咽頭がん、食道がん、進行した狭窄 早めの胃カメラ、耳鼻科評価

検査は?

のどの違和感やつかえ感の原因は前述のように多岐にわたるため、しっかりと検査を行い原因を見極めていく必要があります。

まずはつかえ感や違和感の状態を問診で把握し、胃内視鏡(胃カメラ)や前頸部のエコー検査でしっかりと状態を確認します。

問診

症状の確認を行います。

“のどの違和感”と言っても、「つまり感」、「飲み込みにくさ」、「圧迫感」、「痰のへばりつき」、など多彩な症状があるため、どのような状態なのかを把握し、そのうえで症状の特徴を掘り下げていきます。

例えば

  • 酸の逆流によるものであれば胃酸の出やすいタイミング(食後や就寝中など)に症状が誘発されやすく、
  • がんなどによる通過障害であれば食べ物を飲み込むタイミングで症状が出やすくなったり、
  • また真性咽喉頭異常感症であれば仕事などに集中している時には起こりにくい・痰がへばりつく感じなどの特徴的な症状があり、

そこから原因の推測を行い診断に必要な検査の道筋を立てていきます。

血液検査

炎症、貧血、栄養状態、甲状腺機能、アレルギーの背景などを確認します。症状や診察所見に応じて必要な項目を選びます。

咽のエコー

エコー検査で甲状腺や周囲のリンパ節などののどの周りの臓器に病変がないかを調べます。

胃内視鏡(胃カメラ)

解像度の高い4Kフルハイビジョンシステム(CV-1500)を用いた詳細な内視鏡検査を行います。

症状の原因となるような逆流性食道炎・咽喉頭逆流症や食道がん、アレルギーによる好酸球性食道炎、食道アカラシアなどの食道運動機能異常、真菌感染による食道カンジダなどがないかを確認します。

 

また当院では胃カメラ時にのどの観察にも力を入れており、高解像度の内視鏡システムに加えNBIというモードに切り替え色調を変えることで、のど(咽喉頭)微細な炎症や腫瘍などもしっかりと見ることが出来、症状の原因発見だけでなく、咽頭がんの早期発見にもつながっております。

※のどの観察についての詳細についてはこちらをご覧ください。

※ご希望の方には鎮静剤を使った無痛胃カメラで受けて頂くことが可能です。

◆関連ページ◆

実際の内視鏡画像

また必要時には耳鼻科や高次医療機関にご紹介し、以下の検査も検討します

耳鼻咽喉科での鼻咽喉頭ファイバー

鼻、咽頭、喉頭、声帯の動きを詳しく観察します。声がれ、のどの痛み、後鼻漏、むせ、呼吸症状が中心の場合は、耳鼻咽喉科での評価が重要です。

食道造影・食道内圧検査

食道アカラシアなどの食道運動機能異常が疑われる場合に検討します。胃カメラで大きな異常がないと言われても、症状が典型的な場合は専門検査が必要になることがあります。

24時間食道pH・インピーダンス検査

胃酸性・非酸性の逆流と症状の関連を調べる検査です。典型的な胸やけがないのど症状や、胃酸を抑える薬で改善しない場合に検討されます【3】【4】。

治療は?

のどの違和感・つかえ感の治療は、原因によって大きく異なります。逆流性食道炎の薬だけでよくなる方もいれば、アレルギー性食道炎、感染症、食道運動機能異常、甲状腺疾患、咽喉頭異常感症として治療が必要な方もいます。

逆流性食道炎・咽喉頭酸逆流症の治療

  • 胃酸分泌抑制薬(PPI、P-CABなど)
  • 消化管運動改善薬
  • 粘膜保護薬
  • 食事内容、飲酒、就寝時間、体重管理などの生活習慣調整
  • 必要に応じてi-katsuを併用

のど症状だけの場合は、胃酸を抑える薬が必ず効くとは限りません。治療しても改善しない場合は、逆流以外の原因を見直します。i-katsuは当院では胃酸分泌や胃腸機能の乱れが関係する症状に対し、医療機関での治療選択肢の一つとして使用しています。

好酸球性食道炎の治療

  • PPIによる治療
  • 嚥下する局所ステロイド
  • 食事療法
  • 狭窄が強い場合の内視鏡的拡張術

症状だけで治療効果を判断すると、炎症が残っていることがあります。必要に応じて内視鏡と生検で治療効果を確認します【5】。

食道カンジダ症・薬剤性食道炎の治療

食道カンジダ症では抗真菌薬、薬剤性食道炎では粘膜保護薬や原因薬剤の飲み方の見直しを行います。薬やサプリは十分な水で飲み、服用直後に横にならないことも予防につながります。

食道アカラシアの治療

専門施設で、食道内圧検査などにより診断を確認したうえで、内視鏡的筋層切開術、バルーン拡張術、外科治療などを検討します。

甲状腺疾患・耳鼻咽喉科疾患・腫瘍性病変の治療

病気に応じて、耳鼻咽喉科、甲状腺専門科、外科、がん専門施設などと連携します。食道がんや咽頭がんが疑われる場合は、早期に専門医療機関へつなぐことが重要です。

咽喉頭異常感症・知覚過敏の治療

  • 重大な病気がないことの確認
  • 漢方薬
  • 神経の過敏性を調整する薬
  • 粘膜保護薬
  • 睡眠・疲労・ストレス・食事リズムの調整
  • N-katsuの併用

咽喉頭異常感症は、はっきりした特効薬がある病気ではありません。そのため、症状の出方、体質、生活背景を見ながら、複数の治療を組み合わせて改善を目指します。

また、当院では知覚過敏を抑えるようなオリジナルサプリN-kastuを用いた治療も行っております。

▶関連ページ:【N-katsu】|院長が“のどの違和感外来”の現場から作ったオリジナルサプリ

よくある質問

Q1. のどの違和感は逆流性食道炎が原因ですか?

A. 逆流性食道炎や咽喉頭酸逆流症が原因になることはありますが、それだけではありません。好酸球性食道炎、食道カンジダ症、食道アカラシア、甲状腺疾患、耳鼻科領域の病気、咽喉頭異常感症などでも起こります。胸やけがないのど症状では、逆流以外の原因も確認することが大切です。

 

Q2. 耳鼻科で異常なしと言われましたが、胃カメラは必要ですか?

A. 食後に悪化する、胸やけやげっぷを伴う、食べ物がつかえる、症状が長引く場合は、胃カメラで食道や胃の病気を確認する価値があります。耳鼻科検査では咽頭・喉頭を中心に確認し、胃カメラではのど・食道・胃・十二指腸を確認します。

 

Q3. 胃カメラでのども見られますか?

A. 胃カメラの挿入時・抜去時に咽頭や喉頭を観察できます。当院ではNBIなどを用いて咽頭観察も行います。ただし、声帯の動きや鼻・喉頭の詳細評価、嚥下機能評価は耳鼻咽喉科の検査が適していることがあります。

▶胃カメラでのどは見れるの?~当院の咽喉頭(のど)観察の工夫~

 

Q4. のどの違和感があると、がんの可能性がありますか?

A. 多くは良性の原因ですが、咽頭がんや食道がんで症状が出ることもあります。特に、飲み込みにくさが徐々に悪化する、体重が減る、血痰がある、声がれが続く、首のしこりがある場合は早めに検査を受けてください。

 

Q5. 食べ物がつかえる時は何科を受診すればよいですか?

A. 食べ物がのどや胸の奥でつかえる場合は、食道の病気が関係していることがあります。まず消化器内科で胃カメラを検討し、必要に応じて耳鼻咽喉科や食道専門施設と連携します。水分も通りにくい、嘔吐する、体重が減る場合は早めに受診してください。

 

Q6. 好酸球性食道炎は普通の胃カメラで分かりますか?

A. 胃カメラで特徴的な所見が見えることがありますが、見た目だけでは分かりにくいこともあります。疑わしい場合は食道粘膜から組織を採取し、病理検査で好酸球の増加を確認します。

 

Q7. 薬を飲んでものどの違和感が治らないのはなぜですか?

A. 逆流性食道炎の薬が効かない場合、逆流以外の原因が隠れていることがあります。好酸球性食道炎、食道アカラシア、食道カンジダ症、甲状腺疾患、咽喉頭異常感症などを再検討します。診断を見直すことで治療方針が変わることがあります。

 

Q8. 咽喉頭異常感症はストレスだけが原因ですか?

A. ストレスや緊張が関係することはありますが、それだけではありません。のどの知覚過敏、筋肉の緊張、睡眠不足、疲労、逆流、生活リズムなどが複合していることがあります。まず重大な病気がないか確認したうえで、症状に合わせて治療します。

 

Q9. N-katsuはどのような時に使いますか?

A. 当院では、咽喉頭異常感症やのどの知覚過敏が関係していると考えられる方に、治療選択肢の一つとしてN-katsuを使用することがあります。漢方薬や粘膜保護薬などと組み合わせ、症状や体質を見ながら調整します。

 

Q10. 巣鴨駅前胃腸内科クリニックでは当日相談できますか?

A. 予約なしでも受付時間内であれば診察可能です。ただし、混雑状況や検査内容によっては、当日の胃カメラやエコーが難しい場合があります。スムーズなご案内のため、WEB予約またはお電話での予約をおすすめします。

 

Q11. のどの違和感は治りますか??

A. 真性咽喉頭異常感症は時に難治性治で明確な治療法も確立されておらず、「気のせい」と言われて匙を投げられてしまうことも少なくありません。当院では前述の漢方治療に加え、神経薬や粘膜保護剤、N-katsuサプリなども組み合わせたハイブリッド治療を行ったり、本当に原因がない状態なのかを改めて検査したり、必要に応じて高次医療機関に紹介することで、他院で改善の見られなかった方も多くの場合で症状の改善を得ております。

 

巣鴨駅前胃腸内科ではWEB予約・電話予約を受け付けております。のどの違和感・つまりなどでお困りの方は一度ご相談ください。

お電話でのご相談・ご予約は03-5940-3833

また、のどの違和感が治りにくい原因についてはこちらもご覧ください。

●なぜのどの違和感は治らないの?その原因と治療法は?

実際の治療例

 

Case① 20代 男性 のどの違和感・つまったような感覚

【症状】

3か月ほど前から何となくのどの辺りの違和感が出始め、徐々にその違和感が強くなり、1カ月ほど前からはのどがつまったような感じになってきたとのことで、当初耳鼻科を受診されました。

耳鼻科で喉頭鏡(鼻から細いファイバースコープを入れてのどを観察する検査)の検査をしても異常はなく、「ストレスによるもの」と言われ様子を見るように言われましたが、やはり改善がなく症状が気になるとのことで当院を来院されました。

 

【診察】

「胸やけなどの症状はないが食後に痰が絡むような感覚もある」との訴えもあり、逆流性食道炎・咽喉頭逆流症などの胃酸逆流関連の症状と、またのどの違和感やつまったような感じは常にあるものの、仕事などに集中しているときは忘れることもあるとのことで、咽頭の知覚過敏も関連していると考えました。

 

【検査】

逆流性食道炎・咽喉頭逆流症などの病変が本当に起こっているが、のどにつまりの原因となる腫瘍などの出来物がないかなどを確かめるために胃カメラ(胃内視鏡)を行いました。

内視鏡では腫瘍などの病変はなく、図のように逆流性食道炎:グレードA※を認めました。

※逆流性食道炎の分類についてはこちらをご参照ください。

 

ただ、内視鏡上はのどの粘膜は正常で逆流による炎症は及んでいなかったため、やはり咽頭の知覚過敏もあると考えました。

(咽頭知覚過敏になると、通常の状態ではあまり気にならない程度の刺激・内視鏡でも所見にならない程度のわずかな胃酸逆流の刺激でも、違和感やつまりとして感じることがあります。)

 

【治療】

内視鏡で逆流性食道炎を認めたため胃酸の逆流を抑える薬と、のどの知覚過敏を抑える漢方薬を併用することとしました。

また合わせて胃酸の分泌過多・逆流を抑えるための生活習慣の改善を指導しました。

 

<治療内容>

1.制酸薬

胃酸の分泌過多を抑える薬です。胃酸分泌過多を適正化してくれることで逆流を抑えてくれます

今回はプロトンポンプ阻害薬(PPI)という薬を処方しました。

 

2.漢方薬

のどの知覚過敏を改善する薬です。

のどに病変がないにも関わらず、のどの症状がある方にはよく効いてくれます。

 

 3.生活習慣指導

ストレスが多く、ついついアルコールをたくさん飲んでしまうとのことでした。

アルコールは食道の運動機能を低下させ食道の内圧が下げてしまい逆流を起こしやすくするため、症状があるうちは控えて頂くようにしました。

 

また、忙しく時間がないせいで早食いになりがちとのことで、ゆっくりよく噛んで食べてもらうことも心掛けるようにしました。

早食いしてしまい、食べ物が大きい形のまま胃内に入ってくると消化に時間がかかり、胃内に滞留してしまい逆流性食道炎の一因となるためです。

 

【経過】

1週間後に再診して頂くと、食後のたんがらみはなくなり、のどの違和感もすこし程度と頻度が減ってきたとのことでした。

更にもう2週間薬を続けると、かなり症状がとれたとのことでした。

ただ、朝起きた時に少しのどの違和感を感じやすいとのことで、PPI(制酸剤)の服薬時間を寝る前に変更し夜間の酸分泌過多を抑えたところ、次の再診の時には朝の症状もなくなりのどの違和感はなくっていました。

生活習慣の改善も続けているとのことで、今度は薬を徐々に減らしていきましたが、症状の再燃はなく、そのまま薬は中止し、経過をみましたが、症状の再燃はありませんでした。

 

このように逆流性食道炎によるのどの違和感は薬で治療するとともに、生活習慣も改善していくことで再燃を防ぐことができ、薬も減らしていくことが出来ます。

 

また、逆流性食道炎の原因となる胃酸の分泌過多や胃の蠕動運動の低下には、胃内細菌叢なども関連しているといわれており、胃内細菌叢の改善や過剰な胃酸の分泌を正常な状態に保つ成分(胃由来の乳酸菌や生薬)を含んだサプリを服用して頂き、症状の再燃を抑えたり体質改善を行うこともあります。

※サプリは食品ですので、通常は副作用が出ることがなく、長期に安全に飲んで頂けるというメリットもあります。

▶ この症例に関連する病気について詳しくは胸やけの出ない逆流性食道炎の解説ページ をご覧ください。

 

Case② 40代 女性 のどに痰がへばりついた感じ 

【症状】

半年以上前からのどに痰がへばりついている感覚があり、耳鼻科を受診したが異常がないと言われ様子を見ていましたが、一向に改善がないとのことで来院されました。

 

【診察】【検査】

耳鼻科で喉頭ファイバーやアレルギー検査を受けたが異常はないとのことで、当院では食道疾患や甲状腺疾患などがないかを調べるため、胃内視鏡(胃カメラ)や甲状腺エコーを行いましたが、結果こちらも異常なく、特に病気で起こっているというよりは、咽喉頭の知覚過敏による、咽喉頭異常感症ではないかと考えました。

 

【治療】

咽頭・喉頭の知覚の異常は、咽喉頭異常感症や咽喉頭過敏症・ヒステリー球などと言われ、症状があるにも関わらず、調べても異常がない状態を指します。

当院ではそのような知覚過敏症と考えられる方には、

  • 漢方
  • 神経に作用する薬
  • 当院オリジナルサプリN-kastu

を用いた治療を行っております。

今回は副作用などが出にくい漢方を使用してまず治療を開始しました。

 

【経過】

治療を開始してしばらくは、あまり変化を感じなかったとのことでしたが、10日ほどするとのどについた感じが和らいだ感じがしてきて、2週間目の再診時には痰のへばりつき感が気にならない日も出てきたとのことでした。

そのまま漢方を継続してもらいましたが、改善効果が頭打ちになったとのことで、N-kastuを追加で飲んで頂いたところ、1か月ほど服用してもらうとほとんど症状はなくなったとのことでした。

N-kastuを飲んでから調子がよいとのことで、予防的に継続していただき、症状再燃時に漢方を飲んで頂くことにして、今回は一旦終了としました。

 

咽喉頭異常感症(知覚過敏症)には治療のガイドラインなどはなく、また特別な特効薬などもなく、治療に難渋することもありますが、漢方やサプリが効果を出してくれる場合も多々あります。

のどの知覚過敏症に効果があるとされる漢方は種類が多く、初回のものが効かない場合でも種類を変えたり、サプリと組み合わせることで効果を得られることがあり、症状を見ながら使用していきます。

▶関連ページ:【N-katsu】|院長が“のどの違和感外来”の現場から作ったオリジナルサプリ

▶ 「のどに痰がへばりつく感じ」が続く方は 痰が出ないのに喉にへばりつく原因 もあわせてご覧ください。

 

Case③ 40代 男性 食事中ののどや前胸部つまり感・降りて行かない感覚

【症状】

数か月ほど前から食事中に時々のどや胸のあたりがつまったり、下に降りて行かない感覚が出現。頻度が多くないので様子をみていましたが、最近頻度が増えてきたとのことで当院を来院されました。

 

【問診】

症状は食事中に毎回出るわけではなく、最初は2-3週間に1度くらい、最近は週に3-4回とのことでした。

食事の時以外は症状はほとんど感じないとのことで、食道病変による症状を考え胃カメラ(胃内視鏡)を行い状態を確認しました

 

【検査】

内視鏡では、アレルギーによる食道炎(好酸球性食道炎)を強く疑う所見を認めました。

確定診断のため生検を行い病理検査をしたところ、食道粘膜に多数の好酸球(アレルギーを起こしたときに出現する白血球の一種)を認め診断が確定しました。

 

【治療】

好酸球性食道炎とは食物によるアレルギー反応が主な原因と考えられていますが、調べてみてもアレルギーの元がはっきりとしないこともあります1)。

慢性的な炎症が起こることで食道の機能(蠕動して食事を胃に送る)が障害され、のどのつまり感や食事が降りて行かないような感覚が生じます。

アレルギー源が分かる場合は、アレルギーとなる食物を避けてもらうことが多いですが、わからない場合は薬物療法を行います。

今回のケースでもアレルギーの原因が特定できなかったため、投薬治療を行いました。

<治療内容>

1.制酸薬

好酸球性食道炎の約半数の方はプロトンポンプインヒビター(PPI)と呼ばれる胃酸を抑える薬で改善すると言われており今回も使用しました。

2.漢方薬

アレルギーを抑える漢方薬も有効との報告があり、薬自体の副作用も少ないため今回はPPIと併用して使用しました。

 

【経過】

投薬を開始してから数日間は症状があったものの、8日目くらいからは症状が出る頻度が減ったような感じがして、1か月経過する頃には症状がほぼ出なくなったとのことでした。

ただ、好酸球性食道炎は薬物療法で症状が落ち着いた場合でも、やめてしまうと1年以内に半数以上の方が再発してしまうため、しばらく薬は継続して様子を見る方針としました。

 

今回は幸いPPIと漢方の併用が非常によく効いてくれましたが、改善が乏しい場合はステロイドや免疫抑制剤などのアレルギー反応を強く抑える薬を併用し治療するケースもあります。

 

▶ 食事中のつかえ感・降りていかない感じがある方は 好酸球性食道炎の解説ページ もご覧ください。

 

Case④ 60代 女性 食べ物がのどにつまる 

【症状】

半年ほど前から「食べ物を食べると何となくのどのあたりにつまった感じ」を自覚しておられ、ここ最近は固形物を食べると吐いてしまうこともあるとのことで受診されました。

 

【診察】

訴えておられた症状の他に、体重が減ってきた・水分も通りにくい感じもする・熱いものがしみるなどの症状もあり、食道がんなどの悪性腫瘍の可能性も考えれ、直ちに胃カメラ(胃内視鏡)を行いました。

 

【検査】

内視鏡検査では上部食道に腫瘍を認め、病理検査で「食道がん」の診断でした。

食道がんが食道の内腔を圧迫し、食事の通り道を塞いでしまうことでつまり感が出ていた状態でした。

今回の場合は食道の上の方(上部食道)に腫瘍があったせいでのどのあたりのつまりとして自覚していたと考えられます。

 

【治療】

既に進行がんの状態であったので、食道外科の病院をご紹介させて頂き、同院で治療を行いました。

 

【経過】

幸いにも手術と放射線療法の組み合わせで治療することができ、その後は以前のように食事を摂ることが可能な状態にまで改善されています。

 

のどのつまり感は食道の悪性腫瘍(ガンや肉腫など)でも生じることがあります。

腫瘍性の病変の場合は進行性で放っておくと命を落とすこともあるため、症状がある場合はなるべく早期に胃カメラを受けてみることが大事になります。

▶飲み込みにくさや体重減少を伴う場合は 食道がんの解説ページ もご参照ください。

▶胃カメラのご予約はこちら【WEB予約】

 

Case⑤ 40代 女性 胸やけ・げっぷ・のどの違和感

【症状】

5-6年前から胸やけやげっぷ・のどの違和感を度々感じており、特に治療は受けずに様子を見ていましたが、ご家族から当院を勧められ受診されました。

 

【診察】

症状は食後に感じることが多いとのことで、症状と合わせて逆流性食道炎を疑いました。

胃内視鏡(胃カメラ)は一度も受けたことがないとのことで、まずは内視鏡を行いました。

 

【検査】

実際に内視鏡検査を行ったところ、やはり逆流性食道炎の所見を認めました。

 

【治療】

内視鏡上の炎症が中等度とやや目立つため、制酸剤や機能改善薬による内服治療を考えましたが、ご本人が「アレルギー体質なので、薬はなるべく飲みたくない」とのことで、まずは胃酸の分泌過多・逆流を抑えるための生活習慣の改善を行い、また、サプリであればご本人が抵抗がないとのことで、当院のオリジナルサプリi-katsuも飲んで頂き経過を見ることとしました。

※サプリは食品と同じ扱いであり通常は副作用が出ることがなく、長期の服用に関しても安全性が高いと考えられています。

 

<治療内容>

 1.生活習慣指導

アルコールが好きで、ほぼ毎日飲んでおり、寝酒もするとのことで、休肝日をしっかりとつくること寝酒はやめることを徹底してもらいました。

※アルコール摂取により、胃酸分泌を促進させたり食道運動機能が低下し胃からの逆流が起こりやすくなります。

 

2.サプリ(i-katsu)

i-katsuの成分の一つであるLJ88は必要以上に胃酸を抑えることなく、過剰な部分の胃酸分泌抑制し、胃酸の状態を適正化してくれます。

また、麦芽や大根の種といった生薬は消化促進作用や胃腸の運動促進があり、胃酸の逆流を抑えてくれることが期待されます。

 

【経過】

2週間後の再診の際に状態を伺うと、症状は少しづつ良くなってきたが、まだ続いているとのことで、引き続き減酒とサプリを続けてみることとしまた。

さらに1か月後の再診時には症状がだいぶ軽くなり、食後のげっぷが少し気になる程度まで改善し、3か月後の再診時には症状はほとんど良くなっていました。

アルコールは引き続き休肝日を作ることと寝酒をやめることを続けて頂き、ご本人がサプリは続けたいとのことで続けてもらい、6か月後に経過チェックのため内視鏡を再検しました。

内視鏡上は炎症はかなり改善しており、ほぼ傷痕になっている状態でした。

そして、1年後の内視鏡検査では炎症は改善しており、症状の再燃もなく、現在も節度ある飲酒とサプリを続けています。

▶関連ページ:なぜ逆流性食道炎に「i-katsu」が効くのか?

 

Case⑥ 40代 女性 食べ物がつまる

【症状】

数年前から食事が詰まるような感じを自覚しており、1年ほど前から悪化。のどから胸のあたりに食事が詰まって降りて行かない感じが強くなり、たまに嘔吐してしまうこともあり、医療機関を数軒受診し、内視鏡検査(胃カメラ)も2回ほど受けましたが異常なしとの診断でした。ストレスによるもと言われ、薬を出されましたが、一向に改善しないとのことで当院を受診されました。

 

【問診】

症状が出るのは食事の時のみで、嚥下(ものを飲み込むこと)事態は問題なく、のどから下で詰まっているような状態とのことでした。

症状からは食道の通過障害などが疑われ、ご本人と相談し、再度胃カメラを行い状態を見てみることとしました。

 

【検査】

胃カメラを行うと、上部~下部食道に拡張を認め食道内に水分が貯留している状態で、胃と食道のつなぎ目に狭窄を認め、症状の原因と考えました。

内視鏡や生検でも悪性の所見はなく、食道アカラシアと診断しました。

食道アカラシアとは、胃と食道のつなぎ目の括約筋が異常に収縮してしまい狭窄して通過障害を起こす病気です。

固形物が通りにくくなることで、つまり感が起こったり、実際に嘔吐してしまうなどの症状が出ます。

 

【治療】【経過】

アカラシアに対しては、異常に収縮した括約筋を内視鏡で切開するという治療があり、アカラシアを根本的に改善してくれます。

入院が必要となる治療のため、対応可能な高次医療機関に紹介し、治療を受けて頂きました。

治療後から症状は速やかに消失し、現在もつまり感などは一切感じない状態となっておられます。

 

アカラシアは内視鏡で疑い、造影検査や食道の内圧測定などで確定診断をつけますが、比較的稀な疾患のため内視鏡医も遭遇する機会が少なく、今回のように複数の施設の内視鏡で気づかれずに見逃されているケースもあります。

内視鏡で異常がないと言われても症状が改善ない場合には、専門施設での内視鏡を受けることも重要です。

▶ 食べ物がつまる・吐いてしまう症状がある方は 食道アカラシアの解説ページ もご覧ください。

 

Case⑦ 50代 男性 飲み込む時の違和感

【症状】

2か月前から食事の際に食べたものを飲み込んだ時に降りていかないような感じのつかえ感・違和感がするとのことで来院されました。

 

【診察】

症状からすると咽頭や食道疾患の可能性があり、内視鏡検査(胃カメラ)検査を行うこととしました。

 

【検査】

内視鏡検査では咽頭に白斑を認め、咽頭カンジダ症と診断しました。

実際の内視鏡写真 青点線の内側の白斑がカンジダの所見です

 

【治療】

カンジダ症はもともと口腔内や食道内にいる常在菌です。通常の状態だと内視鏡で視認はできませんが、繁殖しすると白斑として認識できます。

症状がなければ経過観察することもありますが、今回のようにつまり感などがあるケースでは投薬による治療を行います。

<治療内容>

カンジダ菌に効果のある抗真菌薬の服用。

 

【経過】

薬を飲み始めて4-5日目からつかえ感の症状は和らぎ、2週間後の再診の際には症状はすっかり改善したとのことでした。

カンジダ症は診断がつけば投薬にて改善することがほとんどなので、今回のように嚥下時の飲み込みにくさなどの症状があるときはカンジダを疑い内視鏡検査を行うことが重要です。

▶ 飲み込む時の違和感や白斑を指摘された方は 食道カンジダ症の解説ページ もご参照ください。

 

Case⑧ 20代 女性 突然数日前から食べ物がつまる

【症状】

4日ほど前から食べ物が突然のどの下のあたりで詰まるようになったとのことで来院されました。

 

【診察】

飲み込み自体は問題なく、飲み込んだ後にのどの下に詰まる感じがするとのことで何らかの食道疾患を考え内視鏡検査(胃カメラ)検査を行うこととしました。

 

【検査】

内視鏡検査ではのどを越えてすぐの上部食道に潰瘍を認め症状の原因と判断しました。

潰瘍部分の通過時の刺激や実際に潰瘍部分に食べ物がひっかかてしまい症状を引き起こしていると考えます。

【治療】

詳しく話を聞くと、症状が出る前日に美容サプリを少量の水で飲んで少し詰まったような感じがあったが気にせずに就寝してしまったとのことで、食道にサプリが停留してしまい粘膜に傷害を与えて潰瘍化してしまったと考えられます。

このような潰瘍に対しては粘膜保護剤などの投薬と、潰瘍部分を刺激しないように熱い物や辛い物などの摂食を控えて頂き経過を見ます。

<治療内容>

潰瘍に対しての投薬治療、刺激物やアルコールを避ける

 

【経過】

治療を行って3日目くらいから症状が徐々に改善し、1週間後の再診の際にはほとんど感じない状態まで改善していたとのことでした。

突然始まるのどや胸のつまりの症状は病気のことも多く、診断がつけば速やかに治療ができるため早めに医療機関を受診し胃カメラなどの検査を受けることが重要です。

のどの違和感でお悩みの方へ

のどの違和感・つかえ感の原因は、逆流、アレルギー、感染、食道の動きの異常、腫瘍、甲状腺・リンパ節の病変、機能的な異常感症などさまざまです。 症状が続く方、耳鼻科で異常なしと言われても改善しない方は、胃カメラやエコーを含めて原因を整理していくことが大切です。

巣鴨駅前胃腸内科クリニックでは、胃カメラ、咽喉頭観察、甲状腺エコーなどを組み合わせ、のどの違和感の原因を一つずつ確認します。耳鼻科で異常なしと言われた方、逆流性食道炎の薬で改善しなかった方も、お気軽にご相談ください。

お電話でのご相談・ご予約は03-5940-3833

のどの違和感を原因・症状別にさらに詳しく読む

このページでは、のどの違和感・つかえ感の全体像を解説しました。 気になる症状や考えられる原因がある方は、以下のページもあわせてご覧ください。

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医師紹介・アクセス・診療時間

神谷雄介(かみや ゆうすけ)院長

📍経歴

国立佐賀大学医学部卒業後、消化器内科・内視鏡内科の道を歩み始め、

消化器・胃腸疾患の患者さんが数多く集まる戸畑共立病院・板橋中央総合病院・平塚胃腸病院にて研鑽を積む。

胃もたれや便通異常といった一般的な症状から、炎症性腸疾患や消化器がん治療まで幅広く診療を行いながら、

内視鏡専門医として年間3000件弱の内視鏡検査、および早期がんの高度な内視鏡治療まで数千件の内視鏡治療を施行。

2016年4月に巣鴨駅前胃腸内科クリニックを開業。

内視鏡検査だけでなく、胃痛・腹痛・胸やけや下痢などの胃腸症状専門外来や、がんの予防・早期発見に力を入れている。

  • 日本内科学会認定医
  • 日本消化器病学会専門医
  • 日本消化器内視鏡学会専門医

🩺 診療にあたっての想い

胃や大腸の病気は、早期発見・早期治療がとても重要です。

「気になるけれど、どこに相談したらよいかわからない」「検査は怖いし、つらそうで不安」

そんな方にも安心して診察や検査を頂けるような診療を心がけております。お気軽にご相談ください。

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